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【今日の季語2882】手荒(てあ)れ:三冬の生活季語「手足荒る」の傍題で、「指荒れ」「肌荒れ」などの形でも用いられる。空気の乾燥する冬は肌の潤いが失われ、かさついた状態になりやすい。◆ヘルパーの手荒れ労り夫(つま)託す(細川玲子) #jhaiku #kigo
11-18 05:00

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【今日の季語2881:別記】本題からは芭蕉の「旅人と我が名呼ばれん初しぐれ」「初しぐれ猿も小蓑をほしげなり」などの名吟が浮かんでくるが、あえて王朝時代を独壇場とする蕪村句を選んだ。それを思わせる人物をズームアップ風に捉えた画家の目を感じさせる一句。 #jhaiku #kigo
11-17 05:01

【今日の季語2881】初時雨(はつしぐれ):その年に初めて降る通り雨をいう初冬の天文季語。「時雨」は単独でも同季の扱いを受けるが、「初」字にはついに冬がやってきたという感慨が籠もる。◆初しぐれ眉に烏帽子の雫かな(蕪村) #jhaiku #kigo
11-17 05:00

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【今日の季語2880】滝涸(か)る:三冬の地理季語「水涸る」の傍題の一つで「涸滝(かれだき)」の名詞形でも。水源地の氷結などによって滝の水量が乏しくなったり、落下が止まったりした姿をいう。◆倒木に獣の匂ひ滝涸るる(加藤寒曠) #jhaiku #kigo
11-16 05:00

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【今日の季語2879:別記】「ちり鍋」の呼称は、熱湯に入れた魚肉がちりちりとちぢれるところから出たものとされ、当初は単に「ちり」と呼ばれた。これに「鍋」を付けるようになったのは、魚肉を蒸した「ちり蒸」と区別したことによるか。 #jhaiku #kigo
11-15 05:01

【今日の季語2879】鱈(たら)ちり:三冬の生活季語「ちり鍋」の個別傍題の一つ。漁期を迎える新鮮なタラの肉をぶつ切りにして豆腐や野菜を入れて食する。この時季の代表的な家庭料理の一つ。◆鱈ちりや波の浮寝の酔に入り(上田五千石) #jhaiku #kigo
11-15 05:00

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【今日の季語2878:別記②】例句の「星…三つ」は同季の天文季語「オリオン」の異名傍題にあたる「三つ星」を指す。これに組型や髪形に用いる「三つ編み」を効かせて「枯枝に編み込む」とした措辞の繊細な面白さ。 #jhaiku #kigo
11-14 05:02

【今日の季語2878:別記①】「枯枝」は「目を細むあまり枯枝の細かさに(松本たかし)」に見るように「かれえ」の読みに従うこともある。《枝》を指す古語にはエダに先行する古形エがあり、カレエはこれを用いたものである。 #jhaiku #kigo
11-14 05:01

【今日の季語2878】枯枝(かれえだ):三冬の植物季語で「裸木」「枯木立」などと並ぶ「枯木(かれき)」の傍題。葉を落として枯れたように見える枝ばかりでなく、枯死して地に落ちた枝をいうのにも用いる。◆枯枝に編み込む星やいつも三つ(対馬康子) #jhaiku #kigo
11-14 05:00

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【今日の季語2877:別記③】古辞書『和名類聚抄』<934頃>飲食部「未醤」の項には「高麗醤」に「美蘇(みそ)」の和訓が見え、これを古代朝鮮語「蜜祖」から出たものと解する新井白石などの説がある。これに従えば「味噌」はこの別字表記にあたると考えられる。 #jhaiku #kigo
11-13 05:30

【今日の季語2877:別記②】「未醤(ミシャウ)」の拗音シャウが和様化したとすればサウの形が期待され、これがソに転じたと見るところに無理がある。一方『日本三代実録』<901>にはすでに現行の「味噌」の表記が見えるところから、漢語「未醤」とは別に作られた和製漢語の可能性もある。 #jhaiku #kigo
11-13 05:25

【今日の季語2877:別記①】古文献には「未醤(=未ダ醤ナラザルモノ)」の字を当てた例が見られ、古形は「醤(ひしお)」に近い食品であったらしい。ミソの呼称はこの音読形から生まれたとも考えられるもののなお疑いが残る。 #jhaiku #kigo
11-13 05:01

【今日の季語2877】味噌仕込(みそしこ)む:三冬の生活季語「味噌搗(みそつき)」の傍題で「味噌造る」などとも。収穫した大豆をよく煮た後それを搗き、麹・塩を加えて熟成させる。翌年秋には食べ頃になる。◆老いてより夫婦気の合ふ味噌仕込み(古賀まり子) #jhaiku #kigo
11-13 05:00

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【今日の季語2876】冬浜(ふゆはま):三冬の地理季語で「冬の浜」「冬渚」などとも。季を表す語を冠した「浜」の季語は各季にあり、それぞれの時季に応じて趣を変える。冬のそれは寂寞とした景色が相応しい。◆冬浜や浪に途切れし轍(わだち)あと(松本たかし) #jhaiku #kigo
11-12 05:00

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【今日の季語2875:別記④】しかし上掲の付合にも見るように、この成語は古くからハラヅツミの形でも用いられていた。これは連濁の通則に従ってツヅミの初拍を濁音化させたものの、濁音連続忌避の意識が働いて二拍目の濁音を清音に替えたものと解される。 #jhaiku #kigo
11-11 05:15

【今日の季語2875:別記③】コヅツミ(小包)におけるヅは、二語が熟合する際に生じる"連濁"によるものであるが、ツヅミ(鼓)のように二拍目に濁音が来る語ではそれが妨げられて、ハラツヅミのツのように清音形を保つのが通例である。 #jhaiku #kigo
11-11 05:11

【今日の季語2875:別記②】俳諧集『新撰犬筑波集』<1532頃>に「下手猿楽に似たる化け物 拍子にも合はぬ狸のはらづつみ」の付合があるところから、これがタヌキのしぐさとされるようになったのは中世以降のことと見られる。 #jhaiku #kigo
11-11 05:02

【今日の季語2875:別記①】タヌキが月夜などに鼓の音を真似て打つことをいう成語「腹鼓(はらつづみ)」は、古くは庶民が善政によって食に満ちた腹を打ち鳴らすことを言う中国の故事「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」の意に用いられた。 #jhaiku #kigo
11-11 05:01

【今日の季語2875】狸(たぬき):三冬の生類季語。キツネと同じイヌ科の動物で山野に生息するが、都市部に姿を見せることも珍しくない。童謡やお伽噺などで親しまれるようになるのは後世のことで、かつては「狐狸妖怪」として恐れられた。◆風落ちて狸穴より夜となれり(安達実生子) #jhaiku #kigo
11-11 05:00

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【今日の季語2874】冬日(ふゆび):三冬の季語で「冬日向」「冬日差」などとも。別題の「冬の日」が《冬の一日》の意の時候季語であるのに対してこちらは冬の太陽や陽射しを指す天文季語として用いられる。◆金色を冬日はぐくみゐたりけり(松崎鉄之介) #jhaiku #kigo
11-10 05:00

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11/09のツイートまとめ
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【今日の季語2873:別記】この夜着の名は『御湯殿上日記』天正一六年<1588>の記事に見えるところから、この頃には存在していたことが知られる。「かい」は「かき(掻)」から変化した強意の接頭語で、実質的な意味は「寝巻」に類例を見る「まき(巻)」にある。 #jhaiku #kigo
11-09 05:01

【今日の季語2873】掻巻(かいまき):三冬の生活季語「夜着」の傍題の一つ。袖のついた綿入れ寝具。掛布団として用いたり、「どてら」のように袖を通して室内で着用することもできる。◆掻巻やざぶんざぶんと湖の波(川崎展宏) #jhaiku #kigo
11-09 05:00

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【今日の季語2872:別記】この季材は、その枯衰の姿を冬に相応しいものとして当季に配されたものであろうが、実際は季を問わず存在するので他季に併用されることも珍しくない。#jhaiku #kigo
11-08 05:01

【今日の季語2872】朽葉(くちば):三冬の植物季語。同季別題の「枯葉」や「落葉」が年月を経て朽ち果てたものをいう。地上ばかりでなく水底に堆積したものについて用いることもある。◆山の井に色よきままの朽葉かな(素外) #jhaiku #kigo
11-08 05:00

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【今日の季語2871:別記】旧暦の朔日(ついたち)の語源が《新たな月になる》意の「ツキ(月)タチ(立)」にあることからも知られるように、動詞「立つ」は四季を表す語を冠してその始まりをいうのに用いられる。 #jhaiku #kigo
11-07 05:01

【今日の季語2871】冬立(ふゆた)つ:二十四節気季語の一つ「立冬」の訓読形傍題で「冬来(ふゆきた)る」「今朝の冬」などとも。別題「木枯し」が吹き始めて季節は次第に冬の様相を呈する。◆爪剪れば冬立つ窓へ光り飛ぶ(鈴木真砂女) #jhaiku #kigo
11-07 05:00

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11/06のツイートまとめ
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【今日の季語2870】紫雲英蒔(げんげま)く:晩秋の生活季語。「蓮華草」の別名もあるこの植物は、刈入れの終わった田の緑肥としてこの時季に蒔かれ、仲春の田園に美しい春の彩りを添えてきた。◆紫雲英蒔く川原に所番地なし(阪本坂水) #jhaiku #kigo
11-06 05:00

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11/05のツイートまとめ
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【今日の季語2869:別記】例句はこの鳥の縞模様がミズナラの樹の模様に溶け込んでいて、鳥の動きによってその所在を知った、その軽い驚きを樹の縞が動いたと言い留めたところが句眼。 #jhaiku #kigo
11-05 05:01

【今日の季語2869】小啄木鳥(こげら):三秋の鳥類季語「啄木鳥」の個別名傍題の一つ。キツツキ科の中ではもっとも小さいところから古称「けら」に「こ(小)」を冠してこう呼ばれ、樹木の多い都市部にも姿を見せる。◆水楢の縞の動きて小啄木鳥をり(堀口星眠) #jhaiku #kigo
11-05 05:00

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11/04のツイートまとめ
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【今日の季語2868:別記】例句が吹きガラス製作の場景を詠んだことは一読して明らか。いまだ形を成さぬ段階にあるガラス塊を、《生まれぬ前》をいう仏教語「未生(みしょう)」を用いて「火玉」に繋いだ、その思い切りの良い運辞が季語と響き合って効果的。 #jhaiku #kigo
11-04 05:01

【今日の季語2868】秋気澄(しゅうきす)む:三秋の時候季語「秋気」の傍題。「澄む」は別題「秋澄む」の他、「空・水・山・物の音」と結んで用いられすべて秋に属する。この動詞の秋季との親和性を示すものである。◆ガラスまだ未生の火玉秋気澄む(いのうえかつこ) #jhaiku #kigo
11-04 05:00

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【今日の季語2867】夜学(やがく):三秋の生活季語。傍題の「夜学生」「夜学校」が示すようにかつては昼間働く人の学ぶ場を指すことが多かったが、秋灯下にひとり勉学や読書に励む意に用いることもできる。◆ややありて遠き夜学の灯も消えぬ(谷野予志) #jhaiku #kigo
11-03 05:00

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11/02のツイートまとめ
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【今日の季語2866:別記】中世の連歌論書『至宝抄』<1585>では、冬の「時雨」に対して、秋の具材の一つ「露」を結んで当季に転じたものとされており、当時はこのような解釈もあったことを示している。 #jhaiku #kigo
11-02 05:01

【今日の季語2866】露時雨(つゆしぐれ):晩秋の天文季語。露が一面に降りて時雨が降ったようになる状態にも、草木の葉などに溜まった露の滴るさまが時雨の降るようであることを表すにも用いられる。◆石仏の目より零るる露しぐれ(齋藤幸子) #jhaiku #kigo
11-02 05:00

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【今日の季語2865:別記②】これに用いる「玉章」の漢字表記は書簡の美称にあたる漢語で、これを類同の機能を有する和語タマヅサの熟字表記としたもの。これが植物名に転じてもその点はそのまま継承された。 #jhaiku #kigo
11-01 05:02

【今日の季語2865:別記①】この呼び名は《手紙》の美称にあたる古語タマアヅサ(玉梓)の短略形タマヅサから出たもので、カラスウリの種の形状が恋文などの結び文の形を思わせるところからこの雅称が生まれた。 #jhaiku #kigo
11-01 05:01

【今日の季語2865】玉章(たまずさ):晩秋の植物季語「烏瓜」の傍題。本来はカラスウリの種の呼称であったのが、転じて本体そのものを指すようになった。◆玉章の一つ残りし赤さかな(田中 章) #jhaiku #kigo
11-01 05:00

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【今日の季語2864:別記】「仏掌」の熟字表記は、このイモの断面が仏像の手のひらの形に似ているところから生まれたもの。貝原益軒の編んだ『大和本草』<1709>に「仏掌薯(ツクネイモ)」とあるのが早い例で、この頃に案出された和製の漢字表記と見られる。 #jhaiku #kigo
10-31 05:01

【今日の季語2864】仏掌薯(つくねいも):三秋の植物季語。ヤマノイモ科の一種でナガイモなどと同じ栽培種。粘りが強く摺り下ろして「捏(つく)ね」料理に用いるところからこの名で呼ばれる。◆瀬音聞く初瀬の宿のつくねいも(木村雅子) #jhaiku #kigo
10-31 05:00

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10/30のツイートまとめ
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【今日の季語2863:別記】「小寒」を音読すれば晩冬の二十四節気季語になるが、和語形「こさむ」を用いた季語は本語以外には存在しない。五拍語である点も句の上下に収まりがよい。 #jhaiku #kigo
10-30 05:01

【今日の季語2863】秋小寒(あきこさむ):晩秋の時候季語「秋寒(あきさむ)」の傍題。冬の寒さほどではないものの、衣類がもう一枚欲しいほどの寒さをいう。◆秋小寒耳に憑(つ)きたる水の音(星野麥丘人) #jhaiku #kigo
10-30 05:00

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