07/17のツイートまとめ
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【今日の季語3123:別記①改訂】ウツセミはウツソミが原形で、《この世に生きている人間》や《現世》の意を表し、セミとは無関係の語であったのが、後にウツセミに転じたところから「ウツ(空)セミ(蝉)」の意に解され、新たな語義が生まれた。 #jhaiku #kigo
07-17 06:22

【今日の季語3123:別記④】現代では、これとは別にウツシミ(現身)を用いることもあるが、中世以前には使用例を見ない。これはウツセミの本義を誤解した近世国学者の手になる幻の疑似古語が後に文章語として定着したもの。 #jhaiku #kigo
07-17 05:05

【今日の季語3123:別記③】万葉集では原義を表すのにウツソミ・ウツセミの両形が併用され、後者については「空蝉」「虚蝉」などの借訓表記も見られる。これが平安期以降に《蝉の抜け殻》の意に誤解される素地となったのであろう。 #jhaiku #kigo
07-17 05:04

【今日の季語3123:別記②】近現代俳句にも、本季語を上記の原義に用いた例は僅かながら存在する。「うつせみを裸になつて晝寝哉(会津八一)」「黄泉の子もうつせみの子も白絣(能村登四郎)」などはその一例。 #jhaiku #kigo
07-17 05:04

【今日の季語3123:別記①】ウツセミは本来《この世に生きている人間》や《現世》の意を表し、セミとは無関係の語であったのが、その語形がウツセミに転じたところから「ウツ(空)セミ(蝉)」の意に解され、新たな語義が生まれた。 #jhaiku #kigo
07-17 05:04

【今日の季語3123<201】空蝉(うつせみ):晩夏の生類季語で「蝉の殻」などとも。地中で数年を経た蝉の幼虫が、地表に出て樹上などで脱皮をした後に残った抜け殻。古歌では虚しいことの喩えなどに多く用いられた。◆いつか壊れる空蝉という置き手紙(芹沢愛子) #jhaiku #kigo
07-17 05:00

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07/16のツイートまとめ
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【今日の季語3122:別記②】例句の「夢千代」は1981年以降NHKのテレビドラマ「夢千代日記」で置屋の女将を演じた吉永小百合の役名で、これに秋吉久美子の演ずる「金魚」の芸者名を絡めたものであろう。居酒屋らしい気分が漂う命名。#jhaiku #kigo
07-16 05:02

【今日の季語3122:別記①】金魚の原産地は中国浙江省とされ、日本に輸入されたのは16世紀初頭頃と見られる。『日葡辞書』<1603> に「Qinguio(キンギョ). 魚の一種」とあるのが比較的早い文献例。#jhaiku #kigo
07-16 05:01

【今日の季語3122<200】金魚(きんぎょ):三夏の生類季語で「蘭鋳(らんちゅう)」「出目金」などの個別名傍題も。かつては同季別題「金魚売」の、天秤棒に金魚桶を担い売り歩く声が、街に夏の到来を思わせた。◆居酒屋に棲む夢千代といふ金魚(山下かず子) #jhaiku #kigo
07-16 05:00

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07/15のツイートまとめ
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【今日の季語3121<199】青柿(あおがき):晩夏の植物季語で「柿青し」「柿青む」の用言形傍題も。生い茂る葉に隠れてあまり目立たないが、柿の青い実がひっそりと育っている。樹下には実りの前に落ちた小ぶりの実も。◆青柿の蔕(へた)より青き月夜かな(真鍋呉夫) #jhaiku #kigo
07-15 05:00

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07/14のツイートまとめ
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【今日の季語3120<198】巴里祭(パリさい):晩夏の生活季語で「パリー祭」の五拍形でも。フランス革命の発端となった7月14日を建国記念の祭日として祝う。この呼び名はルネ・クレール監督の映画の邦訳題名に由来する。◆席いつもふたつづつ空く巴里祭(橋本榮治) #jhaiku #kigo
07-14 05:00

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07/13のツイートまとめ
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【今日の季語3119:別記】この生類の例句は意外に少ない。「蛸壺やはかなき夢を夏の月(芭蕉)」は広く知られるが、本句の季題は「夏の月」で「蛸壷」は無季の扱いを受けたことを示している。 #jhaiku #kigo
07-13 05:01

【今日の季語3119<197】蛸・章魚(たこ):三夏の生類季語。これを捕獲する「蛸壷」も同季の生活季語として傍題に。明石の蛸が賞翫され、ことに夏の味をよしとする。◆章魚沈むそのとき海の色をして(上村占魚) #jhaiku #kigo
07-13 05:00

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07/12のツイートまとめ
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【今日の季語3118:別記③】漢字伝来当時の「心」の末尾字音は[ -n ]ではなく[ -m ]で、日本ではこれに母音[ i ]を添えてミの音形に和様化して受容したところからトウジミの語形が生まれ、これが後にトウスミに転じた。 #jhaiku #kigo
07-12 05:18

【今日の季語3118:別記②】平安期の古辞書『倭名類聚鈔』(934頃成立)燈火部所収「燈心」の項には、「度宇之美(トウジミ)」の和訓に「燈心ノ音訛也」の語注が施されてあり、正音トウシンの和様化したこの語形を用いていたことが知られる。 #jhaiku #kigo
07-12 05:02

【今日の季語3118:別記①】トウスミとは、古く燈油に浸して火を点すのに用いられた「燈心(トウシン)」の古い語形から転じたもので、糸蜻蛉の細い胴体をこの日用品に見立てた比喩的呼称にあたる。 #jhaiku #kigo
07-12 05:01

【今日の季語3118<196】糸蜻蛉(いととんぼ):三夏の生類季語。体が糸のように細いところからこの名が出た。別名「とうすみ蜻蛉」や、その省略形「とうすみ」などの傍題も。◆糸とんぼ水のいのちに触れにくる(川村祥子) #jhaiku #kigo
07-12 05:00

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07/11のツイートまとめ
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【今日の季語3117<193】虎が雨(とらがあめ):仲夏の天文季語で「虎が涙」などとも。陰暦五月廿八日の今日は曾我兄弟の討たれた日。兄十郎の愛人大磯の遊女虎御前の流した涙からこの日は雨になることが多いとされる。◆虎が雨晴れて小磯の夕日かな(内藤鳴雪) #jhaiku #kigo
07-11 05:00

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07/10のツイートまとめ
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【今日の季語3116:別記】この三字漢語は漢語傍題「紫微」の別名にあたる。コリア語でもこの字音読み「百(シプ)日(イル)紅(ホン)」の縮約形「シビルホン」を用いる。 #jhaiku #kigo
07-10 05:01

【今日の季語3116<195】百日紅(さるすべり):仲夏の植物季語。「ひゃくじつこう」の音読形傍題も。中国南部から江戸期に渡来した花で、盛りが長いことを表す漢語に、木肌が滑らかで猿も滑りそうに見える意を表す熟字訓をあてた。◆きらきらと照るや野寺の百日紅(正岡子規) #jhaiku #kigo
07-10 05:00

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07/09のツイートまとめ
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【今日の季語3115<194】網戸(あみど):三夏の生活季語。現代ではアルミサッシ建具にはめられたままで季節感はほとんど失われてしまったが、かつては夏の間だけ用い、他季には外して物置などに納められるものであった。◆網戸より出でほんたうの風に会ふ(山下真弓) #jhaiku #kigo
07-09 05:00

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【今日の季語3114<192】夏痩(なつやせ):三夏の生活季語で「夏負け」とも。高温多湿のこの時季は睡眠不足に加えて食欲も衰えがち。そのために体重が減ることがあるのをこのように称する。◆夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり(三橋鷹女) #jhaiku #kigo
07-08 05:00

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【今日の季語3113<191】小暑(しょうしょ):二十四節気季語の一つ。極暑三十日の前半にあたる時季がこの日から始まる。梅雨の明けない年はまださほどの暑さではないが、すでにそれを過ぎた今夏の異常気象には用心が必要。◆青柚子に青き棘ある小暑かな(飯田龍太) #jhaiku #kigo
07-07 05:00

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【今日の季語3112<190】蝸牛(かたつむり):三夏の生類季語で[かたつぶり」「ででむし」「まいまい」などの異名傍題も。古くから歌謡や童謡に歌われ、子どもの遊び相手として親しまれてきた。◆かたつむり甲斐も信濃も雨のなか(飯田龍太) #jhaiku #kigo
07-06 05:00

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07/05のツイートまとめ
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【今日の季語3111<189】水羊羹(みずようかん):三夏の生活季語。小豆餡に寒天を混ぜ合わせて作る夏向きの生菓子。桜の青葉などに載せられた切目正しい姿と仄かな甘味が涼しさを呼ぶ。◆皿くもるまで冷やされて水羊羹(山片孝子) #jhaiku #kigo
07-05 05:00

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【今日の季語3110:別記②】この女性名からは『奥の細道』に収める芭蕉句「象潟や雨に西施がねぶの花」も想起される。両句を味わい比べてみると、句材に対する目の向け方の相違がありありと感じられて一興を覚える。 #jhaiku #kigo
07-04 05:02

【今日の季語3110:別記】蕪村句の「美人」には中国春秋時代の美女「西施」の面影が漂う。彼女が咳き込んで顰めた顔付きまでも美しいとして他の女が真似をしたという「顰(ひそ)みに倣(なら)う」の故事を踏まえて、美人が眉を「集めた」と表現したところに句眼が。 #jhaiku #kigo
07-04 05:01

【今日の季語3110<188】青梅(あおうめ):仲夏の植物季語で「梅の実」「実梅(みうめ)」などの傍題も。梅雨の頃に青い実を太らせ、黄熟して実梅となったものは「梅酒」や「梅干」などの材料に。◆青梅に眉あつめたる美人かな(蕪村) #jhaiku #kigo
07-04 05:00

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【今日の季語3109:別記②】《蜘蛛の巣》を指す同季類題クモノイは、一般には「蜘蛛の囲」と表記されるが、イは《巣》を指す和語でこれにヰの字音を有する「囲」を用いるのは宛字。クモを"囲む"ように張り巡らされた巣の姿への連想が働いて生まれたものであろう。 #jhaiku #kigo
07-03 05:20

【今日の季語3109:別記①】クモの異名ササガニは、クモに掛かる枕詞「ささがにの」から出たとされるが、その源流にあたる日本書紀歌謡には「ササガネの蜘蛛」とあり、本来は《笹が根》の意であったものが《笹蟹》の意に解され、枕詞に転じたものと見られる。 #jhaiku #kigo
07-03 05:18

【今日の季語3109<187】蜘蛛(くも):三夏の生類季語で「女郎蜘蛛」などの個別名傍題も。姿の奇怪さから敬遠されがちだが、人に害を与える虫を捕食する肉食性の節足動物。日本だけでも千を越す種類が分布する。◆蜘蛛夜々に肥えゆき月にまたがりぬ(加藤楸邨) #jhaiku #kigo
07-03 05:00

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【今日の季語3108<551】噴水(ふんすい):三夏の生活季語で「吹上げ」の和語傍題も。公園の池などに仕掛けられた水を噴き上げる装置。日本では明治十年の第一回勧業博覧会で公開されたのが始まりとされる。◆崩るると見せて噴水立ち上がる(成井 侃) #jhaiku #kigo
07-02 05:00

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【今日の季語3107<185】山開(やまびらき):仲夏から晩夏に亘る生活季語で「開山祭」の傍題も。山岳信仰に守られた霊山は一般人の立ち入りが禁じられていたが、夏季の一定期間に解除されたところからこの習俗が生まれた。◆山彦を呼び出してゐる山開き(小野 怜) #jhaiku #kigo
07-01 05:00

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【今日の季語3106:別記②】日本ではこの虫に「孑孑」「孑子」などの漢字を当てるが、「孑孒(ゲッキョウ)」が本来の漢名表記で、その二文字目を誤って用いたものが定着した。 #jhaiku #kigo
06-30 05:02

【今日の季語3106:別記①】後に本来の呼び名から「虫」が省かれてボウフリとなり、さらにボウフラに転じた。フリがフラに変化したのは、この虫の泳ぐ姿を擬態語フラフラと結び付ける語源解が働いたことによるものであろう。 #jhaiku #kigo
06-30 05:01

【今日の季語3106<184】孑孑(ぼうふら):蚊の幼虫をいう三夏の生類季語。わずかな水たまりがあればどこでも発生する。水中で体を屈伸させて泳ぐ姿が棒を振る様子に似るところから生まれた「棒振虫」の名が語源と見られる。◆孑孑を覗きてうつるほつれ髪(山口誓子) #jhaiku #kigo
06-30 05:00

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【今日の季語3105:別記】例句の「一夜(ひとよ)さ」の「さ」は形式的な助辞で、《夜が来る時分》意を表す「夜さり」の語尾が脱落して生まれたもの。この「さり」は、ユフ(夕)サリやこれにヨ(夜)の混入したヨウサリなどにも見られる。 #jhaiku #kigo
06-29 05:01

【今日の季語3105<183】出水(でみず):仲夏の地理季語で「梅雨出水」などの傍題も。梅雨末期の豪雨による河川の氾濫を指し、ことに西日本ではその被害を被ることが多い。台風シーズンの出水には「秋出水」の呼称を用いる。◆一夜さに出水一湾濁したり(千田一路) #jhaiku #kigo
06-29 05:00

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【今日の季語3104:別記②】この花の漢字表記「杜若」は、中国でヤブミョウガを指す漢名を誤って借用したもの。また「燕子花」の熟字を花名に用いることもあるが、これもまた、その姿が飛燕に似るところから生まれたツルクサの一種を指す漢名。 #jhaiku #kigo
06-28 05:02

【今日の季語3104:別記①】通説では、この花汁を衣に摺り付けて染料としたところから出たカキツケハナ(書付花)の転とするが、語形変化の説明として不自然であり、平安期アクセントの面でも「書き」の頭拍と一致しないことなどから信を置きがたい。 #jhaiku #kigo
06-28 05:01

【今日の季語3104<182】杜若(かきつばた):仲夏の植物季語。アヤメ科の多年草で水辺に自生してこの時季に濃紫色の花を開く。万葉集の字音仮名表記などから古くは四拍目が清音のカキツハタであったことが知られる。◆平安の恋はむらさき杜若(木村仔羊) #jhaiku #kigo
06-28 05:00

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