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【今日の季語2851:別記②】和語ヲトリに当てられた「囮」字は、《囲い》を表す意符「囗」とクヮ(>カ)の音を表す声符「化」を組み合わせた形声文字。その「化」には《替わる・替える》の字義があり、鳥獣の野性を馴らし替える意を添える役割も果たしている。#jhaiku #kigo
10-18 05:02

【今日の季語2851:別記①】平安期の『新撰字鏡』「囮」の項には「袁止利(ヲトリ)」の字訓があり、この猟法が当時から行われていたことを示している。この語は《招く》意を表す古語ヲキ(招)とトリ(鳥)が合したヲキトリの変化形ヲットリを経てヲトリに転じた。 #jhaiku #kigo
10-18 05:01

【今日の季語2851】囮籠(おとりかご):晩秋の生活季語「囮」の傍題の一つ。鳥猟の際に獲物をおびき寄せる鳥を入れるための籠。それを枝先に吊して目当ての鳥を狙う。その番をする「囮番」「囮守」などの傍題も。◆掛けしより木の影躍る囮籠(高浜虚子) #jhaiku #kigo
10-18 05:00

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【今日の季語2850:別記②】競走などで先行する数人を一気に抜き去ることをいう「牛蒡抜き」は、牛蒡を土中から一気に引き抜く様子に喩えた表現で、人材を他から引き抜いたり、ピケ隊を一人ずつ排除したりする状態などについても用いられる。 #jhaiku #kigo
10-17 05:11

【今日の季語2850:別記①】ゴボウは漢方薬種として中国から伝来したものが後に野菜として普及した。その呼称は漢名「牛蒡(ゴバウ)」から出たもので、「牛」に呉音ゴの読みを用いているところに、その渡来時期の古さが示されている。 #jhaiku #kigo
10-17 05:10

【今日の季語2850】牛蒡掘(ごぼうほ)る:晩秋の生活季語「牛蒡引く」の傍題。初夏の季語「牛蒡の花」の開花後、十月頃に収穫期を迎える。地中深く下ろした長根は1mを越すものもあり、その周りに鍬を入れて引き抜く。◆良き事のありて気長に牛蒡掘る(榎本弘光) #jhaiku #kigo
10-17 05:00

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【今日の季語2849:別記④】松ぼくりは枯れ残った姿を長く留めるので、季語としての独立性は薄く、他季語と併用した吟が圧倒的に多い。これを季語として扱わない歳時記が多いのもそのためであろう。 #jhaiku #kigo
10-16 05:04

【今日の季語2849:別記③】上記のように、マツカサが和歌、マツフグリが俳諧に初出例が見られるのは偶然ではなく、両語には雅と俗の対立があってそれが文芸に反映したものと解される。 #jhaiku #kigo
10-16 05:03

【今日の季語2849:別記②】原形のマツフグリは室町後期の俳諧集『竹馬狂吟集』<1499>に見えるが、これよりも別名「松毬・松笠(まつかさ)」の方が古く、延喜二一年<921>に催された歌合に収める和歌に使用例がある。 #jhaiku #kigo
10-16 05:02

【今日の季語2849:別記①】この呼称は、その形を人間の陰嚢に見立てた「マツ(松)フグリ(陰嚢)」が原形で、その濁音の位置が前項に移ってマツブクリとなり、さらにマツボクリに転じた形に促音が加わってマツボックリの形が生まれた。 #jhaiku #kigo
10-16 05:01

【今日の季語2849】松(まつ)ぼくり:「青松笠(あおまつかさ)」を指す晩秋の植物季語「新松子(しんちぢり)」の傍題で、熟して種をこぼすまでに育ったものをこの名で呼ぶ。「松ぼっくり」はその変化形。◆松ぼくり前に後ろに一茶句碑(高澤良一) #jhaiku #kigo
10-16 05:00

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【今日の季語2848】雁渡(かりわた)る:晩秋の鳥類季語「雁」の数多い傍題の一つ。この時季に北方から編隊を組んで渡って来る雁の姿は秋の風物の一つ。その飛翔のさまをいう「雁の棹(さお)」「雁の列」などの傍題も。◆一列は一途のかたち雁渡る(西嶋あさ子) #jhaiku #kigo
10-15 05:00

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【今日の季語2847】芋畑(いもばたけ・いもばた):三秋の植物季語「芋」の傍題の一つ。俳諧では「芋」とだけ言えば別傍題の「里芋」を指す。別題「山芋」に対して「田芋」「家芋」とも。◆芋畑や赤城へいそぐ雲ばかり(石田波郷) #jhaiku #kigo
10-14 05:00

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【今日の季語2846:別記】当題の「化す」には「カす」の漢音読みを当てるのが一般的だが、かつては仏教語出自の「変化(ヘンゲ)」「化身(ケシン)」などに残る呉音読み「ケ」に基づく「ケす」が通用形であったので、ここではこれに従った。 #jhaiku #kigo
10-13 05:01

【今日の季語2846】雀化(すずめけ)して蛤(はまぐり)となる:七十二候の一つで「寒露」の第二候名。「雀蛤に」などの短略形も。この時季に里雀の姿が少なくなるのは海中に入って蛤になるためと捉えた古代中国の故事に拠る。◆蛤や少し雀のこゑを出す(森 澄雄) #jhaiku #kigo
10-13 05:00

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【今日の季語2845:別記】特定の月齢の夜に「講」の仲間が集まり飲食を共にし、経を唱える「月待ち」の行事があった。中でも二十三夜はこれが盛んに行われ、その記念に建てられた「二十三夜塔」は現在も各地に残る。 #jhaiku #kigo
10-12 05:01

【今日の季語2845】二十三夜(にじゅうさんや):仲秋の天文季語「真夜中の月」の傍題で「二十三夜月」とも。陰暦八月二十三日は真夜中に半月が昇るところからこう呼ばれる。今年は五月に閏月が加わったため晩秋にずれ込んだ。◆馬子唄や二十三夜の湯治客(薗部庚申) #jhaiku #kigo
10-12 05:00

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【今日の季語2844:別記②】マキとは「マ(馬)キ(城)」すなわち《馬囲い》が原義。本季語にもその一端を見るように本来は「牧」だけで十分だったのが、近代以降その語源が忘却され、これに「場」を重ねた熟語「牧場(まきば/ボクジョウ)」が通用形となった。 #jhaiku #kigo
10-11 05:02

【今日の季語2844:別記①】「牧」字は《牛》を表す「牜」偏に《鞭を持つ》意の「攴(ボク)」から転じた「攵」の旁を合わせた会意文字で《牛飼》が本義。後に《馬飼》の意も加わり《牧場》の字義も生じ、日本ではこれにマキの字訓を当てた。 #jhaiku #kigo
10-11 05:01

【今日の季語2844】牧帰(まきがえ)り:晩秋の生活季語「牧閉(まきとざ)す」の傍題の一つで「牧終(まきじま)ひ」とも。春から秋にかけて放牧場に預けておいた牛馬が飼主の元に戻って来ることをいう。◆牧帰り頸に愛撫の平手打ち(松本はじめ) #jhaiku #kigo /171011
10-11 05:00

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【今日の季語2843:別記③】酒宴の終わり頃に「宴"たけなわ"ではありますが」などと用いる「たけなわ」は本季語のタクと同根の古語タケナハの残存したもの。これに「酣」字を当てることもあるのは、本語が酒宴の終わりを惜しむ意に多く用いられたことを示す。#jhaiku #kigo
10-10 07:55

【今日の季語2843:別記②】本題における「深し」は他のの三季いずれの季語にも用いられるが「闌く」は秋と春のみで、夏冬については使用されない。これは上記のごとく、春秋が過ごしやすく、それが終わりに近づくのを惜しむ心が籠もることによるものであろう。#jhaiku #kigo
10-10 05:19

【今日の季語2843:別記①】タク(闌)とその類義語フク(更)は、それぞれ形容詞タカシ(高)・フカシ(深)の語幹タカ・フカを派生した下二段活用動詞。両語はともに時間の経過を表すのが本義で、タクは《日が高くなる》、フクは《時や季節が深まる》の意にあたる。 #jhaiku #kigo
10-10 05:18

【今日の季語2843】秋闌(あきた)く:晩秋の時候季語「秋深し」の傍題で「秋闌(たけなわ)」「秋更(ふ)く」などとも。晩秋に入り日ごとに深まりを感じさせる秋の趣を表す季語。「闌く」には盛りが過ぎ行くのを惜しむ情感が。◆朝顔を草と見るまで秋闌けぬ(成美) #jhaiku #kigo
10-10 05:18

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【今日の季語2842:別記②】トロロの名はこれを摺鉢やおろし金で摺り下ろすと粘液状になるところから出たもので、そのような状態を表す擬態語トロトロの変化形と見られる。「とろろ汁」の文献例は江戸初期に遡り、「梅若菜まりこの宿のとろろ汁(芭蕉)」はその一例。#jhaiku #kigo
10-09 05:02

【今日の季語2842:別記①】物事がすらすらと運ぶ状態をいう「とろろ汁で麦飯を食うよう」の比喩が示すとおり、両者は滑らかな食感の相性の良い取り合わせとして好まれてきた。 #jhaiku #kigo
10-09 05:01

【今日の季語2842】麦(むぎ)とろ:晩秋の生活季語「薯蕷汁(とろろじる)」の傍題の一つ。「麦とろろご飯」「麦とろろ」の短略形で、麦飯にとろろ汁を掛けた食物。それを流し込むように食する。◆丹波路や杜氏送る夜の麦とろろ(田中呑舟) #jhaiku #kigo /171009
10-09 05:00

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【今日の季語2841】寒露(かんろ):今日から始まる晩秋の前半をいう二十四節気季語。前々節における「白露」が秋の冷気によって凝り初め、間もなく次節の「霜降」を迎えることになる。◆老猫の眼あけて座る寒露かな(北原志満子) #jhaiku #kigo
10-08 05:00

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【今日の季語2840:別記③】ただし本句の「通夜の連歌」は京都北野の梅松院で催されたもの。本句の「こぼれ月」とは、連歌や連句で定座より後に月の句を詠むことをいう「零(こぼ)す」を踏まえた表現で、夜明けにようやく姿を見せた月をかく称したものであろう。 #jhaiku #kigo
10-07 06:39

【今日の季語2840:別記②】例句の「通夜の連歌」は徹夜で行われる連歌の興行を指す。蕪村には、三人の連衆と一夜の間に歌仙四巻を巻き上げた「一夜四歌仙」のあることが思い起こされる。 #jhaiku #kigo
10-07 05:02

【今日の季語2840:別記①】これに対する三夏の季語は修飾形の「短き夜」ではなく、複合語「短夜(みじかよ)」が通用形。逆に「夜長」に正対する「夜短(よみじか)」の形を用いた例は見かけない。夏秋の夜の長短をいう両季語の語形には語構成上の相違が認められる。 #jhaiku #kigo
10-07 05:01

【今日の季語2840】長き夜(ながきよ):仲秋の時候季語「夜長」の傍題。本題が《夜の長さ》《夜が長い状態》に重心を置くのに対して、当題は《長い夜》そのものに目を向けた。漢語傍題「長夜(ちょうや)」と並ぶ存在。◆長き夜や通夜の連歌のこぼれ月(蕪村) #jhaiku #kigo
10-07 05:00

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【今日の季語2839】錆鮎(さびあゆ):仲秋の魚類季語「落鮎」の傍題で「澁鮎」「鮎錆(さ)ぶ」などとも。産卵のため下流域に向かう鮎は、魚体の表面が黒い粟粒状を呈して錆を思わせるところからこの名で呼ばれる。◆何として鮎はさびたぞ取られたぞ(正岡子規) #jhaiku #kigo
10-06 05:00

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【今日の季語2838】良夜(りょうや):仲秋の天文季語で「良宵」「佳宵」とも。陰暦八月十五日の名月の夜をいうが、日読みと月齢にずれのあることを視野に置けば、多少の幅を持たせても格別の差合はあるまい。◆いのち惜しかかる良夜のありとせば(中村苑子) #jhaiku #kigo
10-05 05:00

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【今日の季語2837:別記②】例句に出るハバカルは、相手と距離を置く意を表す《遠慮する》が原義であったのが、後世ハバ(幅)への類推から《はばをきかせる・はびこる》の意にも用いられるようになった。本句では、雲が満月を《阻む・さえぎる》意に用いた。 #jhaiku #kigo
10-04 05:32

【今日の季語2837:別記①】「望」はノゾムの字訓が示すように《遠くをのぞむ》意が原義だが、中国では古くから《満月》の意に転用され、日本でもこれに倣ってモチの字訓が別に当てられた。そのモチは《月が満ちる》意の名詞ミチ(満)の母音交替形と見られる。 #jhaiku #kigo
10-04 05:01

【今日の季語2837】望の月(もちのつき):仲秋の天文季語「名月」の数多い傍題の一つで「望月」「満月」「十五夜」「今日の月」などさまざまの異名で古来数多の詩歌句に詠まれてきた。今年は月齢上の満月は明後日に。◆望の月はばかる雲を照らしけり(日野草城) #jhaiku #kigo
10-04 05:00

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【今日の季語2836:別記】リチ(律)は漢音リツより古く日本に伝わった呉音読み。雅楽の音階名「呂律」の漢音読みリョリツから転じたロレツが《物を言う調子》の意に用いられ、そこから発音が不明瞭な状態をいう慣用句「呂律(ろれつ)が回らない」が生まれた。 #jhaiku #kigo
10-03 05:01

【今日の季語2836】律の風(りちのかぜ):三秋の時候季語「律の調(しらべ)」の傍題でともに「秋風」の異名。「律」は「呂(りょ)」とともに音の陰陽の調子を表す呼称。日本では律を陰としてこれを秋の感じに引き当てた。◆律の風槌で打出す銀の花器(阿部月山子) #jhaiku #kigo
10-03 05:00

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【今日の季語2835:別記②】日本名ザクロは「石榴」の字音ジャクロから出たもの。「石」にはシャナゲ(石楠花)に例を見るシャクの呉音読みがあり、これを直音的に表したもの。方言や文献にはジャクロの古形も見られる。 #jhaiku #kigo
10-02 05:17

【今日の季語2835:別記①】ザクロの呼称は、原産地ペルシャの地名ザクロスに遡るもので、シルクロードを経て中国に伝わり、その音訳語「石榴」と共に平安期に薬種として日本に渡来した。 #jhaiku #kigo
10-02 05:01

【今日の季語2835】実石榴(みざくろ):仲秋の植物季語「石榴」の傍題。樹木の総称としての本題に対してその果実に特定した呼称。仲夏の「花石榴」に対するものでもある。◆実石榴のはじけて夕日集めけり(中村佳子) #jhaiku #kigo
10-02 05:00

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【今日の季語2834:別記】漢熟語「秋麗」「春麗」はいずれも中国文献には用例が見当たらず、和製漢語と見られる。ウルハシを古来の定訓とする「麗」字にウララの訓が生まれたのは明治期前後のことかと見られるので、これらの季語もそれ以降のものであろう。 #jhaiku #kigo
10-01 05:15

【今日の季語2834】秋麗(しゅうれい):三秋の時候季語「秋麗(あきうらら)」の音読形傍題。本題は春ののどかな日和をいう三春の季語「麗ら」に「秋」を冠して当季に転じた。◆秋麗の極みに蜘蛛の遊び糸(高田秋仁) #jhaiku #kigo
10-01 05:00

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【今日の季語2833:別記②】芭蕉の例句では、これが《襟や袖のある掛け布団》をいう三冬の「夜著(よき)」と併用されており、「寒し」を含む本季語は冬季に用いても違和感のないものであることを示している。#jhaiku #kigo
09-30 05:02

【今日の季語2833:別記①】この季語は万葉集八の「けさの朝明(あさけ)かりがね寒く聞きしなへに野辺の浅茅ぞ色づきにける」に基づくもの。本歌では人を主体に《雁の声を寒く聞く》の意に用いたものであるが、本季語はこれを《雁の声が寒い》の意に転用している。 #jhaiku #kigo
09-30 05:01

【今日の季語2833】かりがね寒(さむ)し:《雁》を指す古語「かりがね」は単独では晩秋の生類季語であるが、本季語はこの鳥が渡ってくる頃の寒さを表す仲秋の時候季語として用いた。◆夜著に寝てかりがね寒し旅の宿(芭蕉) #jhaiku #kigo
09-30 05:00

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【今日の季語2832:別記③】例句が示すように、カケスはモズと同様に他の鳥の声を真似て鳴くことがあり、時には樹木を伐採するチェーンソーや枝打ちなどの作業音に似た声を発することもあるという。 #jhaiku #kigo
09-29 05:11

【今日の季語2832:別記②】カケスは、高い樹木に小枝や根などで椀型の巣を駆けたように作る習性があるところから「懸巣」の表記が当てられるが、カケは鳴き声、スは鳥の名に付ける造語要素と見る語源解があり、科を同じくするカラスにも同趣の解が存在する。 #jhaiku #kigo
09-29 05:02

【今日の季語2832:別記①】歴史的にはカケスよりもカシドリの呼び名が古い。樫の実を好むところからその名が出たとされ、木の洞などに隠す習性があり、そのまま放置された実が芽吹くこともある。 #jhaiku #kigo
09-29 05:01

【今日の季語2832】懸巣(かけす):仲秋の鳥類季語で「樫鳥(かしどり)」の別名傍題も。カラス科の鳥で頭部に黒い縦斑があり翼は鮮やかな青と黒の縞模様で彩られている。山林に棲みこの時季に人里に姿を見せることが多い。◆懸巣啼く今日は鳶の真似をして(新谷根雪) #jhaiku
09-29 05:00

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【今日の季語2831:別記②】それが現代に至り「便所コオロギ」なる身も蓋もない俗称が生まれ、嫌われ者扱いを受ける羽目に陥っている。風雅を重んずる心の衰退と人間の身勝手な思い込みから生まれた僻見は、虫たちにとってもまことに嘆かわしい事象であろう。 #jhaiku #kigo
09-28 05:02

【今日の季語2831:別記①】この虫名はかつて台所が土間にあった時代に生まれたもので、そこに据えられたカマド近くで餌を探す姿と、強靱な後肢で馬のように跳ねる姿を結び付けて命名された。 #jhaiku #kigo
09-28 05:01

【今日の季語2831】竈馬(かまどうま):三秋の虫類季語「いとど」の傍題。「縁の下蟋蟀」などとも呼ばれコオロギと混同されてきたが、この虫は翅も発声器官も持たないので、蟋蟀のように鳴くことはない。◆古畳ばさと音して竈馬(佐藤至朗) #jhaiku #kigo
09-28 05:00

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【今日の季語2830:別記②】「双掌」は「もろて」と読むべきものであろう。作者が愛しむように包んだ、その両掌に隠れてしまいそうなほどに小さな石塚、そこから伝わる冷たさを、「去来墓」を主体に転じて「冷えにけり」と言い取った運辞の見事さは驚歎に値する。 #jhaiku #kigo
09-27 05:02

【今日の季語2830:別記①】例句の「去来墓」は、向井去来の隠棲した「落柿舎」の北にある小さな石塚。この俳諧師の遺髪を納めて本墓とは別に建てられた自然石には、「去来」の文字がひっそりと刻まれている。 #jhaiku #kigo
09-27 05:01

【今日の季語2830】冷(ひ)ゆ:仲秋の時候季語「冷やか」の傍題の一つ。秋の爽やかさの中にふと覚える冷感。晩秋に及んでそれが「やや寒」に転じ、その先には三冬の「冷たし」「寒し」が待つ。◆去来墓双掌がくれに冷えにけり(石田波郷) #jhaiku #kigo
09-27 05:00

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【今日の季語2829:別記③】この漢語形「出耒(しゅつらい)」には《出て来る》の意を表す用法もあるが、これをシュッタイと読んで《発生する・出来上がる》意に用いることもある。この読みは「雪隠(セッチン)」などと同類の「連声(れんじょう)」読みにあたる。 #jhaiku #kigo
09-26 05:38

【今日の季語2829:別記②】この動詞の本義は《出て来る・姿を現す》であったのが、後に《発生する》から《完成する》を経て上記の《収穫がある》の意が生まれた。さらに他方では《男女が深い仲になる》や《あることが可能である》などの意にも用いられるに至った。 #jhaiku #kigo
09-26 05:14

【今日の季語2829:別記①】「出来る」は「出」とカ変動詞「来る」の複合したデクルが本来の形であったのが、近世初頭にデキルに転じ、動詞の活用もカ変から上一段に変化した。中世末期の文献には、否定形「デキ(ヌ)」が「デコ(ヌ)」の形で使用された例が見える。 #jhaiku #kigo
09-26 05:13

【今日の季語2829】出来秋(できあき):仲秋の生活季語「豊年」の傍題の一つ。「出来」は動詞「出来る」から派生した名詞形で、作物について用いるときには《実り・収穫》の意を表す。◆出来秋の棚田一枚づつの色(片山由美子) #jhaiku #kigo
09-26 05:00

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【今日の季語2828】仲秋の生活季語で「草山」の傍題でも。九州の阿蘇山のような広い裾野に拡がる草原で、稲刈りを終えた村人達が、牛馬の飼料や草葺き屋根の材料にする草を刈るために、仮小屋を建てて寝泊まりする風習があった。◆水桶に星の映れる草泊り(齋藤朗笛) #jhaiku #kigo
09-25 05:00

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【今日の季語2827:別記④】ボラは水面上を躍り跳ねる習性を持ち、例句をはじめ「鯔の飛ぶ夕潮の真ツ平かな(河東碧梧桐)」「鯔飛ぶや遊行寺前の川の幅(石田小坡)」「鯔とべり豊年の川上り来て(茨木和生)」など、その跳躍ぶりを眼目とした詠句が少なくない。 #jhaiku #kigo
09-24 06:40

【今日の季語2827:別記③】この魚が成長しきった最後の呼称がトドであることから、物事が最終的な状態に至ったことを表す成句「とどのつまり」が生まれたとされる。その裏には、先のない状態をいうトドマル・トドメル(止)のトドへの類推も働いていたか。 #jhaiku #kigo
09-24 05:03

【今日の季語2827:別記②】成長期の魚名ボラの語源は不明だが、古い文献には姿を見せないことや濁音が語頭に立つところなどから、中世後期頃の俗称から出たものかと見られる。 #jhaiku #kigo
09-24 05:02

【今日の季語2827:別記①】ボラは地域によって異同はあるが、成長に応じてオボコ>スバシリ>イナ>ボラ>トドなどと名を変えるところから、かつて人が出世するにつれて次々と名を変えたことに擬えて「出世魚」として喜ばれ、めでたい折の料理などに用いられた。 #jhaiku #kigo
09-24 05:01

【今日の季語2827】鰡・鯔(ぼら):仲秋の魚類季語。沿岸海域に棲むが,幼魚期には河川中流域まで遡るところから、成長段階に応じた異名や「江鮒(えぶな)」「名吉(なよし・みょうぎち)」などの傍題も。◆廓女(くるわめ)に鯔とぶ海も暮るるなり(林原耒井) #jhaiku #kigo
09-24 05:00

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twryossy

【今日の季語2826:別記③】イソシ・イソガシにおけるイソは、他にもイソイソ、イソグ・イソガシ(急)、イソフ(勤・競)などにも含まれており、共通した意義を表す構成要素に当たるものと見ることができる。 #jhaiku #kigo
09-23 05:03

【今日の季語2826:別記②】本語は《勤勉・多忙》な状態をいう形容詞イソシから派生した動詞で、これと同様の事例は、イトシ(愛)>イトシム、カナシ(愛・悲)>カナシム、ナツカシ(懐)>ナツカシムなどにも見られる。 #jhaiku #kigo
09-23 05:02

【今日の季語2826:別記①】例句に用いられたイソシムは、すでに『日本書紀』<720>持統天皇六年六月の条に用例が見える古語で、江戸期の寛永版本には「勤」字にイソシミの字訓が付されている。 #jhaiku #kigo
09-23 05:01

【今日の季語2826】秋分(しゅうぶん):仲秋の二十四節気季語で、太陽が赤道を北から南に横切る時を指す天文用語から出た呼称。今日から仲秋は後半を迎える。◆秋分やいそしむこころやうやくに(岩城久治) #jhaiku #kigo
09-23 05:00

とびぃ
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09/22のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2825】初月(はつづき):仲秋の天文季語で「初月夜」とも。「初」字を冠する季語は新年に多いが、中秋の名月に寄せる心立てから陰暦八月初め頃の月をこの名で呼ぶ。◆舟屋口洗ふ波音初月夜(久保峰子) #jhaiku #kigo ★タイトルの衍字を削除しました。
09-22 05:27

【今日の季語2825:別記】例句の「舟屋口」は、池や入江などに付き出して舟を収納出来るように作られた建物の、水上からの出入口を指す呼び名。同じ構造の二階家が岸辺に並んだ場景が目に浮かんでくる。 #jhaiku #kigo
09-22 05:01

とびぃ
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09/21のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2824:別記⑤】ここに「菜種」とあるところから、このケシは「罌粟」ではなく「芥子」であることは明かであり、当時はカラシナの種がこう呼ばれていたことを示している。 #jhaiku #kigo
09-21 05:12

【今日の季語2824:別記④】南北朝時代の連歌集『莬玖波(つくば)集』<1356>に収める「我が心菜種ばかりになりにけり 人食ひ犬にけしと言はれて」には、「犬を"けし"かける」のケシにこの植物名が掛詞として用いられている。 #jhaiku #kigo
09-21 05:11

【今日の季語2824:別記③】「罌粟」が日本に到来したのは、室町時代の南蛮貿易によりインドから津軽地方に伝来し、初めは地名に因んでツガルと呼ばれたという。それが後に、ケシ(芥子)の粒が小さいところから混同され「罌粟」がケシの名で呼ばれるようになった。 #jhaiku #kigo
09-21 05:03

【今日の季語2824:別記②】ケシには「芥子」「罌粟」両様の漢字が当てられるが、前者は本来アブラナ科のカラシナの実やこれから採った香辛料の呼称で、ケは《からし》を指す「芥」の呉音読み、シは《種》をいう「子」の字音にあたり「罌粟」とは別の植物名であった。 #jhaiku #kigo
09-21 05:02

【今日の季語2824:別記①】発芽したケシにはモルヒネ成分が含まれる品種があるため、日本では『あへん法』に触れるのを避けて、あんパンの皮や七味唐辛子などに用いる種子には加熱による発芽防止処理がなされている。 #jhaiku #kigo
09-21 05:02

【今日の季語2824】罌粟蒔(けしま)く:仲秋の生活季語。この時季に蒔かれた種は十日前後で発芽し、冬を越して五月頃に可憐な「罌粟の花」を開く。◆けし蒔(まく)やこの月の夜にあやかれと(流水) #jhaiku #kigo
09-21 05:00

とびぃ
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09/20のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2823:別記②】前者の用法は「種浸し俵にすだく小蜷(こにな)かな(松根東洋城)」に見るように、昭和期に及んでもなお残存していたことが知られる。これを《虫が集まって鳴く》意に狭く用いるようになったのは存外新しいことである。 #jhaiku #kigo
09-20 05:04

【今日の季語2823:別記①】蕉門俳諧作品には、スダクを虫類以外について用いた「藻にすだく白魚やとらば消えぬべき(芭蕉)」や、鳴かない虫についても使われたことを示す「梨花さらに柿の葉に蝶すだくらん(嵐蘭)」などの例がある。 #jhaiku #kigo
09-20 05:01

【今日の季語2823】虫(むし)すだく:三秋の虫類季語「虫」の傍題の一つ。古語スダクは本来生物一般について群がり集まる意を表したのが、やがて虫や鳥が集まって鳴く意に特化され、近代には虫に特定されるに至った。◆捨舟の朽ちゆくままに虫すだく(下平しづ子) #jhaiku #kigo
09-20 05:00

とびぃ
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09/19のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2822:別記】例句に見える「得手(えて)」は《得意とするわざ》をいう芸能用語に出自を持つ詞で、世阿弥『風姿花伝』<1400頃>に使用例がある。他の植物に先がけて紅葉する桜を擬人化した表現には蕉門俳人に似合わしい俳諧ぶりが感じられる。 #jhaiku #kigo
09-19 05:01

【今日の季語2822】桜紅葉(さくらもみじ):仲秋の植物季語。単独の「紅葉」は紅く染まったカエデの葉を指し、他の植物には個別名を冠して用いる。多くは晩秋の季語であるが、サクラは他より早く色付くところから当季とされる。◆早咲の得手を桜の紅葉かな(丈草) #jhaiku #kigo
09-19 05:00

とびぃ
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