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【今日の季語2794:別記④】古代日本に伝わった「文」の字音は「文言(モンゴン)」「文章(モンジョウ)」などに例を見る呉音"mon"が早く、この「文章」が「ブンショウ」と漢音"bun"に転じたのは平安期のことであることなどから上記の説には従い難い。 #jhaiku #kigo
08-22 05:10

【今日の季語2794:別記③】フミヅキの語源解の究極は、この熟語を構成するフミ(文)の語源そのものにある。これについては「文」の字音"fun"に母音"i"を添えて和様化したフニからフミに転化したと解く説が流通しているが、なお疑問が残る。 #jhaiku #kigo
08-22 05:03

【今日の季語2794:別記②】フミヅキの語源を、《書物を拡げて虫干しする》意の「フミ(文)ヒロゲ(拡)」や《書いたものを開いて七夕に捧げる》意の「フミ(文)ヒラキ(開)」と解する説が中世にあり、俗解の域を出ないが、当時の風習を知る参考にはなる。 #jhaiku #kigo
08-22 05:02

【今日の季語2794:別記①】万葉集2089に「七月(ふみづき)」の七日の夕(よひ)は吾もかなしも」と、彦星の恋の思いへの深い共感を詠んだ長歌があり、すでに当時から七月がこの名で呼ばれていたことと、それが七夕伝説と密接な関係があったことを示している。 #jhaiku #kigo
08-22 05:01

【今日の季語2794】文月(ふみづき・ふづき):陰暦七月の異称にあたる初秋の時候季語で他にも「七夕月」「女郎花月」「涼月」など、他の景物と結んだ呼称もある。陽暦の八月にほぼ一致するが、年によって多少のずれがある。◆文月やそばがらこぼす旅枕(黒田杏子) #jhaiku #kigo
08-22 05:00

とびぃ
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【今日の季語2793:別記】「行脚(あんぎゃ)」にも例を見る「行」の字音アンは、禅宗用語として中世に伝えられた唐宋音読み。これに対して「解(ゲ)夏(ゲ)」「安居(ゴ)」などの字音は、仏教伝来に伴って日本語に浸透した呉音読みにあたる。 #jhaiku #kigo
08-21 05:01

【今日の季語2793】送行(そうあん):初秋の行事季語「解夏(げげ)」の傍題の一つ。行脚に出る僧を送る意を表す禅門語を、夏の間一所に籠もる「夏安居(げあんご)」を終えた僧が陰暦七月一五日に自らの寺に帰る意にも用いる。◆送行と申せどただの山男(市堀玉宗) #jhaiku #kigo
08-21 05:00

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【今日の季語2792:別記②】本日の子規例句については、秋の季語の三重連を咎める見方もあろうが、「ころがる」という属性を「露」から奪ってそこに姿を落とす「月」に与えた運辞の面白さの前では、かかる難陳は影を潜めざるを得まい。 #jhaiku #kigo
08-20 05:02

【今日の季語2792:別記①】歳時記の多くはこれを傍題として立てず、本題「芋」に包含させるのが通例であるが、「芋の葉」には本体から独立させるに足るものがあると見てそのように扱った。 #jhaiku #kigo
08-20 05:01

【今日の季語2792】芋の葉(いものは):俳諧で「芋」といえば三秋の植物季語「里芋」の本題にあたる。その長い柄の先には特徴のあるハート形の葉が重なり合って拡がる。◆芋の葉に月のころがる夜露哉(正岡子規) #jhaiku #kigo
08-20 05:00

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【今日の季語2791:別記②】例句の去来の吟は「稲妻」「闇夜」の雅言に、俳諧でいう「俳言(はいごん)」に当たる俗語「かきまぜ」 を配したもの。雅俗両語を併用したところに、蕉門俳諧の面目躍如たるものがある。#jhaiku #kigo
08-19 05:02

【今日の季語2791:別記①】「稲妻」の古名は「いなつるび」。「つるび」とは《交接》の意で、男の「雷」と女の「稲」が"つるむ"ことで稲が実るとしたところが古代人の発想。雷は稲の夫(つま)なのだから本来の表記としては「稲夫(いなづま)」が相応しい。 #jhaiku #kigo
08-19 05:01

【今日の季語2791】稲妻(いなづま):初秋(あるいは三秋)の天象季語で「稲光」とも。この時季は寒冷前線の通過に伴い雷雲が発生しやすい。「雷《神鳴り》」が音に主眼を置くのに対してこちらは《光》に力点のある季語。◆稲妻のかきまぜて行く闇夜かな(去来) #jhaiku #kigo
08-19 05:00

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【今日の季語2790】鰯船(いわしぶね):三秋の生活季語「鰯引く」の傍題の一つ。生類季語「鰯」も同季で、砂浜から地引網を引く漁法をいう本題に対して、海上で巻網などを下ろして鰯を捕獲する漁船を指す。◆鰯船かもめ百羽を従へて(若園 守) #jhaiku #kigo
08-18 05:00

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【今日の季語2789:別記②】漢字表記「案山子(あんざんし)」は中国の禅僧が用いた熟語で、「案山」は《山中の低地》、「子」はその田畑を鳥獣から守る《人形》の意を表す。日本ではこれにカガシの熟字訓を当てた。 #jhaiku #kigo
08-17 05:02

【今日の季語2789:別記①】この呼称は、獣肉などを焼いてその悪臭を鳥獣にカガ(嗅)シて退散させたところから出たもので第2拍はその語源に基づいて濁音が本来の形。近世頃に関東地方でカカシの清音形が用いられそれが一般化した。 #jhaiku #kigo
08-17 05:01

【今日の季語2789】遠案山子(とおかがし):三秋の生活季語「案山子」の傍題の一つ。鳥獣の害から田畑を守る案山子を遠景に据えた季語だが本題に比べると作例に乏しい。◆吾行けば共に歩みぬ遠案山子(中野三允) #jhaiku #kigo
08-17 05:00

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【今日の季語2788:別記】本日の蛇笏句について贅言(ぜいげん)は無用であろう。かかる場面に出会ったとしたら、その人はこの世ならぬものに触れたような戦慄を覚えるに相違ない。匕首(あいくち)の一閃を見るごとき凄みのある一句。 #jhaiku #kigo
08-16 05:01

【今日の季語2788】流灯(りゅうとう):初秋の行事季語「灯籠流し」の傍題で「精霊流し」とも。盆の終わる八月十五日または十六日に水辺から灯籠を流す行事。灯火が夜の水面を流れ行く情景には妖しい美しさが。◆流燈や一つにはかにさかのぼる(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-16 05:00

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【今日の季語2787:別記②】「踊り」のような動作性名詞に上接する「ひと」は、「~休み」「~苦労」などの例に見るように《ちょっと・ひとしきり…する》の意を添える働きがある。本例もこの語法に従って、人生の儚さを踊りのそれに擬えた。 #jhaiku #kigo
08-15 05:02

【今日の季語2787:別記①】例句の「一と踊り」の「一と」の表記は、字義を表す「一」字の後に、誤読を避けるためにその字訓の末尾の仮名(本例では「と」)を添えたもので、このように用いる仮名は"捨て仮名"と呼ばれる。#jhaiku #kigo
08-15 05:01

【今日の季語2787】盆唄(ぼんうた):初秋の生活季語「踊(おどり)」の数多い傍題の一つで「踊唄」とも。俳諧における「踊」は当季に限定され、もっぱら「盆踊」の意に用いる。◆盆唄や今生も一と踊りなり(石塚友二) #jhaiku #kigo
08-15 05:00

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【今日の季語2786:別記④】上記の指示語から感動詞が派生した例は他にも少なからず見られる。人を咎める「こらこら」、同意を表す「それそれ」、いささか古い例では、女性が上げる悲鳴「あれ~」などもその一例に属する。 #jhaiku #kigo
08-14 05:10

【今日の季語2786:別記③】例句の用いた「すはや」は、驚きを表す感動詞「すは」に詠嘆の「や」が添え加わった形。その「すは」は《それは》の意が原義で、感嘆を表す現代語の「そら・そおら・そおれ(見ろ)」や、「それは」から転じた「そりゃ」などもこれと同類。 #jhaiku #kigo
08-14 05:03

【今日の季語2786:別記②】他の三季にはこの「口」を用いた季語が見当たらず、秋に限定して使用される点が注意される。涼しさの訪れを待ち望む心の切実さを示す事例と見るべきであろう。 #jhaiku #kigo
08-14 05:02

【今日の季語2786:別記①】「秋口」の「口」は、人体の口を腹中に入る食物の《入口》に見立てた比喩で、連濁形によって複合語を構成する。「改札口」「勝手口」など《場所》をいうことが多いが、本題は《時》について用いた例にあたる。 #jhaiku #kigo
08-14 05:01

【今日の季語2786】秋口(あきぐち):初秋の時候季語「初秋(はつあき・しょしゅう)」の傍題の一つで「秋初め」とも。日中はまだ夏を思わせる暑さが続くものの、朝晩は徐々に秋の気配が漂い季節の移ろいを感じる。◆秋口のすはやとおもふ通り雨(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-14 05:00

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【今日の季語2785】魂迎(たまむか)へ:初秋の行事季語「迎火(むかえび)」の傍題の一つで「門火」「精霊迎へ」などとも。旧暦七月十三日(月遅れでは八月十三日)の夕方、門前や戸口で火を焚いて祖霊を迎える。◆逝きし日のままの齢の魂迎ふ(渡邊千枝子) #jhaiku #kigo
08-13 05:00

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【今日の季語2784:別記④】この言語事象は、さらにケラツツキがキツツキに姿を変えた折にも働いたことであろう。 #jhaiku #kigo
08-12 05:12

【今日の季語2784:別記③】テラツツキの後にケラツツキが登場したのは、前者の「テラ」の語源が忘却され、これを合理化すべく音形の類似した「ケラ(螻蛄)」を連想してこれに替えるという"民衆語源解"によって生まれた語形であろうと筆者は思量する。 #jhaiku #kigo
08-12 05:05

【今日の季語2784:別記②】ケラツツキを土中に棲む昆虫「螻蛄(けら)」の意と説くのは妥当ではないとして、「虫けら」などと用いるケラを虫の総称と解し、これを引き当てる語源解があるものの、なお疑問は残る。#jhaiku #kigo
08-12 05:02

【今日の季語2784:別記①】この鳥の古名はテラツツキで、平安期の文献に使用例が見える。その後、中世にケラツツキが姿を見せ、しばらく両語形が併用されるが、近世にキツツキが登場し、前二者を駆逐して主流を占めて現代に至る。 #jhaiku #kigo
08-12 05:01

【今日の季語2784】けらつつき:三秋の鳥類季語「啄木鳥(きつつき)」の異名傍題で「けら」とも。個別種名「赤げら」「小げら」などにもこの短称が含まれる。樹皮を叩いて餌を探す音が澄んだ大気に響いて秋に似合わしい。◆山雲にかへす谺やけらつつき(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-12 05:00

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【今日の季語2783:別記】歴史的にはヒサゴ(古くはヒサコ)が先行し、フクベが登場するのは『犬筑波集』古活字版<1532頃>に収める俳諧に詠まれた例が比較的早い。《腹が脹れた形の容器》の意を表す「フクレ(脹)ヘ(瓮)」から転じたと解する語源説がある。 #jhaiku #kigo
08-11 05:01

【今日の季語2783】瓢(ふくべ):初秋の植物季語「青瓢(あおふくべ)」の傍題の一つで「瓢箪」「ひさご」などの別名でも。晩夏に開花しこの時季に実を付ける。果肉を除き中空にしたものを酒器や飲料水の容器にする。◆ふくべ棚声透くころとなりにけり(山田弘子) #jhaiku #kigo
08-11 05:00

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【今日の季語2782:別記③】ヨミに当てられる「黄泉」の漢字表記は、古代中国で死者の霊魂の行く場所を指す漢語の「黄泉(こうせん)」を借用してこれにヨミの字訓を与えたもの。ヨミの所在を地下と見なすその源流には、中国文化の影響が及んでいたと考えられる。 #jhaiku #kigo
08-10 05:03

【今日の季語2782:別記②】ヨミにはヨモツクニ(黄泉つ国)・ヨモツヒラサカ(黄泉つ平坂)などの複合語に残存するヨモの古形があり、これをヤマ(山)の母音交替形と見ることもできるので、ヨミをヤマと結び付ける語源説の成り立つ可能性は高い。 #jhaiku #kigo
08-10 05:02

【今日の季語2782:別記①】例句に見える「黄泉(よみ)」は《死者の赴く異界》をいう古語。死者が生き返る意を表すヨミガヘル(蘇)は、《黄泉より帰る》が原義。なおこの国は地下にあると考えるのが一般だが、古代には山中に想定されていたとする説がある。 #jhaiku #kigo
08-10 05:01

【今日の季語2782】稲の花(いねのはな):初秋の植物季語。稲に咲く花はまことに短命で穂先から伸びた籾の上部が割れて開花が始まると、そこから雄蘂が急に伸びて花粉袋が裂けそれを雌蘂が受粉し三時間ほどで花はしぼむ。◆うすうすと稲の花咲く黄泉の道(飯島晴子) #jhaiku #kigo
08-10 05:00

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【今日の季語2781】六日九日(むいかここのか):初秋の生活季語「原爆忌」には「広島忌」「長崎忌」の傍題はあるが、このような季語は類を見ない。しかし例句を見ればそのような詮索は無用であることを思い知らされる。◆魔の六日九日死者ら怯え立つ(佐藤鬼房) #jhaiku #kigo
08-09 05:00

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【今日の季語2780:別記②】アキヅシマは、古くは奈良県御所市の旧秋津村辺りの地名であったらしく、それが後に大和国、さらには日本国の呼称へと拡大したと見られる。日本国の形がトンボの雄雌が尾を咥え合う姿に似るところから出たとするのは日本書紀所載の伝説。 #jhaiku #kigo
08-08 05:28

【今日の季語2780:別記①】この古称は奈良時代までは第三拍が濁音のアキヅであったことは古事記の訓注などから知られる。このことは日本の異称アキツシマについても同様で、清音形が用いられるようになるのは平安期以降のこと。 #jhaiku #kigo
08-08 05:01

【今日の季語2780】あきつ:三秋の虫類季語「蜻蛉(とんぼ)」の別名傍題の一つ。トンボは弥生時代の銅鐸にその絵が刻まれているほど古くから日本に生息し、その種類は180に達するとされる。◆爆心の炎ひとひらあきつとぶ(赤松蕙子) #jhaiku #kigo
08-08 05:00

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【今日の季語2779】秋立(あきた)つ:二十四節気の一つで初秋の時候季語「立秋」の和語傍題。暦の上では今日から秋に入るが、暑さは当分衰えを見せず「秋分」までは同季別題の「残暑」の期間が続く。◆秋立つやほろりと落ちし蝉の殻(正岡子規) #jhaiku #kigo
08-07 05:00

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【今日の季語2778】夏果(なつは)つる:晩夏の時候季語「夏の果」の動詞形傍題で「夏終る」「暮の夏」などとも。暦の上では今日で夏が終わるが、実際に暑さが熄(や)むのは先のこと。その時節がひたすら待ち遠しい。◆子供らの混み合ふ耳鼻科夏果つる(荒巷 樹) #jhaiku #kigo
08-06 05:00

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【今日の季語2777:別記④】これについては、本来両語は同じ動詞であったのが、後に四段と上二段の活用の対立により自他を区別する意味分化が行われたと見る解釈がある。これはさらにナゴム・ナゴヤカ(和)などのナゴの語根を有する語との類縁性にも波及する。 #jhaiku #kigo
08-05 05:04

【今日の季語2777:別記③】これによれば、古代日本人は風が止んで水面が鎮まった状態を,草を薙ぎ払って平になった草原の姿に擬えたと解することもできる。ただし動詞の自他の別から見れば、「凪ぐ」は自動詞で「和ぐ」の側に立つことになり、問題が残る。#jhaiku #kigo
08-05 05:03

【今日の季語2777:別記②】四段他動詞「薙(な)ぐ」の名詞形もナギの形を取り、平安期以降両語は同音になるが、古代日本語音韻では両語の「ギ」の母音は異なり、ナギ(凪)のギは「和ぎ」ではなく「薙ぎ」のギの方に一致することが明らかにされている。 #jhaiku #kigo
08-05 05:02

【今日の季語2777:別記①】 今日通用する「凪」字は、「風」の略体字「几」に「止」字を合わせて作られた国字。その字訓ナギは、通説では《静まる・穏やかになる》の意に用いる上二段自動詞「和(な)ぐ」の名詞形とされているが、これには異論の余地もある。#jhaiku #kigo
08-05 05:01

【今日の季語2777】夕凪(ゆうなぎ):「朝凪」と対比的な晩夏の天文季語で「夕凪ぐ」の動詞形でも。海岸地方では、昼間陸地が高温のために海上から吹き込んでいた海風が、夕方温度差が無くなると夜中まで無風状態が続く。◆夕凪や島の民話の皆哀し(密田真里子) #jhaiku #kigo
08-05 05:00

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【今日の季語2776:別記】天文季語に「春光」「秋光」はあるが、一季を三期に分ける時候語に「光」を配して季語としたものは本題のみ。そのような独自性をどのように句に活かすかが詠者の腕の見せ所。 #jhaiku #kigo
08-04 05:01

【今日の季語2776】晩夏光(ばんかこう):夏を三期に分けた最後の時候季語「晩夏」の傍題。暑さはまだ衰えぬものの、秋近い陽光にはひそやかな翳(かげ)りもある、そのような時季の光に目を向けた季語。◆死にがたし生き耐へがたし晩夏光(三橋鷹女) #jhaiku #kigo
08-04 05:00

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【今日の季語2775:別記】本題の「羅」が中国から伝来した平安期には、《薄い織物》の一種を指す外来語として、上記の「絽(ろ)」「紗(しゃ)」と同じ字音読みで「ら」と呼ばれたが、後にそれらの総称としてこれに「うすもの」の和訓が与えられるに至った。 #jhaiku #kigo
08-03 05:01

【今日の季語2775】薄衣(うすぎぬ):晩夏の生活季語「羅(うすもの)」の傍題の一つで「うすごろも」とも。絽(ろ)・紗(しゃ)などの絹織物で仕立てた着物。透き通るような薄さで肌触りもよく古くから盛夏の衣装とされた。◆息づきに濃くまた淡く薄衣(檜 紀代) #jhaiku #kigo
08-03 05:00

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【今日の季語2774:別記】本題と類同の季語でこれに先行する生活季語に「冷し瓜」があり、本題をこの傍題として扱う歳時記もあるが、こちらは本来「甜瓜(まくわうり)」について用いられてきたので、これとは別題として立てるのが適切であろう。 #jhaiku #kigo
08-02 05:01

【今日の季語2774】冷し西瓜(ひやしすいか):晩夏の生活季語。単独で用いる「西瓜」は初秋の季語の扱いを受けるが、夏に多く出回るようになった現代生活では違和感を禁じ得ない。本題はそれを解消するに好適な存在。◆冷されて西瓜いよいよまんまるし(伊藤通明) #jhaiku #kigo
08-02 05:00

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【今日の季語2773:別記】現在用いられる漢字表記「清水」は、《清らかな水》を表す漢熟語を当てたもので、これを「シ(清)ミヅ(水)」と分析するのは正しくない。この古語は《凍るように冷たい水》の意を表す「シミ(凍)ミヅ(水)」の縮約形と解される。 #jhaiku #kigo
08-01 05:01

【今日の季語2773】岩清水(いわしみず):三夏の地理季語「清水」の数多い傍題の一つで「山清水」「庭清水」などと同じく湧出地点を特定した呼称。岩を伝って流れ落ちる水の冷たさは夏の季感に相応しい。◆てのひらに喜捨享(う)くるごと岩清水(田中康夫) #jhaiku #kigo
08-01 05:00

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【今日の季語2772:別記②】二十巻本『倭名類聚鈔』(934頃成立)「海菜類」の項に「凝海藻」の和訓コルモハを掲げ、俗に「心太(ココロフト)」と称する旨の註釈を加える。現在の通用形トコロテンはこの「心太」の湯桶読み「ココロテイ」から転じたもの。 #jhaiku #kigo
07-31 05:02

【今日の季語2772:別記①】「場」には「教えの場(にわ)」などの例に見るように、《ある物事の行われる場所》の意がある。この「場」に、別にバの読みがあるのは、古語のニハの縮約・濁音化によって後世に生じた新訓であろう。 #jhaiku #kigo
07-31 05:01

【今日の季語2772】天草(てんぐさ):三夏の植物季語で「心太(ところてん)草」の傍題や「天草取る」「天草干す」などの生活季語も。採取して洗浄乾燥させた煮汁を冷却させると心太が出来る。これも三夏の季語。◆天草をよべの踊の場(にわ)に干す(清崎敏郎) #jhaiku #kigo
07-31 05:00

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【今日の季語2771】夏期講座(かきこうざ):晩夏の生活季語で「夏期講習会」「夏期大学」などとも。夏休みを利用して行われる研修の集いで、学生ばかりでなく、一般の受講生も対象に各分野にわたって開催される。◆銅鐸の謎を説かるる夏期講座(由木みのる) #jhaiku #kigo
07-30 05:00

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【今日の季語2770:別記②】アナゴの語構成をアナ・ゴではなくア・ナゴと分析して、後部のナゴをウナギ(鰻)のナギと同語根の《身の長い生物》を表す要素と解し、琉球語のナギ(蛇)やノーガ(虹⇒漢字でも虫偏)と関連付ける説のあることが注目される。 #jhaiku #kigo
07-29 05:02

【今日の季語2770:別記①】この魚は穴の中に棲むところから《穴子》の意に解されているが、江戸期の文献にはこれを「穴子」と表記した例は見当たらない。『和漢三才図会』<1712>では「阿名呉」の表音表記を掲げて「正字未詳」なる注記が施されている。 #jhaiku #kigo
07-29 05:01

【今日の季語2770】穴子(あなご):三夏の魚類季語。味は鰻よりも淡泊で、関東よりも関西地方で賞味されることが多く、「焼穴子」「穴子鮨」などの生活季語としての傍題もある。◆夜の底の藻屑の穴子釣られけり(松田季風) #jhaiku #kigo
07-29 05:00

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【今日の季語2769:別記②】その魚類のカジカに「鰍」字を当てたのは日本の用法で、中国ではドジョウ(泥鰌)を指すのが本義。これを《秋の魚》と解してカジカを表すのに用いたのは、和様の用字法というべきもの。 #jhaiku #kigo
07-28 05:02

【今日の季語2769:別記①】近世の歳時記類では秋の季語とされ、明治期までその季分けに従っていたが、秋には鳴かなくなるので近代に至って夏に改められた。その背後には同名別題で三秋の魚類季語「鰍(かじか)」との混同があったものと見られる。 #jhaiku #kigo
07-28 05:01

【今日の季語2769】河鹿笛(かじかぶえ):三夏の生類季語「河鹿」の傍題の一つで、アオガエル科に属する「河鹿蛙」の声が口笛を吹くように聞こえるところからこの名で呼ばれる。◆露天湯に星の近づく河鹿笛(岩谷天津子) #jhaiku #kigo
07-28 05:00

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07/27のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2768:別記】「ダイビング」には「ダイバー」の傍題もあるが、最近では空気を詰めたタンクを背負って潜水する「スキューバダイビング」を「ダイビング」、それを行う人を「ダイバー」と呼ぶのが通例なので、季題としても何らかの呼び分けが必要であろう。 #jhaiku #kigo
07-27 05:01

【今日の季語2768】ダイビング:晩夏の生活季語で「飛び込み」の和語傍題も。弾力のある「飛び板」から弾みをつけて飛び込む方式と、高い位置から落下する「高飛び込み」とがあり、空中の姿勢と入水瞬間の美しさを競う。◆太陽をひと蹴りにしてダイビング(西山春文) #jhaiku #kigo
07-27 05:00

とびぃ
一般
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07/26のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2767:別記②】擬声語出自の傍題「行々子」には、「仰々子」の漢字表記を用いることもある。かしましく鳴き立てるその声に《仰々しさ》を感じ取ったところから生まれた宛字であろう。#jhaiku #kigo
07-26 05:02

【今日の季語2767:別記①】本題のヨシキリの名は、この鳥がヨシの中にいる昆虫などを捕食するためにこれを切り裂く性質を持つところに由来するとされる。 #jhaiku #kigo
07-26 05:01

【今日の季語2767】行々子(ぎょうぎょうし):三夏の鳥類季語でウグイス科の夏鳥「葭切(よしきり)」の別名傍題の一つ。その鳴き声をギョギョシと聞きなしてこのような漢字表記を当てたもの。◆行々子大河はしんと流れけり(一茶) #jhaiku #kigo
07-26 05:00

とびぃ
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07/25のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2766:別記②】上記別表記は、この虫が臭気を放つところから《臭い蜉蝣》の意と解する語源説に従うもの。ただしそれは一部の種に限られ多くは悪臭を出さず、人間にとっては、アブラムシなどを餌にするところからすれば益虫に当たる。 #jhaiku #kigo
07-25 05:32

【今日の季語2766:別記】この虫の卵は長い柄を持ち、奇異な形をした植物のように見えるところから、三千年に一度如来が来臨する折に咲くという仏教上の伝説に出る花に擬えて「優曇華(うどんげ)」の花と呼ばれ、歳時記では親虫と同じ晩夏の季語として扱われる。 #jhaiku #kigo
07-25 05:01

【今日の季語2766】草蜉蝣(くさかげろう):晩夏の虫類季語で「臭蜉蝣」の別表記も。クサカゲロウ科の昆虫で、成虫は薄い黄緑色の体と半透明で網目状の翅脈を持つ。◆月に飛び月の色なり草かげろふ(中村草田男) #jhaiku #kigo
07-25 05:00

とびぃ
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07/24のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2765:別記②】上記の「をちこち」は《遠・近》を対比的に言うのが本義であるが、遠近を問わず漠然と《各所》の意にも用いられた。この用法は現在の「あちこち」にもそのまま受け継がれている。 #jhaiku #kigo
07-24 05:02

【今日の季語2765:別記①】例句に出る「をち(遠)」は離れた場所や時間を言うのに用いる遠称で、対義語にあたる「こち(近)」と複合した「をちこち(遠近)」も存在したが、平安期頃からこれと語形の似た「あちこち」に取って代わられ、現在に至っている。 #jhaiku #kigo
07-24 05:01

【今日の季語2765】誘蛾灯(ゆうがとう):晩夏の生活季語。夜の灯火に集まる虫の習性を利用した農作物の害虫の駆除装置。かつては灯火の下に水を張り虫を誘い落としたが、最近では電撃装置に交替した。◆遠(をち)にあるとき美しき誘蛾燈(遠藤若狭男) #jhaiku #kigo
07-24 05:00

とびぃ
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