ツイッター百韻笠着連句「水澄みて」の巻が満尾しました
10月19日から始まったツイッター百韻笠着連句「水澄みて」の巻が月の終わりに符節を合わせたように本日めでたく満尾を迎えました。

どなたでもお気軽に参加できるよう、式目のことはほとんど問題にせず、もっぱら付合の楽しさを体験して頂くことに重きを置いて進めてきました。その結果、都合11名の連衆のご一座を頂いてわずか13日の間に百韻を仕上げることが叶いました。

これに力を得て近日中に新たな一巻を試みたいと願っています。何はともあれ、ご一座下さったご連衆の皆さんに御礼とお祝いを申し上げます。

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    ツイッター百韻笠着連句「水澄みて」の巻

                    起首 2011.10.19
                    満尾 2011.10.31

01 水澄みて人魚の棲むや歌舞伎町     海牛
02  今宵踊れと吹く瓢の笛           風牙
03 後の月牧場仄かに照らすらむ       宗海
04  開演時間過ぎて着席             牙
05 見送りの姉に手を振るバスの窓        海
06  後ろの闇に残る虫の音            牛
07 弓矢取ることは忘れて捨案山子        海
08  また改憲の火種燻る              牙
09 秋刀魚焼くもう大袈裟に焦げてをり      牛
10  夕餉の匂ひ満つる路地裏         夕烏
11 足を病む犬侘しげに影曳いて         海
12  老いたる漁師沖を見つめる         牙
13 三番瀬ディズニーシーのある景色      牛
14  ヨーホーヨーホー我ら海賊         烏
15 流暢に鸚鵡の真似る笑い声          海
16  毛を逆立てて身構える猫         氷心
17 追伸のメールぞ親指迎え撃つ         牛
18  ヘッドフォンから漏れるヘビメタ        海
19 二番線少し汗ばむ君のいて          牙
20  初恋の味クリームソーダ           烏
21 いつまでも眺めていたいさくらんぼ      心
22  宙ぶらりんの時また楽し            牛
23 名刺には社長室付代理とな           牙
24  秘書は美人で大和なでしこ          烏
25 ハイヒール脱いで変身山ガール        牛
26  カラフルウエア山と買ひたる        ごろ
27 ポケットに入れたるマーブルチョコレィト  泥酔
28  雲にふはりとかかる初虹            海
29 花よりも美き男子が出来まいた        心
30  月星宙の某歌劇団               牛
31 銀漢に昇る階段埋め尽くす           酔
32  空澄み渡り流れ星に会ふ           ろ
33 時が経ち人工衛星役目終え         摩衆
34  光となりて沈む大海               烏
35 答案の裏に潮吹く鯨描く             牙
36  茶髪似合はぬまん丸の顔           海
37 一人寝に盆を接いではみたけれど     清遊
38  受け止められぬほどの雨漏り         心
39 圏外に蓋してをりぬマンホール         牛
40  張り込み続く場末アパート           海
41 親父似の鋭き目付き嫁は来ぬ         烏
42  行きつ戻りつ味噌濾し続け        お茶子
43 藍のれん秋には温い風に揺れ         ろ
44  花模様描く絵付け蝋燭             海
45 残されし者は未練の心(しん)を断つ      遊
46  東風の岬に釣り人ひとり            牛
47 流れ行く先はいづこよ花筏            牙
48  短冊一片風のまにまに             遊
49 賽の目に今宵の運の極まりて          海
50  表も裏も我に真なり               茶
51 衣々の別れいつ迄続くやら           心
52  昨夜(ゆうべ)の匂ひ消す神の留守     牙
53 思い出は捨て去るものよ旅支度        烏
54  靴蹴り上げて天気占ひ             ろ
55 画用紙にパンダの顔をあれこれと       海
56  君のオセロにいつも勝てない         遊
57 繰り返すA面ばかりながら族           牙
58  強火にかけるレトルトカレー          牛
59 うそ寒にシネマ歌舞伎を見に出でむ      酔
60  竿を伸ばせば取れそうな月          心
61 秋鰹腕に確かな持ち重り             海
62  三陸沖に魂焦がして              衆
63 しょっぱきは額汗より目の雫          茶
64  眠れぬ夜はノベルに耽る            ろ
65 コンビニのおでん汁まで飲み干しつ      海
66  この頃沁みる親のお小言           遊
67 スマホ手に飛び乗る夜汽車すきま風    小鶴
68  林檎殺人事件を唄う               衆
69 しりとりもつなぎつないで次ゴリラ        牛
70  いまだデフレの出口見えずに         牙
71 モツ焼きの仕込み終へたる縄暖簾       海
72  火灯し頃はぬめる二の腕           心
73 春の風街じゆうの塵祓ひつつ          遊
74  毛先に残るかをり遠ざけ            茶
75 見合ひなど二度とすまいて茶髪にす      ろ
76  小節効かせて唸るカラオケ          海
77 暮れ六つの鐘寂しいと団地の子        牙
78  蔓延る我ら団塊世代              牛
79 定年後離婚迫られ皿洗い            鶴
80  手入れが過ぎて枯らす鉢植え        海
81 一瞥をくれてアロワナ翻り            牛
82  ゴシップ記者に写真撮られる         牙
83 廃れゆく昭和の光すがる虫           牛
84  パソコン必死で覚える地獄          鶴
85 役立たず短く太いこんな指           遊
86  料理次第で捨てるとこ無し          牙
87 締切の過ぎた原稿書き終える         海
88  渇いた喉に一杯の水              牛
89 告白を躊躇いしまま夏兆す           牙
90  合鍵探す短夜の夢               海
91 人知れず砂に残したKの文字          鶴
92  ツースリーにて投げる決め玉         牙
93 封切りに心わくわくドーパミン          牛
94  ローンが済めばまたも新機種         海
95 気持ちでは返せぬモノが積み上がる     茶
96  恋人がサンタだったあの頃          衆
97 ゲレンデに雪積もるのを待ちわびる      ろ
98  祝いの酒を溢す絨毯              牙
99 静かなる笑み浮かべたり花の客        海
100 子等駆け回る春の青空             牛


とびぃ
連句
0 0

ツイッター百韻笠着連句「水澄みて」の巻(途中経過)
道行く人が長句と短句を気軽に付け合う「笠着(かさぎ)連句」という連句方式が古くからあります。座敷に上がらず、*笠を着たまま随意に連句の付合をするという意味で命名されたものです。
  *(注) 中近世頃までの日本語では、「笠」については「かぶる」ではなく「着る」を用いました。
   現代でも《権勢者を後ろ盾にして威張る》意に用いる「かさに着る」はこの用法を今に伝えるものです。


これをツイッターのタイムライン上で興行する試みが10月19日から始まりました。どなたでも飛び入り自由で、細かい式目にはとらわれずに付合の楽しさを体験して頂こうというのがねらいです。その付合の進行状況をこのページでこれから随時発表します。

参加される方は、付合がさらに進んでいることもありますので、ツイッターの #jkasagi のタグで最新の状況を確認してからお付け下さい。また最初の付句には二文字以上の俳号を句の後に記して下さい。二度目からはその末尾文字を略号として使用します。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

    ツイッター百韻笠着連句「水澄みて」の巻

                    起首 2011.10.19

01 水澄みて人魚の棲むや歌舞伎町     海牛
02  今宵踊れと吹く瓢の笛           風牙
03 後の月牧場仄かに照らすらむ       宗海
04  開演時間過ぎて着席             牙
05 見送りの姉に手を振るバスの窓        海
06  後ろの闇に残る虫の音            牛
07 弓矢取ることは忘れて捨案山子        海
08  また改憲の火種燻る              牙
09 秋刀魚焼くもう大袈裟に焦げてをり      牛
10  夕餉の匂ひ満つる路地裏         夕烏
11 足を病む犬侘しげに影曳いて         海
12  老いたる漁師沖を見つめる         牙
13 三番瀬ディズニーシーのある景色      牛
14  ヨーホーヨーホー我ら海賊         烏
15 流暢に鸚鵡の真似る笑い声          海
16  毛を逆立てて身構える猫         氷心
17 追伸のメールぞ親指迎え撃つ         牛
18  ヘッドフォンから漏れるヘビメタ        海
19 二番線少し汗ばむ君のいて          牙
20  初恋の味クリームソーダ           烏
21 いつまでも眺めていたいさくらんぼ      心
22  宙ぶらりんの時また楽し            牛
23 名刺には社長室付代理とな           牙
24  秘書は美人で大和なでしこ          烏
25 ハイヒール脱いで変身山ガール        牛
26  カラフルウエア山と買ひたる        ごろ
27 ポケットに入れたるマーブルチョコレィト  泥酔
28  雲にふはりとかかる初虹            海
29 花よりも美き男子が出来まいた        心
30  月星宙の某歌劇団               牛
31 銀漢に昇る階段埋め尽くす           酔
32  空澄み渡り流れ星に会ふ           ろ
33 時が経ち人工衛星役目終え         摩衆
34  光となりて沈む大海               烏
35 答案の裏に潮吹く鯨描く             牙
36  茶髪似合はぬまん丸の顔           海
37 一人寝に盆を接いではみたけれど     清遊
38  受け止められぬほどの雨漏り         心
39 圏外に蓋してをりぬマンホール         牛
40  張り込み続く場末アパート           海
41 親父似の鋭き目付き嫁は来ぬ         烏
42  行きつ戻りつ味噌濾し続け        お茶子
43 藍のれん秋には温い風に揺れ         ろ
44  花模様描く絵付け蝋燭             海
45 残されし者は未練の心(しん)を断つ      遊
46  東風の岬に釣り人ひとり            牛
47 流れ行く先はいづこよ花筏            牙
48  短冊一片風のまにまに             遊
49 賽の目に今宵の運の極まりて          海
50  表も裏も我に真なり               茶
51 衣々の別れいつ迄続くやら           心
52  昨夜(ゆうべ)の匂ひ消す神の留守     牙
53 思い出は捨て去るものよ旅支度        烏
54  靴蹴り上げて天気占ひ             ろ
55 画用紙にパンダの顔をあれこれと       海
56  君のオセロにいつも勝てない         遊
57 繰り返すA面ばかりながら族           牙
58  強火にかけるレトルトカレー          牛
59 うそ寒にシネマ歌舞伎を見に出でむ      酔
60  竿を伸ばせば取れそうな月          心
61 秋鰹腕に確かな持ち重り             海
62  三陸沖に魂焦がして              衆
63 しょっぱきは額汗より目の雫          茶
64  眠れぬ夜はノベルに耽る            ろ
65 コンビニのおでん汁まで飲み干しつ      海
66  この頃沁みる親のお小言           遊
67 スマホ手に飛び乗る夜汽車すきま風    小鶴
68  林檎殺人事件を唄う               衆
69 しりとりもつなぎつないで次ゴリラ        牛
70  いまだデフレの出口見えずに         牙
71 モツ焼きの仕込み終へたる縄暖簾       海
72  火灯し頃はぬめる二の腕           心
73 春の風街じゆうの塵祓ひつつ          遊
74  毛先に残るかをり遠ざけ            茶
75 見合ひなど二度とすまいて茶髪にす      ろ
76  小節効かせて唸るカラオケ          海
77 暮れ六つの鐘寂しいと団地の子        牙
78  蔓延る我ら団塊世代              牛
79 定年後離婚迫られ皿洗い            鶴
80  手入れが過ぎて枯らす鉢植え        海
81 一瞥をくれてアロワナ翻り            牛
82  ゴシップ記者に写真撮られる         牙
83 廃れゆく昭和の光すがる虫           牛
84  パソコン必死で覚える地獄          鶴
85 役立たず短く太いこんな指           遊
86  料理次第で捨てるとこ無し          牙
87 締切の過ぎた原稿書き終える         海
88  渇いた喉に一杯の水              牛
89 告白を躊躇いしまま夏兆す           牙
90  合鍵探す短夜の夢               海
91 人知れず砂に残したKの文字          鶴
92  ツースリーにて投げる決め玉         牙
93 封切りに心わくわくドーパミン          牛
94  ローンが済めばまたも新機種         海
95 気持ちでは返せぬモノが積み上がる     茶
96  恋人がサンタだったあの頃          衆
97 ゲレンデに雪積もるのを待ちわびる      ろ
98  祝いの酒を溢す絨毯              牙
99 静かなる笑み浮かべたり花の客        海

※最新のツイート:2011.10.31 11:59


とびぃ
連句
0 0

10/30のツイートまとめ
twryossy

笠着》合鍵探す短夜の夢 海 RT @flowtears:告白を躊躇いしまま夏兆す 牙 @umiushisi 渇いた喉に一杯の水 牛 @twryossy 締切の過ぎた原稿書き終える 海 @flowtears 料理次第で捨てるとこ無し 牙 #jkasagi
10-30 10:46

:笠着》締切の過ぎた原稿書き終える 海 RT @flowtears 料理次第で捨てるとこ無し 牙 @yuw_word 役立たず短く太いこんな指 遊 @ssgr パソコン必死で覚える地獄 鶴 RT @umiushisi 廃れゆく昭和の光すがる虫 #jkasagi
10-30 06:52

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。休日の良い一日を! #kigo
10-30 06:25

【今日の季語671】胡桃(くるみ):「胡桃割る」などの傍題も。日本に自生したのは「鬼胡桃」のみ。皮が薄く割りやすい「姫胡桃」「樫胡桃」などはすべて渡来種かその変種。◆真二つに割れて胡桃の部屋正し(山口波津女) #jhaiku #kigo
10-30 05:00

とびぃ
一般
0

10/29のツイートまとめ
twryossy

Twitter 解析「TwiTraq」を始めました http://t.co/rYUXYjDN
10-29 06:56

嬉しいお言葉を頂きありがとうございます。励みになります。 RT @kaori_yuzu: @twryossy 【今日の季語】を毎日楽しみにしています。改めて日本語の深さや季節の素晴らしさを実感しています。
10-29 06:26

採句時には意識しませんでしたが、なるほどそうも読めますね~。 RT @KOINOBORI8: @twryossy: 三陸鉄道に思いをはせて灌漑深い例句です。鉄道も俳句になるんですね(ちょっぴり鉄子より)笑 ◆末枯や単線海とわかれゆく(佐野良太) #jhaiku #kigo
10-29 06:11

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末の良い一日を! #kigo
10-29 05:25

【今日の季語670】末枯(うらがれ):「末枯る」の動詞形も。晩秋に草木の葉が先から次第に枯れてくること。「うら」は「もと(元)」に対する古語で《先端》の意を表す。◆末枯や単線海とわかれゆく(佐野良太) #jhaiku #kigo
10-29 05:00

とびぃ
一般
0

10/28のツイートまとめ
twryossy

ご丁寧にありがとうございます。歓迎いたします。RT @syaya_natsu: @twryossy 俳句、短歌を独学で勉強中の学生です。毎日の季語ツイートが大変参考になるので、フォローさせていただいてもよろしいでしょうか
10-28 19:21

笠着》手入れが過ぎて枯らす鉢植え RT @ssgr 定年後離婚迫られ皿洗い 鶴 @umiushisi 蔓延る我ら団塊世代 @flowtears 暮れ六つの鐘寂しいと団地の子 牙 @twryossy 小節効かせて唸るカラオケ 海 #jkasagi
10-28 15:11

ありがとうございます。ご出句をお待ちしています。 RT @sasurai0: @twryossy 笠着連歌って、知らなかったです。亭主、選がないからツイッター向きですね。ありがとー。適時参加します
10-28 10:16

笠着》小節効かせて唸るカラオケ 海 RT @Gorobe_smile:見合ひなど二度とすまいて茶髪にす ろ @ochakon 毛先に残るかほり遠ざけ 茶 @yuw_word: 春の風街じゆうの塵祓ひつつ 遊 @hyousin: 火灯し頃はぬめる二の腕 心 #jkasagi
10-28 05:48

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。深みゆく秋の良い一日を! #kigo
10-28 05:32

【今日の季語669】栗飯(くりめし):「栗強飯(くりおこわ)」の傍題でも。栗の鬼皮・渋皮を剥き味付けして米と炊き込む方法と、炊きあがる寸前に茹で栗を加える方法がある。◆お返しの皿に盛られし栗御飯(稗田富貴子) #jhaiku #kigo
10-28 05:00

とびぃ
一般
0

10/27のツイートまとめ
twryossy

笠着》モツ焼きの仕込み終へたる縄暖簾 海 RT @flowtears いまだデフレの出口見えずに 牙 @umiushisi しりとりもつなぎつないで次ゴリラ 牛 @kumakakiya 林檎殺人事件を唄う 衆 @ssgr スマホ手に飛び乗る夜汽車すきま風 小鶴 #jkasagi
10-27 16:12

@casseroleeditor いつもRTありがとうございます。今朝のご質問を早速 「今日の季語」別記としてまとめさせて頂きました。お陰さまで面白い話題提供になりました。これからもよろしくお願いします。
10-27 10:30

【今日の季語668:別記】三秋の「花畑」とは別に晩夏の季語に「お花畑(おはなばた)」がある。こちらは高山植物が花を開いた様子を「花畑」に見立てたもので「お」の有無によって季が異なるところが面白い。 #jhaiku #kigo
10-27 10:25

「お花畑」は高山植物についていう比喩的な季語です。「お」の有無で季が異なる面白い例ですね #kigo RT @casseroleeditor: 「今日の季語」質問 … 角川の歳時記によると「お花畑」は夏の季語に入っています。「お」を外して秋の季語として詠めばよろしいのでしょうか?
10-27 10:13

笠着》コンビニのおでん汁まで飲み干しつ 海 RT @Gorobe_smile:眠れぬ夜はノベルに耽る ろ @ochakon しょっぱきは額汗より目の雫 茶 @kumakakiya:三陸沖に魂焦がして 衆 @twryossy 秋鰹腕に確かな持ち重り 海 #jkasagi
10-27 05:26

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。朝寒にめげずに良い一日を! #kigo
10-27 05:23

【今日の季語668】花畑(はなばたけ):「花」が春の季語なので「花壇」「花園」などの傍題や別題の「花野」とともに春と誤りやすいが、これらは秋の草花について用いる季語。◆湯治宿花圃の明りに包まるる(皆川盤水) #jhaiku #kigo
10-27 05:00

とびぃ
一般
0

10/26のツイートまとめ
twryossy

笠着00》「水澄みて」の巻、現在までの途中経過をブログにアップしました ⇒ http://t.co/Z3UkbqY9 #jkasagi
10-26 15:25

笠着》秋鰹腕に確かな持ち重り 海 RT @hyousin:竿を伸ばせば取れそうな月 心 @no_ra_co うそ寒にシネマ歌舞伎を見に出でむ 酔 @umiushisi: 強火にかけるレトルトカレー 牛 @flowtears 繰り返すA面ばかりながら族 牙 #jkasagi
10-26 14:40

恐れ入りますがそのようにお願いします。 RT @kumakakiya: @twryossy こんにちは。 @ssgr さんの七七の前を @flowtears さんの長句と見なして付句したのですが…まずかったでしょうか?^^;問題があれば仕切り直します…。 #jkasagi
10-26 12:47

@ssgr 笠着00》 初めての付句有り難うございます。残念ながらタッチの差で先行句がありました。それと前句に対しては五七五の長句をお願いします。これに懲りずまたのご出句を。 RT 飛行機雲のキリトリ線 鶴 @yuw_word 君のオセロにいつも勝てない 遊 #jkasagi
10-26 12:38

笠着》画用紙にパンダの顔をあれこれと 海 RT @Gorobe_smile:靴蹴り上げて天気占ひ  ろ @sakuratukiyo 思い出は捨て去るものよ旅支度 烏RT昨夜(ゆうべ)の匂ひ消す神の留守 牙 RT @hyousin: 衣々の別れいつ迄続くやら 心 #jkasagi
10-26 11:59

笠着00》「水澄みて」の巻の途中経過をブログにアップしました( http://t.co/9IoenG3s ) なお当初は五十韻の予定でしたが、付合が思いの外の活況を呈してきましたので、方針を変更して百韻を目指すことにします。 #jkasagi #jhaiku #kigo
10-26 05:45

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週央の良い一日を! #kigo
10-26 05:40

【今日の季語667】菊人形(きくにんぎょう):菊の花や葉を人形の衣裳に仕立て、物語や演劇の一場面を構成して展示する。『三四郎』には団子坂下の興行の様子が描かれている。◆着せ替への菊師女の目となりて(壺井久子) #jhaiku #kigo
10-26 05:00

とびぃ
一般
0

10/25のツイートまとめ
twryossy

笠着》賽の目に今宵の運の極まりて 海 RT @yuw_word: 短冊一片風のまにまに 遊 @flowtears 流れ行く先はいづこよ花筏 牙 @umiushisi東風の岬に釣り人ひとり 牛 @yuw_word 残されし者は未練の心(しん)を断つ 遊 #jkasagi
10-25 21:19

すでに現実の場で実践していられたのですね。素晴らしい! RT @dohokids: @twryossy 私たちが最初に試みた連絡帳方式の連句は、この笠着連句というやり方だったのですねw。(→http://t.co/1b2gMUP8) … http://t.co/9RbXfEh1
10-25 12:03

笠着》花模様描く絵付け蝋燭 海 RT @Gorobe_smile 藍のれん秋には温い風に揺れ ろ @ochakon 行きつ戻りつ味噌濾し続け お茶子“@sakuratukiyo: 親父似の鋭き目付き嫁は来ぬ 烏 @twryossy 張り込み続く場末アパート 海 #jkasagi
10-25 11:58

ブログの題目が「笠置」になっていました。そう表記することもありますが語源的には「笠着」の方がよいと思いますので直しておきます。それはともかく、付合の実践に試みられては如何ですか。RT @dohokids: 笠置連句という呼名があるのですね。… #jkasagi
10-25 11:21

仰せのごとくTLは往来ですね。連句はツイッターによく馴染む性格の文芸だと思います。 RT @yuw_word: 改めてまとめて頂いた物を拝見すると非常に愉快です。TLが本当に往来のように見えてきます… http://t.co/6CAbywDm #jkasagi
10-25 10:28

俳句一年皆勤おめでとうございます。私も一千回までは毎日続けたいと願っていますのでよろしくお願いします。 RT @gerara22: @twryossy 先生の季語のTwitterで出会ってから1年が過ぎました。この1年毎日(皆勤賞?)下手が句ですが続けています。… #kigo
10-25 10:13

@yuw_word @no_ra_co @Gorobe_smile 笠着00》お三方の俳号の件ありがとうございました。お示しのように改めました ⇒ http://t.co/6CAbywDm #jkasagi
10-25 10:10

@ochakon 失礼しました。相互フォローしていないとDMが送れませんので、遅ればせながらただ今フォローさせて頂きました。なお次の方が混乱するといけませんので改作前のは削除をお願いします。
10-25 07:49

笠着00》連句では、同じ作者の二度目以降の付句の俳号を下一字で略記するのが慣例です。はじめて句をお付けになる際には正式の俳号(二文字以上)をお示し下さい。このことをあらかじめお知らせすべきでした<(_ _)> #jkasagi
10-25 07:46

笠着》張り込み続く場末アパート 海 RT @umiushisi: 圏外に蓋してをりぬマンホール 牛 @hyousin 受け止められぬほどの雨漏り 心 @yuw_word 一人寝に盆を接いではみたけれど 遊 @twryossy 茶髪似合はぬまん丸の顔 海 #jkasagi
10-25 05:38

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とびぃ
一般
0

10/24のツイートまとめ
twryossy

何か特別の意味があるのかと思ってしまったのですが、わかりました。お手数をかけました。RT @yuw_word @twryossy 割れた盆をつなぎあわせる意味で用いました。
10-24 14:19

とても覚え切れるものではありません。「歳時記」を座右に備える事をお勧めします。RT @satositter …俳句をなさる皆さんは、あの膨大な数の季語をだいたいは覚えていらっしゃるのでしょうか?#kigo
10-24 14:13

依然として「盆接ぎ」の意味がつかめずにいます。散文に言い換えるとどうなりますか。RT @yuw_word @twryossy 「喧嘩して盆接ぎながら夜の音」なら意味が伝わるでしょうか?
10-24 14:05

趣旨に沿わないということはないのですが、「盆を接ぐ」には特別の意味があるのでしょうか。ご教示を。 RT @yuw_word: 笠着》一人寝に盆を接いではみたけれど 遊 / 茶髪似合はぬまん丸の顔 海 …勝手に付けました。趣旨に添わなければ削除してくださいね。 #jkasagi
10-24 12:55

笠着》茶髪似合はぬまん丸の顔 海 RT @flowtears:答案の裏に潮吹く鯨描く 牙 @sakuratukiyo: 光となりて沈む大海 烏/時が経ち人工衛星役目終え 摩衆 @Gorobe_smile: 空澄み渡り流れ星に会ふ #jkasagi /俳号入れ忘れ。再投稿します。
10-24 11:45

了解しました。前句の続きや説明にならないように、転じを効かせて付けると面白くなります。 RT @kumakakiya: @twryossy …先程の僕の付句は削除して、新しく詠み直しました。ハッシュタグをみると、どんどん先に進んでますね。皆さんと楽しんでいきたいと思います^^
10-24 11:24

そうですね。言葉の意味に頼らずに続けて行く、打てば響くという感覚ですね。 RT @no_ra_co: @twryossy @Gorobe_smile ふ~む。センスが問われそうですね~(^^座が連なっている分言葉を開放するようなイメージなんでしょうかしら。
10-24 11:20

@Gorobe_smile 付句ありがとうございます。これをご縁によろしくお願いします。
10-24 09:28

@kumakakiya 付句ありがとうございます。良い付味ですね。すでに付合が先に進んでいますが、折角付けて下さったので、ここで分流して本流と並行して進めることにしましょう。それについては後刻に。
10-24 09:24

@no_ra_co 連句の前句と付句は独立したもので、短歌の上の句・下の句とは異なるものなんですね。「離れ」はそこから生まれます。
10-24 09:15

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とびぃ
一般
0

10/23のツイートまとめ
twryossy

笠着》雲にふはりとかかる初虹 海 RT @no_ra_co:ポケットに入れたるマーブルチョコレィト 酔 RT @Gorobe_smile: カラフルウエア山と買ひたる ごろ RT @umiushisi: 笠着》ハイヒール脱いで変身山ガール #jkasagi
10-23 12:43

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。休日の良い一日を! #kigo
10-23 07:12

【今日の季語664】啄木鳥(きつつき):古名「けらつつき」、その省略形「けら」などの傍題も。樹皮の内側の昆虫類を採食するために木を激しく突くところからこの名が出た。◆啄木鳥に日和さだまる滝の上(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
10-23 05:00

とびぃ
一般
0

10/22のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末の良い一日を! #kigo
10-22 05:52

笠着00》どなたでも気軽に付けられる「笠着連句が現在18句目まで進行中 #jkasagi ⇒  ツイッター笠置連句「水澄みて」の巻              起首 2011.10.1901 水澄みて人魚の棲むや歌… (cont) http://t.co/RulQ9UR3
10-22 05:13

笠着》ヘッドフォンから盛れるヘビメタ 海 RT @umiushisi 追伸のメールぞ親指迎え撃つ 牛 @hyousin 毛を逆立てて身構える猫 氷心 @twryossy 流暢に鸚鵡の真似る笑い声 海 @sakuratukiyo ヨーホーヨーホー我ら海賊 烏 #jkasagi
10-22 05:06

【今日の季語663】秋深(あきふか)し:「秋闌(あきたけなわ)」「秋更(あきた)く」などの傍題も。秋冷が日ごとに深まって紅葉が残り少ない秋を惜しむかのように山野を彩る。◆語らざるものみな深みゆく秋に(中村田人) #jhaiku #kigo
10-22 05:00

とびぃ
一般
0

10/21のツイートまとめ
twryossy

笠着》流暢に鸚鵡の真似る笑い声 海 RT @sakuratukiyo: ヨーホーヨーホー我ら海賊 烏 RT 三番瀬ディズニーシーのある景色 海牛 @flowtears 老いたる漁師沖を見つめる 牙 @twryossy:足を病む犬侘しげに影曳いて 海 #jkasagi
10-21 14:23

笠着》足を病む犬侘しげに影曳いて 海 #jkasagi @sakuratukiyo: 夕餉の匂ひ満つる路地裏 桜 @umiushisi: 秋刀魚焼くもう大袈裟に焦げてをり 海牛 @flowtears: また改憲の火種燻る 牙 @twryossy: 弓矢取ることは忘れて捨案山子
10-21 06:03

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末に向けて良い一日を! #kigo
10-21 05:59

【今日の季語662】海螺廻(ばいまわ)し:茣蓙の上で相手の独楽をはじき飛ばして遊ぶ、俗にいうベーゴマ廻し。古く秋から冬にかけて行われたところからこの期の季語に。◆家々のはざまの海や海螺廻し(富安風生) #jhaiku #kigo
10-21 05:00

とびぃ
一般
0

10/20のツイートまとめ
twryossy

このたびは捌なしで式目からも離れて自由に付けるということで如何でしょうか。お尋ねの件は仰せのごとく「子守歌」が「笛」と打越の障りになりますね。/俳号了解しました。ウミさんも俳号をお示し下さい。 RT @flowtears… (cont) http://t.co/jr2tQ6Ew
10-20 11:59

笠着00》早速の付句ありがとうございます。句番号は後で整理の際に付けることにします #jkasagi /弓矢取ることは忘れて捨案山子 RT @umiushisi: 後ろの闇に残る虫の音 @twryossy 見送りの姉に… (cont) http://t.co/gJKI4tTM
10-20 11:30

@flowtears せっかく起こして下さった付合ですので、これを「笠着連句」として続けましょう。お力添えをよろしく。
10-20 07:35

御句を発句に「笠着連句」を始めました。付合にもお気軽にご参加ください。RT @umiushisi: @twryossy 光栄です!
10-20 07:32

笠着00》1)二桁の句番号を付ける、2)前の句は若い番号句から適宜外す、 3)タグは #jkasagi を用いるということで進めましょう。こんな具合に ⇒ 05見送りの姉に手を振るバスの窓 04開演時間過ぎて着席 03後… (cont) http://t.co/N3wTi1Ee
10-20 07:27

笠着00】道行く人が長句と短句を気軽に付け合う「笠着(かさぎ)連句」という遊びが古くからあります。座敷に上がらず笠を着たままで気軽に連句の付合をするという意味です。昨日umiushisiさんの句にflowtearsさんが… (cont) http://t.co/qQItLzOi
10-20 07:06

見送りの姉に手を振るバスの窓 RT @flowtears: 開演時間過ぎて着席 @twryossy: 後の月牧場仄かに照らすらむ @flowtears: 今宵踊れと吹く瓢の笛 @umiushisi: 水澄みて人魚の棲むや歌舞伎町 #kigo #jrenku
10-20 06:44

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。秋寒に気をつけて良い一日を! #kigo
10-20 06:39

【今日の季語661】残る虫(のこるむし):秋が深まって絶え絶えに鳴く虫の声は哀れを誘う。秋盛りの「虫時雨」とは対照的な季語。傍題「すがる虫」も《盛りを過ぎた虫》の意。◆残る虫仮寝の母子相抱く(石田波郷) #jhaiku #kigo
10-20 05:00

とびぃ
一般
0

10/19のツイートまとめ
twryossy

後の月牧場仄かに照らすらむ RT @flowtears: 今宵踊れと吹く瓢の笛 RT @umiushisi: 水澄みて人魚の棲むや歌舞伎町 #saezuriha #buson575 #kigo #jhaiku #fhaiku #jrenku
10-19 12:24

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週央の良い一日を! #kigo
10-19 06:48

【今日の季語660】水澄む(みずすむ):秋は湖沼や河川の水が清澄の度を増して水底まではっきり見えるようになる。類題の「秋の水」よりも水の透明性に視点を置いた季語。◆水澄みて四方(よも)に関ある甲斐の国(飯田龍太) #jhaiku #kigo
10-19 05:00

とびぃ
一般
0

町田市民文学館で連句講座(第一回)が開かれました
017e_20111019065231.jpg

昨10月18日、町田文学館ことばらんどで、連句講座「連句一巻が満尾するまで-ネット連句の楽しみ-」を開講しました。

第一回は次の三つのテーマを設定して話を進めました。

 1)連句の性格   2)歌仙の構成   3)ネット連句について

講義は画像に見るようにパワーポイントを使用し、補助資料としてスライドのアウトラインをプリント配布しました。

平日の開催ということもあって参加者は10名、50代から70代の高年齢層の方々が中心でしたが、最後まで熱心に聴講して頂き、確かな手応えを感じました。

次回からは実際にネットを通じて巻き進められた歌仙二作品を教材に、それが巻き進められてゆく状況を解説しながら、連句の面白さ、楽しさについて四回にわたって講義を進める予定です。

途中回からのご参加も可能ですので、関心をお持ちの方は下記までお問い合わせ下さい。

 町田市民文学館ことばらんど  電話 042-739-3420

014e.jpg
とびぃ
連句
0

10/18のツイートまとめ
twryossy

ありがとうございます。本日第一回を滞りなく済ませました。ツイッターのメンバーの方もご来聴を頂き嬉しい一日でした。 RT @LittleRing: 今日からでしたね~RT @twryossy嬉しいお言葉ありがとうございます… (cont) http://t.co/c09V0qhe
10-18 20:44

@dohokids 本日は町田文学館の連句講座に来聴下さりありがとうございます。文学館の方もネット関連の方のご参加を喜んでいる様子でした。これを機縁に実作への道が開けることを願っています。次回以降もぜひお運び下さい。
10-18 20:37

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。秋日和の良い一日を! #kigo
10-18 06:20

【今日の季語659】秋日和(あきびより):別題の「秋晴」とともに、晴れわたった穏やかな秋の空の心地よさを表すもので、春ののどかさをいう「春日和」と好対照をなす季語。◆母が待つ小さき駅の秋日和(大橋有美子) #jhaiku #kigo
10-18 05:00

とびぃ
一般
0

10/17のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週初の良い一日を! #kigo
10-17 06:39

お尋ねの件、食材から言えば傍題にしてもよさそうですが、これを載せた歳時記は見当たりません。ちなみに『談林三百韻』の付合に「また大酒を山かけのはる」と春季の句の中に用いた例があるので、当時は無季であったことが知られます… (cont) http://t.co/M0uGfaOv
10-17 06:38

【今日の季語658】薯蕷汁(とろろじる):自然薯(じねんじょ)や長芋をおろして摺った「とろろ」にだし汁を加えたもの。「薯汁(いもじる)」「とろろ飯」などの傍題でも。◆妻老いて母の如しやとろろ汁(成田千空) #jhaiku #kigo
10-17 05:00

とびぃ
一般
0

10/16のツイートまとめ
twryossy

HAYASHI Yoshio「玉梓の使ひ」は枕詞としての用法で、これに実質的な意味を兼ねさせるのはいささか無理があるように思われます。便法ですが「烏瓜」に「たまづさ」のルビを施して用いてはどうでしょうか。 R… (cont) http://t.co/FjZnnrku
10-16 11:45

【今日の季語657】烏瓜(からすうり):夏の夜にレース状の白い花を咲かせ、他の植物に絡み付いて瓜に似た小さな実を付ける。この時季にそれが熟して鮮やかな朱色を呈する。◆満願の色に夕日と烏瓜(木内彰志) #jhaiku #kigo
10-16 05:00

とびぃ
一般
0

10/14のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末に向けて良い一日を! #kigo
10-14 06:58

【今日の季語655】菊膾(きくなます):食用菊の花弁を軽く茹でて主に三杯酢で和えて食する。食材の主な産地は山形県で、薄紫色のものは「もってのほか」の別名で呼ばれる。◆空は散るものに満ちたり菊膾(斎藤 玄) #jhaiku #kigo
10-14 05:00

とびぃ
一般
0

10/13のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週央の良い一日を! #kigo
10-13 06:12

【今日の季語654】鵙(もず):秋に高い梢に止まり鋭い声で縄張りを主張するので「鵙の高音」の傍題がある。「百舌鳥」の熟字は他の鳥の鳴き声を巧みに真似るところから出た。◆髪切つて耳現はるる鵙日和(大倉祥男) #jhaiku #kigo
10-13 05:00

とびぃ
一般
0

10/12のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週央の良い一日を! #kigo
10-12 05:58

【今日の季語653】身に入(し)む:本来気体や液体が物の内部に深くにじみ込む意を表す「しむ」を、秋の気配や冷たさについて身にしみ通るほどに深く感じる意に用いた季語。◆ひとくちの酒の身にしむ母郷かな(成田千空) #jhaiku #kigo
10-12 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題06(挙句まで)
005e.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌

初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
初折裏
 
折立
 
 
もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
失意の人と会う阿波の宿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそひそと寝物語は果てしなく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ん付けで呼ぶ仲の嬉しき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あだ名聞き合点い
たる喫茶店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
噂話に嚔
くさめ
する月
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三冬
 
 
 
 
散髪を妻に任せる春隣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩冬
 
 
 
 
 
女性パワlが国を動かす
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本人客パリに溢れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
十一
 
 
鈍色
にびいろ
の空を見上げる花の冷え
 
 
 
晩春
 
折端
 
 
 
雀の遊ぶ声は長閑に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三春


名残折表
 
折立
 
 
幼らの学校ご
こ春萌
きざ
 
 
 
 
 
 
 
三春
 
 
 
 
 
宅配ピザが届く路地奥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
朝夕に馴染増えたる散歩道
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
疎遠の親にふみ認
したた
むる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
杉の葉の香り移してところてん
 
 
 
 
 
 
 
 
三夏
 
 
 
 
 
通勤ラ
ボタン千切れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
時を繰る定年というその日まで
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
閉じた眼で見るダリの絵心
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
映画館肩を抱かれて夢うつつ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ルlジ
を直す後朝
きぬぎぬ
の窓
 
 
 
 
 
十一
 
 
満月に踊るピエロの泣き笑い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
どんぐりひとつポケ
トにあり
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
名残折裏
 
折立
 
 
合併の余波はここにも崩れ簗
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
ひらがな地名急に増えたる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそやかに思ひ出眠る蔵通り
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
古民家茶房ジ
ズが流れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
見上げれば空を隠して花盛り
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩春
 
挙句
 
 
 
装ひまばゆき春のをみなご
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三春

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   満尾
 
二〇一〇
〇九
二七





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな    遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳         笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて       禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに        宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー     女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり        糸 晩秋
初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯     海 晩秋
 二    失意の人と会う阿波の宿           山 雑
 三   ひそひそと寝物語は果てしなく        糸 恋
 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき        女 恋
 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店        山 雑
 六    噂話に嚔(くさめ)する月            海 三冬/月
 七   散髪を妻に任せる春隣              女 晩冬
 八    女性パワーが国を動かす           糸 雑
 九   濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭(ば)    海 雑
 十    日本人客パリに溢れる            山 雑
 十一  鈍色(にびいろ)の空を見上げる花の冷え  糸 晩春/花
 折端   雀の遊ぶ声は長閑に             女 三春
名残折表
 折立  幼らの学校ごっこ春萌(きざ)す        山 三春
 二    宅配ピザが届く路地奥             海 雑
 三   朝夕に馴染増えたる散歩道          女 雑
 四    疎遠の親にふみ認(したた)むる       糸 雑
 五   杉の葉の香り移してところてん         海 三夏
 六    通勤ラッシュボタン千切れる         山 雑
 七   時を繰る定年というその日まで       糸 雑
 八    閉じた眼で見るダリの絵心        女 雑
 九   映画館肩を抱かれて夢うつつ        山 恋
 十    ルージュを直す後朝(きぬぎぬ)の窓   海 恋
 十一  満月に踊るピエロの泣き笑い        女 仲秋/月
 折端   どんぐりひとつポケットにあり      糸 晩秋

名残折裏
 折立  合併の余波はここにも崩れ簗        海 晩秋
 二    ひらがな地名急に増えたる        山 雑
 三   ひそやかに思ひ出眠る蔵通り        糸 雑
 四    古民家茶房ジャズが流れる        女 雑
 五   見上げれば空を隠して花盛り        山 晩春/花
 挙句   装ひまばゆき春のをみなご        海 三春

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


名残折裏
 折立  合併の余波はここにも崩れ簗        海 晩秋


いよいよ名残折裏入り。折立は二句続いた秋季をもう一句、晩秋の季語「崩れ簗」によって続けます。前句を《寂しく残るもの》の姿を表したものと見て、それを「崩れ簗」に具象化しました。

 二    ひらがな地名急に増えたる        山 雑

二句目は雑に戻ります。本句は前句の「合併」を付所として「ひらがな地名」の話題に転じたもの。さらりとした軽い付味を見せています。

 三   ひそやかに思ひ出眠る蔵通り        糸 雑

三句目も雑の句。前句の新しく生まれた地名に対して、それとは対照的な古い姿を留める町の一角の姿を詠んだもの。前句の人物に対応させて別の人物をもって付ける「向付(むかいづけ)」の手法に通う付け方にあたります。

 四    古民家茶房ジャズが流れる        女 雑

雑の句がもう一句続きます。本句は前句の「蔵通り」を具象化した場景を詠んだもので、いささか前句に近い印象はありますが、次の花の座の妨げにならない軽い句意をよしと見ました。

 五   見上げれば空を隠して花盛り        山 晩春/花

五句目は「匂いの花」の座。一巻の飾りとなる花の句にあたります。前句に流れるジャズが、空が見えないほどに咲き満ちた桜花を見上げる人物に響き合って、花を賞翫する心が伝わってきます。なお初案の中七「空をも隠す」の「をも」にわずかに説明の匂いがあるのを避けて掲句のように改めました。

 挙句   装ひまばゆき春のをみなご        海 三春

挙句は一巻の成就を祝って軽くあっさりと詠むのをよしとします。前句の花盛りにふさわしい着飾った女性たちの姿を配してめでたい気分で付合を終えました。

満尾に至ったご連衆各位のお力添えに感謝いたします。

(この項終り)
とびぃ
連句
0

10/11のツイートまとめ
twryossy

嬉しいお言葉をありがとうございます。少しでもお役に立つことがあれば仕合わせです。 RT @irakusaa: @twryossy おはようございます。ブログを拝見しました。お陰様で・・・・最近季語の勉強が楽しくなりました・・・・今日も良い一日でありますように。
10-11 11:43

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。連休明けの良い一日を! #kigo
10-11 05:29

【今日の季語652:追記】「いちじく」の呼び名については、ペルシャ語のanjirが中国で「映日菓」と音訳され、その近世音インヂクヲを日本ではイチヂクの形で受容したという新村出の語源説がある。 #jhaiku #kigo
10-11 05:01

【今日の季語652】無花果(いちじく):小アジア原産で江戸初期に日本に渡来。花を見せずに結実するところからこの漢字表記が生まれた。当初は「唐柿」「南蛮柿」の異名も。◆無花果を裂けばほどなく雨の音(大木孝子) #jhaiku #kigo
10-11 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題05(名残折表折端まで)
008e_20111010065409.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  満尾
 
二〇一一
〇九
一七

初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
初折裏
 
折立
 
 
もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
失意の人と会う阿波の宿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそひそと寝物語は果てしなく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ん付けで呼ぶ仲の嬉しき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あだ名聞き合点い
たる喫茶店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
噂話に嚔
くさめ
する月
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三冬
 
 
 
 
散髪を妻に任せる春隣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩冬
 
 
 
 
 
女性パワlが国を動かす
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本人客パリに溢れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
十一
 
 
鈍色
にびいろ
の空を見上げる花の冷え
 
 
 
晩春
 
折端
 
 
 
雀の遊ぶ声は長閑に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三春


名残折表
 
折立
 
 
幼らの学校ご
こ春萌
きざ
 
 
 
 
 
 
 
三春
 
 
 
 
 
宅配ピザが届く路地奥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
朝夕に馴染増えたる散歩道
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
疎遠の親にふみ認
したた
むる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
杉の葉の香り移してところてん
 
 
 
 
 
 
 
 
三夏
 
 
 
 
 
通勤ラ
ボタン千切れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
時を繰る定年というその日まで
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
閉じた眼で見るダリの絵心
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
映画館肩を抱かれて夢うつつ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ルlジ
を直す後朝
きぬぎぬ
の窓
 
 
 
 
 
十一
 
 
満月に踊るピエロの泣き笑い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
どんぐりひとつポケ
トにあり
 
 
 
 
 
 
 
晩秋



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな    遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳         笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて       禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに        宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー     女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり        糸 晩秋
初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯     海 晩秋
 二    失意の人と会う阿波の宿           山 雑
 三   ひそひそと寝物語は果てしなく        糸 恋
 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき        女 恋
 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店        山 雑
 六    噂話に嚔(くさめ)する月            海 三冬/月
 七   散髪を妻に任せる春隣              女 晩冬
 八    女性パワーが国を動かす           糸 雑
 九   濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭(ば)    海 雑
 十    日本人客パリに溢れる            山 雑
 十一  鈍色(にびいろ)の空を見上げる花の冷え  糸 晩春/花
 折端   雀の遊ぶ声は長閑に             女 三春
名残折表
 折立  幼らの学校ごっこ春萌(きざ)す        山 三春
 二    宅配ピザが届く路地奥             海 雑
 三   朝夕に馴染増えたる散歩道          女 雑
 四    疎遠の親にふみ認(したた)むる       糸 雑
 五   杉の葉の香り移してところてん         海 三夏
 六    通勤ラッシュボタン千切れる         山 雑

 七   時を繰る定年というその日まで       糸 雑
 八    閉じた眼で見るダリの絵心        女 雑
 九   映画館肩を抱かれて夢うつつ        山 恋
 十    ルージュを直す後朝(きぬぎぬ)の窓   海 恋
 十一  満月に踊るピエロの泣き笑い        女 仲秋/月
 折端   どんぐりひとつポケットにあり      糸 晩秋

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


名残折表
 七   時を繰る定年というその日まで       糸 雑


七句目も雑を続けます。前句の「通勤ラッシュ」を承けてサラリーマンの身の上に想を馳せたもの。「時を繰る」という表現が一句の眼目で、次への変化の兆しが感じられます。

 八    閉じた眼で見るダリの絵心        女 雑

次も雑で行きます。前句の「時」から、よく知られたダリのぐにゃりと曲がった時計の画題を連想したもの。思い切りのよい転じぶりで、面白い付味を出しています。

 九   映画館肩を抱かれて夢うつつ        山 恋

まだ二度目の恋が出ていないので、このあたりでその趣向を構えることにします。前句の「閉じた眼」を恋の呼び出しと見なして恋句を所望しました。「絵」から「映画館」へとかすかな繋がりを残しながら恋の場面への橋渡しの役を果たしています。

 十    ルージュを直す後朝(きぬぎぬ)の窓    海 恋

前句を承けてもう一句恋を続けます。場面を映画館から恋の宿へ移しました。「後朝(きぬぎぬ)」の本義は《衣衣》で、脱いだ衣(きぬ)を重ねて共寝をした男女が、翌朝それぞれの衣をまとって別れ別れになることを表す古来の恋の詞。その意を汲んでこの意訳漢字表記が用いられます。

 十一  満月に踊るピエロの泣き笑い        女 仲秋/月

十一句目は三度目の月の座。ここは再び秋の月を詠むことにします。本句は不思議な味の句で、前句に付け合わせて味わうと恋の破局を予感させるような趣も生まれます。「恋離れ」としての役割も果たしており、流れを変えるのにも効果があります。

 折端   どんぐりひとつポケットにあり      糸 晩秋

折端も秋を続けます。「どんぐり」が晩秋の季語。恋を離れた前句を承けて、軽く受け流すように付けたもの。折端に置くにふさわしい軽妙な味に仕上がりました。

(この項続く)
とびぃ
連句
0

10/10のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。連休最後の良い一日を! #kigo
10-10 05:51

00【今日の季語651】夜業(よなべ・やぎょう):「夜仕事」とも。秋から冬にかけて夜長の時間を利用して仕事を続けること。農業については類同の「夜庭(よにわ)」の季語もある。◆草稿をつくろふといふ夜なべかな(清崎敏郎) #jhaiku #kigo
10-10 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題04(名残折表六句目まで)
011e.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  満尾
 
二〇一一
〇九
一七

初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
初折裏
 
折立
 
 
もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
失意の人と会う阿波の宿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそひそと寝物語は果てしなく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ん付けで呼ぶ仲の嬉しき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あだ名聞き合点い
たる喫茶店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
噂話に嚔
くさめ
する月
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三冬
 
 
 
 
散髪を妻に任せる春隣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩冬
 
 
 
 
 
女性パワlが国を動かす
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本人客パリに溢れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
十一
 
 
鈍色
にびいろ
の空を見上げる花の冷え
 
 
 
晩春
 
折端
 
 
 
雀の遊ぶ声は長閑に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三春


名残折表
 
折立
 
 
幼らの学校ご
こ春萌
きざ
 
 
 
 
 
 
 
三春
 
 
 
 
 
宅配ピザが届く路地奥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
朝夕に馴染増えたる散歩道
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
疎遠の親にふみ認
したた
むる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
杉の葉の香り移してところてん
 
 
 
 
 
 
 
 
三夏
 
 
 
 
 
通勤ラ
ボタン千切れる
 
 
 
 
 
 
 
 



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな    遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳         笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて       禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに        宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー     女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり        糸 晩秋
初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯     海 晩秋
 二    失意の人と会う阿波の宿           山 雑
 三   ひそひそと寝物語は果てしなく        糸 恋
 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき        女 恋
 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店        山 雑
 六    噂話に嚔(くさめ)する月            海 三冬/月
 七   散髪を妻に任せる春隣              女 晩冬
 八    女性パワーが国を動かす           糸 雑
 九   濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭(ば)    海 雑
 十    日本人客パリに溢れる            山 雑
 十一  鈍色(にびいろ)の空を見上げる花の冷え  糸 晩春/花
 折端   雀の遊ぶ声は長閑に             女 三春


名残折表
 折立  幼らの学校ごっこ春萌(きざ)す        山 三春
 二    宅配ピザが届く路地奥             海 雑
 三   朝夕に馴染増えたる散歩道          女 雑
 四    疎遠の親にふみ認(したた)むる       糸 雑
 五   杉の葉の香り移してところてん         海 三夏
 六    通勤ラッシュボタン千切れる         山 雑

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


名残折表
 折立  幼らの学校ごっこ春萌(きざ)す       山 三春


これより名残折移り。折立は前二句の季を承けて春をもう一句続けます。本句は前句の雀から「雀の学校」を想起して学校ごっこに興ずる子供たちの姿に転じたもの。折立にふさわしい落ち着きがあります。初めは下五が「春日向」だったのですが、三句前の「日本人」との「日」の同字の障りを避けて三春の季語「春萌す」に差し替えました。

 二    宅配ピザが届く路地奥          海 雑

前句までに春が三句続いたので二句目は雑に戻ります。本句は前句の子供たちの背景に似合わしい場所として「路地奥」を想定したもので、その添え物として「宅配ピザ」を配しました。

 三   朝夕に馴染増えたる散歩道         女 雑

三句目も雑で。前句の「路地奥」を承けて、そこを朝夕の散歩道とする人物を登場させたもの。ほどよい転じが次への展開を促しています。

 四    疎遠の親にふみ認(したた)むる     糸 雑

もう一句雑の句が続きます。前句の「馴染」を付所として、それに相対する「疎遠」ということを持ち出した、いわゆる「逆付(ぎゃくづけ)」にあたる手法が用いられています。これもまた付合の流れを変えるのに効果があります。

 五   杉の葉の香り移してところてん       海 三夏

雑が三句続いたのでここで夏季を交えて変化を図ることにします。前句の「親」から、酢醤油を入れた瓶の口に杉の葉を挿して心太(ところてん)を食する、その故郷の慣わしを思い出したという付筋です。この食物が夏の季語にあたります。

 六    通勤ラッシュボタン千切れる       山 雑

前句の「ところてん」を付所として、物が押し出される様から通勤ラッシュへの連想をはたらかせたものと見られます。意外性のある離れ味のよい六句目が生まれました。

(この項続く)

とびぃ
連句
0

10/09のツイートまとめ
twryossy

お答えが遅くなりました。「茅渟の海」の語源がたとえ魚のチヌから来たものであったとしても、地名として扱われたものは季語にはなりません。RT @yuw_word: @twryossy ・・・茅渟の海という表現がありますよね?… (cont) http://t.co/9vFSNmqj
10-09 19:11

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。良い休日の一日を! #kigo
10-09 05:57

【今日の季語650】寒露(かんろ):二十四節気の一つ。今日から晩秋に入る。前々節の「白露」の頃に生じた露が冷寒により次第に霜に近い状態になるところからこの名が出た。◆みづうみの光れるけふを寒露かな(伊藤敬子) #jhaiku #kigo
10-09 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題03(初折裏折端まで)
018e.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  満尾
 
二〇一一
〇九
一七

初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
初折裏
 
折立
 
 
もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
失意の人と会う阿波の宿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそひそと寝物語は果てしなく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ん付けで呼ぶ仲の嬉しき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あだ名聞き合点い
たる喫茶店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
噂話に嚔
くさめ
する月
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三冬
 
 
 
 
散髪を妻に任せる春隣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩冬
 
 
 
 
 
女性パワlが国を動かす
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本人客パリに溢れる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
十一
 
 
鈍色
にびいろ
の空を見上げる花の冷え
 
 
 
晩春
 
折端
 
 
 
雀の遊ぶ声は長閑に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三春



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな   遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳         笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて       禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに        宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー     女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり        糸 晩秋
初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯    海 晩秋
 二    失意の人と会う阿波の宿           山 雑
 三   ひそひそと寝物語は果てしなく        糸 恋
 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき        女 恋
 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店        山 雑
 六    噂話に嚔(くさめ)する月           海 三冬/月

 七   散髪を妻に任せる春隣              女 晩冬
 八    女性パワーが国を動かす           糸 雑
 九   濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭(ば)    海 雑
 十    日本人客パリに溢れる            山 雑
 十一  鈍色(にびいろ)の空を見上げる花の冷え  糸 晩春/花
 折端   雀の遊ぶ声は長閑に             女 三春

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


初折裏
 七   散髪を妻に任せる春隣           女 晩冬


六句目を承けて七句目も冬を続けます。前句の「嚔(くさめ)」を襟足の寒さから来たものと見定めてそこを付所に「散髪」へと転じたもの。「春隣」が晩冬の季語にあたります。

 八    女性パワーが国を動かす           糸 雑

八句目は雑に戻ります。前句の「妻」が付所ですが、家庭的な和やかな雰囲気から大きく転じて、国を動かす女性の力という社会的な味付けに一変させたところにこの句の働きがあります。

 九   濡れ衣を晴らして出づる裁きの庭(ば)    海 雑

九句目も雑を続けます。前句の「女性パワー」から、厚労省の女性元局長の冤罪事件を想起したものです。初案は「濡れ衣を干して再び清き名に」だったのですが、「清き名」が五句目の「あだ名」に通うものがあって輪廻の嫌いを生ずるので、掲句のように改めました。

 十    日本人客パリに溢れる             山 雑

十句目も雑で行きます。作者自解によれば前句の「濡れ衣」から「巌窟王」を経て「パリ」へと連想を運んだとのこと。前二句の社会問題から転じて、円高による海外旅行客の増加という句想を得たところがお手柄です。

 十一  鈍色(にびいろ)の空を見上げる花の冷え  糸 晩春/花

十一句目は初折の花の座。前句の「パリ」から絵葉書風の趣に流れるのを嫌って、「鈍色」「花の冷え」という渋さを感じさせる句材で応じたのが、かえって通り一遍の花句になるのを避ける力となったように思われます。

 折端   雀の遊ぶ声は長閑に              女 三春


折端は初折が終りとなる句所。前句を承けて春を続けます。ここはあまり重くせずにあっさりと運ぶのが好ましい。前句まで様々な趣向の人情句が続いてきたので、それをさらりと軽く流すような味の場の句で応じたものです。

(この項続く)

とびぃ
連句
0

10/08のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末の良い一日を! #kigo
10-08 06:03

【今日の季語649】薄紅葉(うすもみじ):まだ緑を残しながらうっすらと紅や黄に染まり始めた木々の葉をいう。別の季語「初紅葉」よりもやや紅葉の度合が進んだ時季に用いる。◆恋人となるにふたとせ薄紅葉(満田春日) #jhaiku #kigo
10-08 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題02(初折裏六句目まで)
017e_20111007112003.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  満尾
 
二〇一一
〇九
一七
初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋
初折裏
 
折立
 
 
もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯
 
 
 
 
 
 
晩秋
 
 
 
 
 
失意の人と会う阿波の宿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひそひそと寝物語は果てしなく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ん付けで呼ぶ仲の嬉しき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あだ名聞き合点い
たる喫茶店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
噂話に嚔
くさめ
する月
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三冬


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな    遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳          笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて        禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに         宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー      女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり         糸 晩秋

初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯     海 晩秋
 二    失意の人と会う阿波の宿           山 雑
 三   ひそひそと寝物語は果てしなく         糸 恋
 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき         女 恋
 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店        山 雑
 六    噂話に嚔(くさめ)する月            海 三冬/月

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


初折裏
 折立  もてなしは湯気の立ちたる湿地茸飯     海 晩秋


これより初折裏移り。折立はもう一句秋を続けます。前句の場景を山中と見なしてそこに晩秋の季語「湿地茸(しめじ)」を配してみたのですが、このあたり屋外句が続いているので、場を室内に転じるべくそれを食材に仕立て換えました。

 二    失意の人と会う阿波の宿         山 雑

秋を三句続けたので初裏二句目は雑に。前句の「もてなし」を付所に四国の遍路宿の句材へと転じたもので、付合の流れを変えるのに有効です。なお「失意の人」はこの時の宰相の姿を面影にしたもので、時事句の性格も帯びています。

 三   ひそひそと寝物語は果てしなく       糸 恋

三句目は、前句「失意の人」に「恋の呼び出し」の趣を感じ取り、頃合よしと恋句を所望しました。「寝物語」が「阿波の宿」によく付いています。なお初案上五「声潜め」だったのを、より具体性を持たせる狙いで掲句の形に改めました。

 四    ちゃん付けで呼ぶ仲の嬉しき       女 恋

恋は一句では捨てないのが慣わし、四句目も恋を続けます。本句をそのまま前句を承けたとすると恋の情が薄まってしまうので、「寝物語」の中に登場する男女に関する話題と見るのがよいでしょう。初案上七は「愛称で呼ぶ」だったのを、これもまた具体性を持たせるためにこのように改めました。

 五   あだ名聞き合点いったる喫茶店       山 雑

五句目は前二句の恋を離れた雑の句で行くことに。人間の登場する「人情句」が続きます。前句の相手をたちまち意気投合した初対面の人物と見て、その話題を取り上げたもの。その人物の風貌が浮かんでくるような俳諧味を感じさせる句です。

 六    噂話に嚔(くさめ)する月        海 三冬/月

六句目は二度目の月の座。「月」とだけあれば秋季になりますが、月三座の中の一つは他季にして変化を持たせる狙いから、ここは三冬の季語「嚔(くさめ)」を添えて冬の月にしました。前句の「あだ名」の付いた人物を別の場所にいる人に見立て替えをして、その人物がくしゃみをしているという付筋です。

(この項続く)
とびぃ
連句
0

10/07のツイートまとめ
twryossy

ご丁寧にありがとうございます。実は別の季語をアップする予定だったのですが、ふさわしい時候になったので急遽入れ替えました。 #kigo RT @ntthwr: @twryossy おはようございます。今朝の空模様にぴったりのお題をありがとうございました。
10-07 07:25

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。秋麗の良い一日を! #kigo
10-07 07:19

【今日の季語648】秋澄(あきす)む:「空澄む」「清秋」などの傍題も。大陸性高気圧がもたらす冷気が地上の物象や物の音に透明感を与える。秋季の本意を的確にとらえた季語。◆空腹のここちよきまで秋澄みぬ(森 澄雄) #jhaiku #kigo
10-07 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『小さき掌』の巻 解題01(初折表折端まで)
008e.jpg
*PENTAX K-7 + SIGMA 70-300mm f4-5.6 APO DG MACRO

いわき市平第一中学校で学んだ同期生4人がメールで巻き進める、「いわき文音四吟歌仙通巻第九『小さき掌』の巻」が先月17日に満尾しました。その付合の次第を解説を加えながらここに披露させて頂きます。

I.E. では縦書き画面が正しく表示されないので、Firefox・Google Chrome・Safari などのブラウザでご覧になることをお勧めします。万一画面が乱れてご覧頂けない場合に備えて横書き本文を添付します。

いわき文音四吟歌仙
小さき掌
の巻
 
 
 
宗海捌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  起首
 
二〇一一
〇六
二四
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  満尾
 
二〇一一
〇九
一七
初折表
 
発句
 
 
小さき掌
の指をこぼるる蛍かな
 
 
 
遊糸
 
仲夏
 
 
 
 
 
籠の土産を放つ青蚊帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
笑女
 
三夏
 
第三
 
 
船の旅バ
グに画材忍ばせて
 
 
 
 
 
 
 
禿山
 
 
 
 
 
 
羽付帽はあみだかぶりに
 
 
 
 
 
 
 
 
宗海
 
 
 
 
 
居待月ワルツ漏れ来るバルコニl
 
 
 
 
 
 
 
仲秋
 
折端
 
 
 
歩み止むれば色葉散るなり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
晩秋



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  いわき文音四吟歌仙「小さき掌」の巻          宗海捌
                           起首 2011.06.24
                           満尾 2011.09.17

 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな    遊糸 仲夏
 脇     籠の土産を放つ青蚊帳          笑女 三夏
 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて        禿山 雑
 四     羽付帽はあみだかぶりに         宗海 雑
 五    居待月ワルツ漏れ来るバルコニー      女 仲秋/月
 折端    歩み止むれば色葉散るなり         糸 晩秋

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


初折表
 発句  小さき掌(て)の指をこぼるる蛍かな   遊糸 仲夏


今回は遊糸さんが発句を担当します。提示された候補六句の中から、一読して場景がすっきりと立ち上がる掲句を頂きました。当季の季語「螢」を子供が両手で大事そうに囲い持つ姿を詠んだものですが、その「螢」にはこれから付合の始まる一巻の姿も暗示されて、そこに一座への挨拶の心がこもっているように感じられます。なお初案中七は「指よりこぼるる」でしたが、字余りが句調を損ねるのを嫌って「より」を「を」に改めました。

 脇    籠の土産を放つ青蚊帳         笑女 三夏

脇は笑さんの担当。初めは提出された候補八句の中の二句を融合させて「母への土産放つ青蚊帳」としたのですが、やはり「母への」の措辞に籠もる説明の匂いが気になるので、誰への「土産」なのかは読者の想像に任せることにして、上記の句形で治定(じじょう)としました。発句の余情を汲んでぴたりと寄り添うように付けられた脇句です。

 第三  船の旅バッグに画材忍ばせて       禿山 雑

第三は禿山氏の付番。ここは一巻の変化の始まる句所で、前二句の流れを変えるために大きく転じることが必須条件になります。すでに発句・脇で夏季が二句続いて式目の「句数(くかず)」の条件をクリアしたので、ここは雑(ぞう=無季)で行くことにしました。前句の「土産」を付所に旅体へ転じたもの。候補六句から選んだ初案「ボストンに画材忍ばせ旅に出て」に基づいて、句体を第三らしい形に仕立てました。転じのよく効いた第三です。

 四    羽付帽はあみだかぶりに        宗海 雑

四句目は軽くあっさりと付けるのが身上で、そのような付味を「四句目ぶり」と言います。前句の人物をお洒落者と見定めてそこを手がかりにして付けたもの。「其人(そのひと)」と呼ばれる付けの手法にあたります。

 五   居待月ワルツ漏れ来るバルコニー      女 仲秋/月

歌仙では一巻に月を三度出すこととされており、五句目はその最初の月の座にあたります。前二句の構成する洋上船中の世界から離れて、ワルツが流れて来る瀟洒な西洋建築の前に佇む人物へと転じました。仲秋の季語「居待月」が場景によくマッチしています。

 折端   歩み止むれば色葉散るなり        糸 晩秋

春秋の季は少なくとも三句は続けるのが歌仙式目の定めるところ。本句は晩秋の季語「色葉散る」を用いてそれに応えました。木の葉が紅葉しつつ一方では散る場景を表すもので前句との付味も上々です。なお初案の下七は「色葉散る道」でしたが、校合(きょうごう)の折に、他句との表現の類同を避けてこのように改めました。

(この項続く)

とびぃ
連句
0

10/06のツイートまとめ
twryossy

「の」の線はないと思いますが、「開高健」を限定することになりますね。RT @hyousin: 「の」だとどうなりますか? RT @twryossy: "嫌う"行為の主体は作者か、開高か、… RT @flowtears: とんぶりや開高健は嫌いなり #kigo
10-06 12:41

ご自解ありがとうございます。これですっきりしました。 RT @flowtears: @twryossy 「開高謙の世界のキャビアを食べる」という番組を見た時の僕の感情です。…和装の氏が「日本人にはこれが一番!」と「とんぶり茶漬」を食べるシーンです。
10-06 12:39

おはようございます。"嫌う"行為の主体は作者か、開高か、それによって二とおりの解釈ができますね。「や」を「を」の意に解すれば後者になりますが、切字の本義からすれば前者と解したいところですが、さて…。 RT @flowtears: とんぶりや開高健は嫌いなり #kigo
10-06 06:32

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。秋雨の過ぎた良い一日を! #kigo
10-06 06:21

【今日の季語647】とんぶり:帚木(ほうきぎ)の実から作られる自然食品。秋田県の特産で粒々の歯触りから畑のキャビアと呼ばれる。酢の物や他の素材と混ぜたりして食される。◆とんぶりを噛んで遠くへ来しおもひ(仁尾正文) #jhaiku #kigo
10-06 05:00

とびぃ
一般
0

10/05のツイートまとめ
twryossy

【みんなで決めよう「原発」国民投票】の賛同人になりました。 http://t.co/2ImIhZRJ
10-05 20:01

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週央の良い一日を! #kigo
10-05 05:43

【今日の季語646】雁渡し(かりわたし):初秋から仲秋の頃に吹く北風をいう方言から出た詞。この時季飛来する雁について風を主体に「渡す」とした表現に詩心が感じられる。◆雁渡し紙片も空を飛びたがる(八十嶋祥子) #jhaiku #kigo
10-05 05:00

とびぃ
一般
0

10/04のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。秋晴れの良い一日を! #kigo
10-04 06:06

【今日の季語645】秋暁(しゅうぎょう・あきのあかつき):「秋の夜明」の傍題でも。秋が深まるにつれて日出時刻が遅くなり、ひやりとした冷気が身を包むように感じられる。◆秋暁や胸に明けゆくものの影(加藤楸邨) #jhaiku #kigo
10-04 05:00

とびぃ
一般
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10/03のツイートまとめ
twryossy

昨日RTした「原発」国民投票を進める運動について、5人の呼びかけ人が語る、USTREAMによるパネルディスカッション映像です(137分) ⇒ http://t.co/RY4S38tB [みんなで決めよう「原発」国民投票]HP ⇒ http://t.co/wCSUbXqN
10-03 07:02

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週初の良い一日を! #kigo
10-03 06:42

【今日の季語644】落鮎(おちあゆ):「下り鮎」などの傍題でも。産卵期が近づいて体色が黒ずんだ鮎は「錆鮎(さびあゆ)」と呼ばれる。川を下って産卵をした後は力尽きて死ぬ。◆落鮎の呑み込まれゆく大河かな(稲田眸子) #jhaiku #kigo
10-03 05:00

とびぃ
一般
0

10/02のツイートまとめ
twryossy

RT @lustyrabbit RT @otsukirena: 【拡散希望】みんなで決めよう「原発」国民投票 公式ペー ジ http://t.co/2ImIhZRJ 署名および賛同人申込フォーム http://t.co/D3l0ZfNM
10-02 15:36

【今日の季語643】草の穂(くさのほ):「穂草」「草の絮(わた)」などの傍題も。イネ科やカヤツリグサ科の草は秋に穂を出して実を結んだ後、絮となって風に乗り空に消え行く。◆還らざる旅は人にも草の絮(福永耕二) #jhaiku #kigo
10-02 05:00

とびぃ
一般
0

10/01のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。十月の始まる良い一日を! #kigo
10-01 05:31

【今日の季語642】赤い羽根(あかいはね):「愛の羽根」とも。今日から一ヶ月間社会福祉事業資金を集める運動が行われ募金に応じた人に与えられる。昭和22年に始まった。◆髪よりも吹かれやすくて愛の羽根(片山由美子) #jhaiku #kigo
10-01 05:00

とびぃ
一般
0

09/30のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。陽暦九月尽の良い一日を! #kigo
09-30 05:29

【今日の季語641】濁り酒(にごりざけ):「どぶろく・どびろく」などの傍題でも。発酵した「醪(もろみ)」を漉さないために糟が残って白濁しているところからこの名が出た。◆どぶろくや奥の座敷におしらさま(高橋清子) #jhaiku #kigo
09-30 05:00

とびぃ
一般
0

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