ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(名残表三句目まで)
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*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 十   左官の技に躍る辰の絵           牙 雑
 十一 越えて来し箱根八里は花の冷え        兎 晩春/花
 折端  細魚焦げゆく炉火の静けさ         海 三春
名残表
 折立 いつの間に見えずなりしか巣立鳥       花 晩春
 二   そっと鞄に入れる御守           牙 雑
 三  ジンクスのテディベア乗る戦闘機       衆 雑
 =============================


ただいまツイッター上で名残表四句目を募集中。締切日時は2月2日午前5時です。投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。 
とびぃ
連句
0 0

01/30のツイートまとめ
twryossy

@ja3sj ご丁重なお礼のお言葉を頂き恐縮です。ご友人との文通のお役に立っているよし、望外の仕合せに存じます。
01-30 10:57

頭音の似た二つの動詞を臘梅に配した詞運びの心地好さ! お見事です。 RT @sakrako0304: 臘梅のふるえて香りふらしなむ(桜霞) #jhaiku #kigo
01-30 06:42

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。厳しい寒さの続く中、週初の良い一日を! #kigo
01-30 05:27

【今日の季語763】臘梅・蝋梅(ろうばい):「唐梅(からうめ)」の傍題も。名の由来は臘月(陰暦十二月)に花を開くからとも、蝋細工のような色合の花を付けるからともいわれる。◆臘梅や水美しき蔵の街(笹田京子) #jhaiku #kigo
01-30 05:00

とびぃ
一般
0

01/29のツイートまとめ
twryossy

鈍色20》名残表二句目が治定しました。判定結果と三句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-29 06:25

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。厳しい寒さにお気を付けて良い休日を! #kigo
01-29 06:04

鈍色20】本日5時の締切までに、毬藻・摩衆・兎・風牙の皆さんから名残表二句目候補として都合10句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-29 06:02

【今日の季語762】氷湖(ひょうこ):「湖氷る」「凍湖」などの傍題も。寒冷地の氷結した湖はその上を往来したりスケート遊びや公魚などの穴釣を楽しんだりすることもできる。◆夜は星の語り部となる氷湖かな(雨宮きぬよ) #jhaiku #kigo
01-29 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(名残表二句目まで)
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*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 十   左官の技に躍る辰の絵           牙 雑
 十一 越えて来し箱根八里は花の冷え        兎 晩春/花
 折端  細魚焦げゆく炉火の静けさ         海 三春
名残表
 折立 いつの間に見えずなりしか巣立鳥       花 晩春
 二   そっと鞄に入れる御守           牙 雑
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ただいまツイッター上で名残表三句目を募集中。締切日時は1月31日午前5時です。投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。 
とびぃ
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0

01/28のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。厳しい寒さを凌いで週末の良い一日を! #kigo
01-28 05:23

【今日の季語761:別記】芭蕉句「あら何ともなやきのふは過ぎてふくと汁」に見るように、河豚は「ふくと」とも呼ばれた。先行する室町期には「ふくたう」と表記した例があり、このフクタウからフクトウを経てフクトに転じたものと解されるがその語源は不明。 #jhaiku #kigo
01-28 05:01

【今日の季語761】河豚(ふぐ):古くは「ふく」と清音。「虎河豚」「針千本」など個別種の傍題も多い。各地貝塚から出土する骨により古代から食用に供されたことが知られる。◆虎河豚の毒の貫禄糶(せ)られけり(冨永壽一) #jhaiku #kigo
01-28 05:00

とびぃ
一般
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01/27のツイートまとめ
twryossy

鈍色19》名残表折立が治定しました。判定結果と二句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-27 06:37

鈍色19】本日5時の締切までに、風牙・葛花・毬藻・摩衆・夕烏の皆さんから名残表折立候補として都合12句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-27 06:14

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さの底をしのいで週末に向けて良い一日を! #kigo
01-27 06:11

【今日の季語760】霜(しも):「霜解(しもどけ)」「朝霜」「はだれ霜」「霜の声」など傍題が多い。冬の代表的な景物の一つとして万葉以来和歌の題材にも好んで用いられた。◆強霜(つよじも)の富士や力を裾までも(飯田龍太) #jhaiku #kigo
01-27 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(名残表折立まで)
003es_20120127070340.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 十   左官の技に躍る辰の絵           牙 雑
 十一 越えて来し箱根八里は花の冷え        兎 晩春/花
 折端  細魚焦げゆく炉火の静けさ         海 三春
名残表
 折立 いつの間に見えずなりしか巣立鳥       花 晩春
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ただいまツイッター上で名残表二句目を募集中。締切日時は1月29日午前5時です。投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。 
とびぃ
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いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題06(挙句まで)
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*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻          宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19


 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏
初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏
 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑
 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋
 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋
 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑
 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月
 七   熱々の今川焼を懐に            糸 三冬
 八    チチキトクとて届くウナ電        海 雑
 九   集落の夢と消えたる津波跡         女 雑
 十    小雨にけぶる裏の里山          山 雑
 十一  もてなしは花を添へたる祝ひ膳       海 晩春/花
 折端   茶摘み女の笑顔はじける         糸 晩春
名残表
 折立  陽炎の立つ溜り場の鬼ごっこ        山 三春
 二    幼馴染みと交わすアドレス        女 雑
 三   外つ国の友の便りを待ちわびる       糸 雑
 四    肌身離さぬ写真一枚           海 雑
 五   ときめいて振り向き見れば似たる影     女 恋
 六    シャネルの香り残る後朝         山 恋
 七   片割れのピアスを探す夏館         海 三夏
 八    隧道抜けて浜辺への坂          糸 雑
 九   ほろ酔いの足に任せる宿場町        山 雑
 十    淹れ立ての茶に至福味わう        女 雑
 十一  秋簾月の光をこぼしつつ          糸 仲秋/月
 折端   妻呼ぶ鹿は声をかぎりに         海 三秋
名残裏
 折立  水澄みて旅愁は深き古都の径        女 三秋
 二    寝台列車またも消えゆく         山 雑
 三   気に入りのレンズに残る淡き瑕       海 雑
 四    匠の利き手親指の胼胝          糸 雑
 五   三線の爪音弾む花の下           山 晩春/花
 挙句   着飾って行く弥生狂言          女 晩春

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

名残裏
 折立  水澄みて旅愁は深き古都の径        女 三秋

付合はいよいよ終局を迎え名残裏入り。折立は前二句を承けて秋季をもう一つ続けます。本句は前句の「鹿」の声する場所を奈良などの古い都と見なして、三秋の季語「水澄む」によって季を定めました。哀切な鹿の声に「旅愁」が響き合って折立らしい風格を備えた句が生まれました。

 二    寝台列車またも消えゆく         山 雑

二句目は再び雑に戻ります。前句の「旅」を付所に次第に姿を消しつつある寝台列車を句材に取り上げました。消えゆくものに対する愛惜の思いが前句の「愁」に通うところがあって、よい付味を醸し出しています。

 三   気に入りのレンズに残る淡き瑕       海 雑


三句目も雑で。前句の列車を付所として、鉄道写真を趣味とする人物の姿を浮かべ、失われたものへの思いを質的に転換させて「レンズの瑕」によって具現化させたものです。

 四    匠の利き手親指の胼胝          糸 雑

もう一つ雑を続けます。前句の「レンズ」を《道具》に一般化させて、それを扱う名人の手にできた胼胝(たこ)に目を向けました。次の花句が付けにくいのではないかという懸念はありますが、句材の面白さと転じ味を評価して候補五句の中から本句を頂戴しました。

 五   三線の爪音弾む花の下           山 晩春/花

この句所は一巻の飾りとされる匂いの花の座にあたります。前句の「胼胝」を付所に沖縄の三線(さんしん)の句材を浮かべたものと思われます。付けにくさを無事に凌(しの)いで浮き立つ気分のあふれる華やかな花句が生まれました。

 挙句   着飾って行く弥生狂言          女 晩春

付合はいよいよ挙句に到達。本句は候補八句の中から選ばれたもの。陰暦三月に興行された歌舞伎興行に由来する晩春の季語「弥生狂言」と、着飾った女性の姿が前句に配するにふさわしい華やかな気分を演出しています。詞運びにも挙句らしい落着を感じさせます。

これにて記念すべき通巻第十「いわき文音連句『実石榴』の巻」はめでたく満尾を迎えました。
とびぃ
連句
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01/26のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さにお気を付けて週央の良い一日を! #kigo
01-26 05:22

【今日の季語759】葉牡丹(はぼたん):「牡丹菜」とも。ヨーロッパ原産のキャベツの一種を観賞用に改良。層をなして重なる葉の色が牡丹を思わせるところからこの名が出た。◆葉牡丹に正午の影のひとつづつ(岸本尚毅) #jhaiku #kigo
01-26 05:00

とびぃ
一般
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いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題05(名残折表折端まで)
058es.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻          宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19


 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏
初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏
 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑
 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋
 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋
 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑
 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月
 七   熱々の今川焼を懐に            糸 三冬
 八    チチキトクとて届くウナ電        海 雑
 九   集落の夢と消えたる津波跡         女 雑
 十    小雨にけぶる裏の里山          山 雑
 十一  もてなしは花を添へたる祝ひ膳       海 晩春/花
 折端   茶摘み女の笑顔はじける         糸 晩春
名残表
 折立  陽炎の立つ溜り場の鬼ごっこ        山 三春
 二    幼馴染みと交わすアドレス        女 雑
 三   外つ国の友の便りを待ちわびる       糸 雑
 四    肌身離さぬ写真一枚           海 雑
 五   ときめいて振り向き見れば似たる影     女 恋
 六    シャネルの香り残る後朝         山 恋
 七   片割れのピアスを探す夏館         海 三夏
 八    隧道抜けて浜辺への坂          糸 雑
 九   ほろ酔いの足に任せる宿場町        山 雑
 十    淹れ立ての茶に至福味わう        女 雑
 十一  秋簾月の光をこぼしつつ          糸 仲秋/月
 折端   妻呼ぶ鹿は声をかぎりに         海 三秋

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

名残表
 七   片割れのピアスを探す夏館         海 三夏


恋が二句続いたのでもはや恋を離れることにします。すでに先の句所の解説でも触れたとおり、前句に付けると恋句になるものの、一句独立しては恋の情を感じさせないような趣の恋離れを試みたものです。前句の「後朝」に三夏の季語「夏館」を配して夏の季句としました。

 八    隧道抜けて浜辺への坂          糸 雑

夏冬は一句のみで捨ててもよいので、ここで再び雑の句に戻りました。前句までしばらく濃い人情句が続いていささか粘りを生じてきたところなので、本句のような軽いさらりとした味の句は趣を替えるのに効果があります。

 九   ほろ酔いの足に任せる宿場町        山 雑

本句は前句の「浜辺」を「宿場町」にとりなしたものです。このように前句の場所を見定める付け方は「其場(そのば)」の付けと呼ばれます。それと並行して前句の歩行体の趣も「足に任せる」に引き継がれています。

 十    淹れ立ての茶に至福味わう        女 雑

もう一句雑を続けます。前二句と同趣の句が三句続かないように、場の設定を屋外から室内へと転じ、飲食の句材によって流れの方向を変える配慮がはたらいています。

 十一  秋簾月の光をこぼしつつ          糸 仲秋/月

十一句目は三度目の月の定座。二度目の月を冬季にしたので、ここは型どおり秋で行くことにします。初案上五は「御簾越しの」でしたが「簾」が三夏の季語なので夏の月になってしまうため、これを仲秋の季語「秋簾」に差し替えました。簾の間から漏れる光のイメージが前句の茶の湯とかすかに響き合ってよい付味を出しています。

 折端   妻呼ぶ鹿は声をかぎりに         海 三秋

前句の場景に雌を呼ぶ鹿の姿を配しました。三秋の季語「鹿」の傍題として「妻恋う鹿」「鹿の妻」などがあり、繁殖期の鹿の声に趣を求める和歌の伝統が受け継がれています。ここはそれに基づいて「妻呼ぶ鹿」の形で用いました。
(この項続く)
とびぃ
連句
0 0

01/25のツイートまとめ
twryossy

「三」を挟むと季戻りがリセットされるので、例えば「晩→三→初」などもアリです。RT @flowtears: @twryossy 今更なのですが、「晩春」→「三春」→「三春」のみと勘違いしてました。
01-25 09:56

「弱い」はよい表現ですね(笑) 「寒蜆」が「「強い」から許されますとも。RT @SatoToshio: じんと沁む八丁味噌に寒蜆 佐藤俊夫 #kigo #haiku #jhaiku #saezuriha 「沁む」は秋の季語だったと思いますが、「弱い」ので許して(笑)。
01-25 07:17

@sakrako0304 毎日RTありがとうございます。お久しぶりです。この時間帯は珍しいのではw
01-25 07:13

治定おめでとうございます。このところ一日間隔のペースで付け進めてきましたが、もう一日置いた方が付けやすいでしょうか。 RT @Mrkmbc: @twryossy 「鈍色11」ご採句ありがとうございました。出句時間を延長していただいたおかげで再度投句させていただきよかったです。
01-25 07:10

鈍色18》初裏折端句を捌が付けて次は名残折に入ります。折立句の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/04vcALI2 #jrenku
01-25 05:28

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。凍て道にお気を付けて週央の良い一日を! #kigo
01-25 05:12

【今日の季語758】寒蜆(かんしじみ):一年中食されるものだが、単に「蜆」と言えば春季になるので、晩夏の「土用蜆」と同様に「寒」字を冠して晩冬の季語として用いる。◆美しく姑(はは)老いたまふ寒蜆(大石悦子) #jhaiku #kigo
01-25 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題04(名残折表六句目まで)
028es_20120125063349.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻          宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19


 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏
初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏
 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑
 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋
 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋
 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑
 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月
 七   熱々の今川焼を懐に            糸 三冬
 八    チチキトクとて届くウナ電        海 雑
 九   集落の夢と消えたる津波跡         女 雑
 十    小雨にけぶる裏の里山          山 雑
 十一  もてなしは花を添へたる祝ひ膳       海 晩春/花
 折端   茶摘み女の笑顔はじける         糸 晩春
名残表
 折立  陽炎の立つ溜り場の鬼ごっこ        山 三春
 二    幼馴染みと交わすアドレス        女 雑
 三   外つ国の友の便りを待ちわびる       糸 雑
 四    肌身離さぬ写真一枚           海 雑
 五   ときめいて振り向き見れば似たる影     女 恋
 六    シャネルの香り残る後朝         山 恋

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

名残表
 折立  陽炎の立つ溜り場の鬼ごっこ        山 三春


ここで折が変わって名残折入り。その折立は式目の句数(くかず)の定めに従って春をもう一句続けることになります。前二句が晩春だったのでここは三春で行くしかありません。前句の「笑顔」を承けて子供の遊ぶ姿を配した親和性の高い付句で応じました。

 二    幼馴染みと交わすアドレス        女 雑

二句目は春を離れて雑に戻ります。本句は前句の場景を追想の世界に置き換え、その遊び仲間同士が数十年を経て再会を果たした場面に転じたもの。前句の時間を現在から過去へ戻して付ける手法が採られています。

 三   外つ国の友の便りを待ちわびる       糸 雑

前句の「アドレス」を付所に外国のメールフレンドとの文通を楽しみにしている人物を登場させました。「外つ国(とつくに)」は、古代には《畿内以外の日本諸国》を指したのが、後に《日本以外の諸国》の意に用いられるようになった古語。「外つ国」の「つ」は「の」と同じはたらきをする古代語の助詞で、それが熟語の中に閉じ込められて化石のごとくに残存したものです。

 四    肌身離さぬ写真一枚           海 雑

ここも雑を続けます。前句の便りを待ちわびる人物の相手を別の人間と見なして、その思い出を心に持ち続けている人の姿に転じたもの。次の句に恋を誘う恋の呼び出しの目論見も籠められています。

 五   ときめいて振り向き見れば似たる影     女 恋

前句の誘いに応じた恋句。憎からず思う人とよく似た姿を街中で見掛けた女性の心のときめきを詠んだものです。なお初案の下五は「似たる人」でしたが、打越にも人倫の詞「友」があって差し合う気味があるので、「人」を「影」とおぼめかすことにしました。

 六    シャネルの香り残る後朝         山 恋

五句目を承けて恋をもう一句続けます。前句からはやや離れ気味の印象を受けますが、ビデオの早送り画面のように時間を飛躍させた付けと見ればよいでしょう。初案の下七は「僅か残して」でしたが、恋の情にいささか乏しい感があるので、そこをもう一段濃いものにするために恋の詞「後朝(きぬぎぬ)」を加えて改めました。
(この項続く)
とびぃ
連句
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01/24のツイートまとめ
twryossy

鈍色17》初裏十一句目が治定しました。判定結果と折端句についてはこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/04vcALI2 #jrenku
01-24 07:10

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。雪道にお気を付けて良い一日をお過ごし下さい #kigo
01-24 05:33

鈍色17】本日5時まで締切を延長したところ、葛花・兎・松翠・風牙・星羅・摩衆・毬藻の皆さんから無慮19句もの候補句が提出され、豪華な花の競演となりました。ご連衆各位のご芳情に感謝いたします。いつもより吟味に時間がかかりますが結果発表までしばらくお待ち願います。 #jrenku
01-24 05:32

【今日の季語757】鎌鼬(かまいたち):「鎌風」とも。気候変動で生まれた真空状態により鋭利な鎌で切ったような傷を受ける現象。幻の鼬による怪異現象と見なされこの名が。◆わが膽に棲みてひさしき鎌鼬(眞鍋呉夫) #jhaiku #kigo
01-24 05:00

とびぃ
一般
0

01/23のツイートまとめ
twryossy

仰せのとおりですね。RT @antea24: @twryossy だから、海幸彦、山幸彦なんですね。
01-23 08:37

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さにお気を付けて週初の良い一日を! #kigo
01-23 05:30

【今日の季語756:別記】猟人を指す古語サツヲのサツはサチの母音交替形にあたり、《狩猟の獲物》やそれを得る道具の《釣針・弓矢》を表した。その《獲物》の意から転じて《幸福》の意が生まれ、それがサチ(幸)の語形で後世に伝わった。 #jhaiku #kigo
01-23 05:01

【今日の季語756】猟人・狩人(かりうど):漢語「猟師」や古語「猟夫(さつお)」などの傍題も。一年を通じて用いられる語だが冬の生業とされたことからこの季に定まった。◆霜とけの囁きをきく猟夫かな(森 澄雄) #jhaiku #kigo
01-23 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏十一句目まで)
031es_20120124074040.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 十   左官の技に躍る辰の絵           牙 雑
 十一 越えて来し箱根八里は花の冷え        兎 晩春/花
 =============================

 
初折裏十一句目の吟味結果と折端句についてはこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/22のツイートまとめ
twryossy

「しをりして」と用いた例は古歌にも見えるのでセーフ。 RT @tsfuge: 栞して閉づる画集や冬深し #kigo 栞するって良いのかな?
01-22 06:27

#kigo の拡散ありがとうございます。 RT @GorillaHaiku: #kigo というハッシュタグは現在、季語に関する呟きを共有するタグではなく、@twryossyさんが毎日紹介する季語をお題として俳句ファンが競作するためのタグとして使われています。
01-22 05:53

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さの極みにお気を付けて良い休日を! #kigo
01-22 05:26

鈍色17】本日5時の締切までに葛花・兎のお二人から初裏十一句目候補都合4句が提出されましたが、折角の花の座ゆえ、もう少し候補句を集めたいと思います。締切日時を1月24日午前5時まで延長しますので、上記のお二人も含めて奮ってご投句下さい。 #jrenku #kigo
01-22 05:07

【今日の季語755】冬深し(ふゆふかし):「冬深む」の動詞形でも。「深し」と捉える季語は四季それぞれにあるが、冬のそれには極寒の厳しさと春を待ちこがれる思いが籠もる。◆冬深し柱の中の濤(なみ)の音(長谷川櫂) #jhaiku #kigo
01-22 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題03(初折裏折端まで)
063es_20120123070720.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻          宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19


 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏
初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏
 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑
 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋
 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋
 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑
 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月
 七   熱々の今川焼を懐に            糸 三冬
 八    チチキトクとて届くウナ電        海 雑
 九   集落の夢と消えたる津波跡         女 雑
 十    小雨にけぶる裏の里山          山 雑
 十一  もてなしは花を添へたる祝ひ膳       海 晩春/花
 折端   茶摘み女の笑顔はじける         糸 晩春

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


初折裏
 七   熱々の今川焼を懐に            糸 三冬


ここでは前句を承けて冬をもう一句続けることにします。本句は前句の「下町」を付所としてそれに配するにふさわしい「今川焼」で応じたもの。初案は上五「帰り道」でしたが、説明的な匂いになるのを避けて「熱々の」と描写に具体性を持たせるようにしました。

 八    チチキトクとて届くウナ電        海 雑

再び雑に戻ります。前句から昔の着物姿の書生を思い浮かべ、その青年が親元に送金を依頼する「カネオクレ」の電文を仕立てたのですが、五句目の世界に戻る輪廻の嫌いを感じたので、掲句のように無常句に模様替えをしました。

 九   集落の夢と消えたる津波跡         女 雑

本句は前句の無常のモードを引き継いで、そこから記憶に新しい自然災害による無常へと転換させたものです。連句の付合の中にこのような時事句を交えることで、一巻に現実味を帯びさせるとともに、タイムスタンプとしての役割を持たせることにもなります。

 十    小雨にけぶる裏の里山          山 雑

深刻な内容の句が二つ続いて流れがいささか重たげになって来たので、それをさらりとかわすように仕立てられた場の句です。このように付合の粘りを受け流して新たな展開を図って付ける句を遁句(にげく)と称します。

 十一  もてなしは花を添へたる祝ひ膳       海 晩春/花

ここは初折の花の座にあたる句所。花に対する賞翫の心を籠めることが必要とされます。前二句の悲しみと静謐の世界から一転させるべく、婚礼を思わせるような祝宴の開かれている広い座敷の場景に花を配して華やかな気分を盛り込みました。

 折端   茶摘み女の笑顔はじける         糸 晩春

晩春の季語「茶摘み」を用いて前句と同季とし、前句のめでたい気分を承けて幸せに満ちた女性の笑顔でこれに応じたものです。八、九句目と場の句が二句続き、前句がそれを人情句に転じたのでその流れも引き継がれています。
(この項続く)
とびぃ
連句
0 0

いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題02(初折裏六句目まで)
029es_20120122114724.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻          宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19


 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏
初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏
 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑
 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋
 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋
 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑
 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

初折裏
 折立  幼子の声するさきに夏の蝶         女 三夏

これより裏移り。前句を承けてもう一句夏を続けます。掲句は前句「野の道」を付所に、夏蝶に注意を向ける幼子を詠んだもの。軽い付味で折立に置くにふさわしい句姿です。

 二    武蔵ひらりと躱(かわ)す切先      山 雑

二句続いた夏を離れて雑に戻ります。前句の蝶の自在な飛翔の姿を付所に、相手の剣を身軽にかわす剣豪の動きへの転じぶりが鮮やかで、良い付味に仕上がりました。

 三   結ばれぬ恋と知りつつ忘られず       海 恋

このあたりで趣を変えて恋を試みることにします。この句は前句の武蔵を付所として、この剣士に思いを寄せていたお通を面影にした「其人」の付けの手法を用いたものです。折立からこのあたりにわたる運びには転じの面白さがよく発揮されています。

 四    涙拭って君は微笑む           糸 恋

恋が出たら少なくとも二句は続けるのが常道。本句は前二句の物語の世界の続きにあたるものではなく、現代へと舞台を移して、失恋の痛手から立ち直ろうとしている女性の姿を描いたものとして味わうのがよいでしょう。

 五   当分は一間の部屋と職探し         山 雑

この句所では二句続いた恋を離れることにします。本句は単独では恋句にはならないものの、前句に付けてみると恋の情趣がほのかに感じられる、そのような「恋離れ」としての役割を果たしています。

 六    下町照らす冬の満月           女 三冬/月

六句目はここを二度目の月の座と定めて冬の月を所望しました。本句は、上京して都会生活を送る前句の人物の住む場所を下町と見定めた、「其場(そのば)」の付けにあたるもの。前句までしばらく人間の登場する人情句が続いたので、人間を表に立てない場の句に転じることにより付合の流れを変える効果が生まれました。
(この項続く)
とびぃ
連句
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01/21のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散をありがとうございます。寒さにお気を付けて週末の良い一日を! #kigo
01-21 05:21

【今日の季語754】大寒(だいかん):二十四節気の暦の上ではこの日から晩冬後半に入る。「小寒」から十五日を経て一年でもっとも寒い時季を迎える。春の到来が待ち遠しい。◆大寒のひろがりいたる臼の創(きず)(中村和弘) #jhaiku #kigo
01-21 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏十句目まで)

*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 十   左官の技に躍る辰の絵           牙 雑
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ただいまツイッター上で裏十一句目の花句を募集中。締切を1月24日午前5時まで延長します。投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/20のツイートまとめ
twryossy

@Iris_kobe 乱吟歌仙のRTありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
01-20 07:31

鈍色16》初裏十句目が治定しました。判定結果と十一句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-20 07:03

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。本日も季語の拡散を頂きありがとうございます。久しぶりのお湿りとなった朝、寒さにお気を付けて良い一日を! #kigo
01-20 05:31

鈍色16】本日5時の締切までに、風牙・葛花・摩衆の皆さんから初裏十句目候補として都合9句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-20 05:29

【今日の季語753】寒鴉(かんがらす):「寒鴉(かんあ)」の漢語形でも。四季を問わずに見かけるが、冬の寒々とした場景にはその漆黒の姿が似合わしく水墨画などの画材にも。◆吹かれ来て投げ込み寺へ寒鴉(宮川豊治) #jhaiku #kigo
01-20 05:00

とびぃ
一般
0

いわき文音四吟歌仙『実石榴』の巻 解題01(初折表折端まで)
024es_20120121104541.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

今を去ること半世紀以前にいわき市立平第一中学校で学んだ同期生4人が、旧交を暖めつつメールで巻き進める「いわき文音四吟歌仙」、その一里塚とも言うべき通巻第十『実石榴』の巻が三ヶ月半に及ぶ付合を終えて1月19日にめでたく満尾を迎えました。その進行の経過に解説を加えながら6回にわたって連載いたします。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  いわき文音四吟歌仙「実石榴」の巻         宗海捌
                       起首 2011.10.06
                       満尾 2012.01.19

 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋
 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月
 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋
 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑
 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑
 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


初折表
 発句  実石榴やふるさとの空なほ遠く      宗海 仲秋


この巻は、捌きを務める宗海の発句で始まり、宗海>遊糸>禿山>笑女の順で付合を進めることになりました。候補三句の中から次の付番の遊糸さんに選んで頂いたのが上掲句です。仲秋の季語「実石榴(みざくろ)」によって当季を定め、東北大震災による甚大な被害を被った故里への思いを籠めて同郷のご連衆各位への挨拶としました。

 脇    眉月高く静かなる海          遊糸 仲秋/月

脇は発句と同じ季で応じます。秋は少なくとも三句は続けなければならず、しかもその中では必ず月を詠むこととされ、月の出ない秋は「素秋(すあき)」と呼ばれて嫌われます。できれば長句にあたる次の第三で月を出したいところですが、そうすると発句に天象の詞「空」があるために打越の障りを生じるので、ここを月の座と定めることにしました。

掲句は六句呈示された候補の中から選ばれたもの。三日月の別名「眉月」で発句と同じ仲秋の季とし、「ふるさとの空」に海の景を添えて発句に応じています。付味のよい脇句が仕上がりました。

 第三  二番方秋刀魚の煙目に沁みて       禿山 晩秋

もう一つ秋季を続けます。前二句がともに仲秋なので、同季と季戻りになる初秋は避けて晩秋あるいは三秋のいずれかで行くことになります。また第三は一巻の変化の始まりとされる大事な句所なので、前二句の世界からは大きく離れなければなりません。

これらの要請に応えるにふさわしい句として候補五句の中から一直を加えて選ばれたのが掲句。作者自解によれば「二番方」は昔の炭坑用語で、昼過ぎから真夜中にかけて業務にあたる三交代制の二番目を指す用語。往時の常磐炭鉱近くに生家のあった作者ならではの珍しい句材です。静謐さを湛えた前二句の世界から生活感の漂う人情句へ大きく転じた第三が生まれました。

 四    仕上げ見事にひごの鳥かご       笑女 雑

ここは三句続いた秋を離れて雑の句で行くことにします。この句所では四句目ぶりと呼ばれる軽い味の句が良しとされます。

候補六句の中から、前句「二番方」に配するにふさわしい生活の一場面を詠んだ本句が選ばれました。前句の人物を鳥籠作りが趣味の人と見定めた、「其人(そのひと)」と呼ばれる付句の手法に従ったものです。

 五   囚はれし心をひと日解き放つ        糸 雑

五句目はもう一つ雑の句を続けます。掲句は前句の「鳥かご」を付所としてそこから放たれた鳥のイメージを内面世界に転化させたもの。表六句では述懐の句材は避けなければならないものの一つとされていて、「囚はれし心」にはその色合いもないわけではありませんが、本句はそれを解き放った明るさの方に重点があるので、その障りはないものと判断しました。

 折端   青葉隠れに続く野の道          海 三夏

歌仙懐紙の四つの面(めん)には、それぞれ二季以上を配するのがよいとされます。初折の表ではすでに出た秋季の後に雑を二つはさんで、折端に夏季を加えることにしました。掲句に用いた「青葉隠れ」は、青々と茂った葉に隠れてその姿が見えない状態をいう三夏の季語。これを前句の人物の背景として描くことで、屋外への視点の転じを図ったものです。
(この項続く)

とびぃ
連句
0 0

01/19のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。週末に向けて良い一日を! #kigo
01-19 05:19

【今日の季語752】紙漉(かみすき):「寒漉(かんすき)」「紙干す」などの傍題でも。中国から伝わった技法から独自の和紙製法が生まれた。寒中に漉いた紙には虫が入らない。◆水責めの道具揃ひて紙を漉く(後藤夜半) #jhaiku #kigo
01-19 05:00

とびぃ
一般
0

01/18のツイートまとめ
twryossy

鈍色15》初裏九句目が治定しました。判定結果と十句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-18 06:52

鈍色15】本日5時の締切までに、夕烏・葛花・摩衆の皆さんから初裏九句目候補として都合7句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-18 05:45

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さの続く週央の良い一日を! #kigo
01-18 05:44

【今日の季語751】凍滝(いてたき):「滝凍る」「氷瀑」などの傍題でも。厳冬期に水量が減って流れが細くなり氷結した滝。別題として流れが途絶えた「滝涸(か)る」もある。◆終章はかがやけと滝凍るなり(倉橋羊村) #jhaiku #kigo
01-18 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏九句目まで)

*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項(うなじ)より入る      藻 三夏/月
 九  酒蔵の黒塀続く城下町           夕烏 雑
 =============================

 
ただいまツイッター上で裏十句目を募集中。締切は1月20日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/17のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語750】寒土用(かんどよう):年に四回ある土用の一つ。立秋前の十八日間を単に「土用」と呼ぶのに対して立春前の十八日間を寒土用と称する。一年で最も寒い期間。◆五臓にて味はふ水や寒土用(手塚美佐) #jhaiku #kigo
01-17 05:00

とびぃ
一般
0

日露戦争の手毬唄(3)
081es_20120116105417.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

(承前)
明治期の「破裂」の用法を見るために、次は幕末から明治期の日本に滞在していたJ・C・ヘボン(1815-1911)の編んだ和英辞典『和英語林集成』に目を向けてみましょう。

その初版(1867)および再版(1872)の「破裂」の項には、それぞれ次のような語義解説がなされています。

(初版)Haretsz,-szru, ハレツ,破裂,To burst, explode.

(再版)Hare-tsu, ハレツ,破裂, -suru, to burst, explode, blow-up. -dama, a bomb shell. -guwan, id.

再版には「破裂する」「破裂丸(はれつだま・はれつぐゎん)」の熟語が加わってはいますが、いずれも《爆発》の意味領域を超えていません。

三版(1886)に至ると、さらに新たな改訂が加わります。

(三版) Haretsu ハレツ 破裂 Explosion; rupture; bursting: -suru, to burst, explode, blow up, rupture: -dama, a bomb-shell; -gwan, id.; shinzo -, rupture of heart.

上記"-suru."(破裂する)の語義解説には、再販になかった"rupture."の英訳が加わっています。この語には《破裂する》の他に《仲違い、決裂》の語義もあることが注意されますが、これも三版に至って新たに加わった熟語例"shinzo -"(心臓破裂。oの上に長音符あり)についてこの単語が用いられているところから見れば、ここはやはり《破裂》の意を表すものと解するのがよいでしょう。

ここに見るように、この辞書の三版においても「破裂」を《決裂》の意に用いた明らかな証拠は得られないのに対して、これと同年に出版された徳富蘇峰の「将来之日本」(前項参照)には、前項に示したように、この語を《決裂》の意に用いた例の見えることが注意されます。

このずれをどう解釈すべきかについてはさらにこの時期の文献について考察を深める必要がありますので、現時点では上記の事実を報告するに留め置くことにいたします。
とびぃ
日本語
0

01/16のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さにお気を付けて週初の良い一日を! #kigo
01-16 05:38

鈍色14》初裏八句目が治定しました。判定結果と九句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/04vcALI2 #jrenku
01-16 05:22

鈍色14】本日5時の締切までに、夕烏・毬藻のお二人から初裏八句目候補として都合6句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-16 05:10

【今日の季語749】湯冷め(ゆざめ):「湯冷めす」の動詞形でも用いる。風呂上がりに濡れた体で冷気に触れたりすると体温を奪われ、それが別題「風邪」の原因にもなる。◆恋めきて絨毯をふむ湯ざめかな(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
01-16 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏八句目まで)
030es_20120116053105.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
 八   月は涼しく項より入る           藻 三夏
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ただいまツイッター上で裏九句目を募集中。締切は1月18日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/15のツイートまとめ
twryossy

そのつもりはありませんでしたが、言われてみればなるほど確かに(^∇^)RT @kaminendo: @twryossy さん、おはよう!アイコンが宇宙戦艦ヤマトみたいなうばザメですね(;゜0゜)ははは。
01-15 08:58

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さに気をつけて休日の良い一日を! #kigo
01-15 06:09

【今日の季語748】しまき:「しまく」の動詞形でも。「し」は風の意とされ「風巻」とも表記する。風が吹き荒れる意が本義で、吹雪や波しぶきを伴う強風についても用いる。◆海に日の落ちて華やぐしまき雲(角川源義) #jhaiku #kigo
01-15 05:00

とびぃ
一般
0

01/14のツイートまとめ
twryossy

鈍色13》初裏七句目が治定しました。判定結果と八句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-14 05:43

鈍色13】本日5時の締切までに、桂・兎・毬藻の皆さんから初裏七句目候補として都合8句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-14 05:18

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。お風邪を召さぬよう気をつけて週末の良い一日を! #kigo
01-14 05:17

【今日の季語747】粥施行(かゆせぎょう):困窮者の飢えを救うために「お救い小屋」を設け、熱い粥を炊いてふるまう風習が古くからあった。現代の「年越し派遣村」にあたる。◆日変わらば路上の人ぞ粥施行(馬渕兼一) #jhaiku #kigo
01-14 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏七句目まで)
023es_20120113061614.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
 七  初浴衣藍の匂ひをまとひつつ         兎 三夏
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ただいま裏五句目を募集中。締切は1月16日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/13のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。厳寒の候、冷え込みにお気を付けて良い一日を! #kigo
01-13 05:43

【今日の季語746:別記】「つらら」が《氷》から《氷柱》の意に転じたのは、同義語の「こほり」に《氷》の意味の座を奪われたからであり、そのことはさらに、本来《氷柱》の意味の座を占めていた「たるひ」を廃語に追いやる結果をもたらした。 #jhaiku #kigo
01-13 05:01

【今日の季語746】氷柱(つらら):古語「垂氷(たるひ)」の他に「立氷(たちひ)」「銀竹」「氷条」などの傍題も。古くは《氷》を指す名称であったのが後に《氷柱》の意に転じた。◆はればれと昼の氷柱の水しぶき(飯田龍太) #jhaiku #kigo
01-13 05:00

とびぃ
一般
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日露戦争の手毬唄(2)

*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

(承前)
前項に載せた手毬唄の歌い出し「一列談判破裂して」についてもう一つ注意される点は、「談判」に対して「破裂」を用いていることです。

現代語としては、こういう文脈では「談判が決裂する」のように「決裂」を用いるのが順当であり、「破裂」はふさわしくないと感じられることでしょう。

しかし『日本国語大辞典(第二版)』「破裂」の第3項には次のような語義解説があります。

 双方の意見があわないで談判がやぶれること。相談がまとまらないこと。

さらにその使用例として次の3例を挙げています。

 *将来之日本(1886)<徳富蘇峰>四「年来破裂したるアフガニスタン境界論の如き、<略>大破裂あらん
 *演歌・欣舞節(1887-92頃)<若宮万次郎>「日清談判破裂して 品川乗り出す東艦
 *思出の記(1900-01)<徳冨蘆花>一・三「明治六年征韓論破裂以来、世の中兎角物騒になり

上に掲げた第2例は、ここで取り上げている手毬唄の元歌と思われるもので、問題の「談判破裂」という言い回しは元歌の表現をそのまま取り入れたものであることが見て取れます。そのことはさて置き、これらの例は日露戦争前後の時期には「破裂」がこのように用いられていたことを示しています。

このことをさらに明治初期の辞書について調べてみましょう。

大槻文彦が文部省の命を受けて明治8年(1875)に起草し、同17年(1884)に成稿を見た『日本辞書 言海』の「はれつ(破裂)」の項には次のようにあります。

 割レサクル事。爆(ハ)ゼル事。「-丸(ダマ)」-スル」

ここでは「破裂」の原義を述べて「破裂丸(はれつだま)」「破裂する」の熟語を掲げるにとどまり、《決裂》の意に用いることには格別触れていません。この辞書の起草当時にはこのような用法はまだ通用の域に達していなかったらしいことを思わせます。
(この項続く)
とびぃ
日本語
0 0

01/12のツイートまとめ
twryossy

鈍色12》初裏六句目が治定しました。判定結果と七句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/04vcALI2 #jrenku
01-12 06:34

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。この冬一番の冷え込みにお気を付けて良い一日を! #kigo
01-12 05:41

鈍色12】本日5時の締切までに、摩衆・毬藻のお二人から初裏六句目候補として都合6句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-12 05:40

【今日の季語745】寒風(かんぷう):「冬風(ふゆかぜ)」「風冴ゆ」などの傍題でも。「風」の季題は四季それぞれにあるが、冬のそれは「寒さ」を本意として用いられる。◆寒風のむすびめごとの雀かな(斎藤 玄) #jhaiku #kigo
01-12 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏六句目まで)
015es_20120112070023.jpg
*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
 六   船影消ゆる凪の芦屋へ           衆 雑
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ただいま裏五句目を募集中。締切は1月14日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
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01/11のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。寒さにお気をつけて週央の良い一日を! #kigo
01-11 05:28

【今日の季語744】新海苔(しんのり):「初海苔」「寒海苔」の傍題でも。この時季に採れる海苔の初物をいう。厳冬の海の恵みを干し上げたものは色も濃く香りもひときわ高い。◆新海苔や降り出す雪の佃島(皆川盤水) #jhaiku #kigo
01-11 05:07

とびぃ
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日露戦争の手毬唄(1)
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*東京・吉祥寺 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

1月9日のツイッター記事に「今日の季語」として「手毬」を取り上げたところ、これをご覧になった「いわき文音連句」連衆の佐藤禿山氏から、子供時代に歌ったという標題の手毬唄の話が披露され、それがこのところの文音連句メールの話題になっています。まずその歌詞全体をウィキペディア「手鞠歌」の項から引用しましょう。

一列談判破裂して、日露戦争始まった
さっさと逃げるはロシヤの兵、死んでも尽すは日本の兵
五万の兵を引き連れて、六人残して皆殺し
七月十日の戦いに、哈爾浜(はるぴん)までも攻め破り
クロパトキンの首を取り、東郷元帥万々歳

昨年暮にNHKで放映された「坂の上の雲」を想起させる内容です。このような殺伐たる歌詞が手毬唄として歌われていたことには当時の社会的気運が反映しており、こうした空気が国民を後の太平洋戦争に駆り立てる役割を担っていたものであったことを感じさせます。

そのこととは別に、この歌詞には言語的な問題も含まれています。各句の頭にイチ・ニ・サ(ン)からトオまでの数詞を詠みこんだ数え歌の形式で仕立てられていますが、最初の「一列談判破裂して」のくだりが二つの点から注意されます。

第一は、「一列」とはどういう意味かということ。

これについては、上記ウィキペディアに次の三つの解釈が示されています。

1)日露開戦直前の1904年1月に最後の交渉が決裂したことを指す「一月(いちげつ)」の転訛。
2)「日本対列強」を意味する「日列」の転訛。
3)日露交渉会場のテーブルが「一列」に並んでいたことから。

私は上記1の解釈がよいと考えます。2の「日列」から「一列」に転じたと解するとニチレツが本来の歌詞ということになって、イチで始まる詞が期待される数え歌としてふさわしくないし、3はいかにもこじつけの印象を免れません。、

中世から明治期の頃までは、上記1に示されているように、暦の「一月」はイチガツではなくイチゲツと呼ばれていました。

1603年に長崎で刊行された日本語ポルトガル対訳辞書『日葡辞書』にはイチゲツの見出しと語義解説があります(訳文は『邦訳日葡辞書』<岩波書店>による)。

 Ichiguet. 月数の数え方.

また、日露戦争後の1916年に発表された森鴎外『渋江抽斎』の第108回にも次の例が見えます。

 此年一月に大蔵省の職を罷(や)めて…

本文には「月」字に「げつ」の振り仮名が施されており、当時はイチゲツと称していたことを示しています。

それが後にイチガツと呼ばれるようになったためにイチゲツという語音が耳遠いものとなり、幼女たちがこの箇所を耳に馴染んだイチレツ(一列)に"合理化"した結果、かえって意味の通じない歌詞が伝承に委ねられるに至った、私はこのように解釈するのが妥当であると考えます。
(この項続く)
とびぃ
日本語
0 0

01/10のツイートまとめ
twryossy

鈍色11》初裏五句目が治定しました。判定結果と六句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-10 06:21

鈍色11》初裏五句目の判定結果と六句目の条件 http://t.co/G0Zl7AUL
01-10 06:19

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。連休明けの良い一日を! #kigo
01-10 06:02

鈍色11】本日5時の締切までに、兎・摩衆・風牙・毬藻の皆さんから初裏五句目候補として都合11句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-10 05:39

【今日の季語743】重ね着(かさねぎ):「重ね着る」の動詞形や「厚着」などの傍題も。寒さを防ぐために衣類を何枚も重ねて着ること。その結果別題の「着ぶくれ」状態になる。◆重ね着や栄枯盛衰みな遠く(日野草城) #jhaiku #kigo
01-10 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏五句目まで)
010s.jpg

*東京・銀座 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 五  谷崎の文庫閉じれば窓白む          牙 雑
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ただいま裏五句目を募集中。締切は1月12日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/09のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散を頂きありがとうございます。連休最後の良い一日を! #kigo
01-09 06:19

【今日の季語742】手毬(てまり):「手毬唄」などの傍題も。正月の女児の遊びだったところから新年の季語に。古くは糸を巻き付けて作られたものが装飾品として今に伝わる。◆手毬唄かなしきことをうつくしく(高浜虚子) #jhaiku #kigo
01-09 05:00

とびぃ
一般
0

01/08のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。連休中日の良い日曜を! #kigo
01-08 05:24

【今日の季語741】寒鯉(かんごい):「凍鯉(いてごい)」の傍題でも。単に「鯉」だけでは季語にならないが、寒中の鯉は美味であるところから晩冬の季語として扱われる。◆寒鯉の色あつまりてなほ淡し(古館曹人) #jhaiku #kigo
01-08 05:00

とびぃ
一般
0

01/07のツイートまとめ
twryossy

鈍色10》初裏四句目が治定しました。判定結果と五句目の条件はこちらをご覧下さい ⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-07 07:25

鈍色10】本日5時の締切までに、葛花・星羅・摩衆・毬藻の皆さんから初裏四句目候補として都合11句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-07 05:23

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。週末の良い一日を! #kigo
01-07 05:19

【今日の季語740】松納(まつおさめ):「松取る」「松下(まつおろ)し」などとも。正月を飾った「門松」を取り払うこと。六日に行うところが多いが十四日に行う地方もある。◆われとわがこゝろに松を納めけり(久保田万太郎) #jhaiku #kigo
01-07 05:00

とびぃ
一般
0

ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏四句目まで)
038es.jpg
*東京・銀座 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
 四   外れしままの閨の掛金           花 恋
 =============================

 
ただいま裏五句目を募集中。締切は1月10日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
0 0

01/06のツイートまとめ
twryossy

@mingyodo フォローありがとうございます。こちらからもよろしくお願いします。
01-06 11:31

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。「小寒」に符節を合わせたような厳しい寒気にお気を付けて年初の良い一日を! #kigo
01-06 05:59

【今日の季語739】小寒(しょうかん):二十四節気の一つ。今日から晩冬に入る。「寒の入(いり)」の別題が示すようにこの日から「節分」までの三十日間を「寒の内」と呼ぶ。◆小寒のひかり浸して刷毛目雲(火村卓造) #jhaiku #kigo
01-06 05:00

とびぃ
一般
0

01/05のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。正月「五日」の良い一日を! #kigo
01-05 06:21

【今日の季語738】破魔弓(はまゆみ):「浜弓」とも。これと対をなす「破魔矢」も傍題に。正月の祝いに子供に贈る玩具だったものが後に神社の授ける厄除けの縁起物となった。◆抱きし子に持たせて長き破魔矢かな(松本たかし) #jhaiku #kigo
01-05 05:00

とびぃ
一般
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01/04のツイートまとめ
twryossy

#jrenku 鈍色09》初裏三句目が治定しました。判定結果と四句目の条件はこちらをご覧下さい⇒ http://t.co/7fiuhF4F
01-04 06:43

【歳旦三物】多くの方々からお寄せ頂いた作品と関連ツイートを時間順に並べ替えてまとめとしました。皆さまのお力添えに感謝します⇒ http://t.co/4FE2tYc5 #3mono #kigo #jrenku
01-04 05:52

鈍色09】本日5時の締切までに、桂・夕烏・曙水・摩衆・風牙の皆さんから初裏三句目候補として都合12句が提出されました。吟味結果の発表までしばらくお待ち下さい。 #jrenku
01-04 05:25

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。「仕事始め」の良い一日を! #kigo
01-04 05:22

【今日の季語737】鏡餅(かがみもち):「御鏡(おかがみ)」とも。年神に備える重ね餅のことであるが正月に食する丸餅の総称としても用いる。丸い形は生命力の象徴とされる。◆ひび割れをうしろへ廻す鏡餅(嶋田麻紀) #jhaiku #kigo
01-04 05:00

とびぃ
一般
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ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻 途中経過(初折裏三句目まで)
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*東京・中野 SONY NEX3 + MACROSWITAR50mmf1.8

ツイッターのタイムライン上で式目に従って付合を進める歌仙「鈍色に」の巻が12月11日から始まりました。

最初から参加者を決めて行うのではなく、途中からでも自由に一座に加わることが可能で、その都度提出された候補句の中から捌きの判断でよい作を選ぶ「出勝乱吟(でがちらんぎん)」の方式に従って付け進めるものです。

その付合の過程を進行に応じてこのページで披露していくことにします。なお個々の捌きの内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ツィッター乱吟歌仙「鈍色に」の巻       宗海捌
                    起首 2011.12.11

 発句 鈍色に街を染めけり冬の雨         松翠 三冬
 脇   日記帳買ふ猫の居る店          宗海 仲冬
 第三 ハーブティー今朝のレシピは癒やしにて   風牙 雑
 四   リュートの調べ耳にやさしく       摩衆 雑
 五  月出でて歩哨静まる王の城         星羅 三秋/月
 折端  カード並べて夜長楽しむ         毬藻 三秋

 折立 義理堅き友より届く新走          葛花 晩秋
 二   ネイルアートの指を褒められ       兎  雑
 三  キーを打つ胸の高鳴り抑えつつ       桂  恋
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ただいま裏四句目を募集中。締切は1月7日午前5時です。
投句の方法と条件はこちらをご覧下さい。
とびぃ
連句
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01/03のツイートまとめ
twryossy

鈍色09》明日から乱吟歌仙興行を再開します。初裏三句目の提出締切は明朝午前5時。これまでの運びと投句条件はこちらをご覧下さい⇒ http://t.co/7fiuhF4F #jrenku
01-03 05:41

【歳旦三物】昨日までにお寄せ頂いた作品と関連ツイートをこちらにまとめました⇒ http://t.co/4FE2tYc5 この催しは本日が最終日となりますので奮ってご参加下さい。 #3mono #kigo #jrenku
01-03 05:39

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。「三日」の良い一日を! #kigo
01-03 05:22

【今日の季語736】雑煮祝ふ(ぞうにいわう):「雑煮」「雑煮餅」「雑煮膳」などの傍題でも。本来は年越の夜に年神に供えた餅をおろして神と共食することから始まった習わし。◆海山のものの重みを雑煮椀(野澤節子) #jhaiku #kigo
01-03 05:00

とびぃ
一般
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01/02のツイートまとめ
twryossy

【歳旦三物】これまでに皆さまからお寄せ頂いた作品と関連するツイートの途中経過をこちらにまとめました。この催しは正月三日まで興行されますので、どうぞ奮ってご参加下さい ⇒ http://t.co/4FE2tYc5 #3mono #kigo #jrenku
01-02 06:02

@Gorobe_smile 新年のご祝詞ありがとうございます。「今日の季語」が生活に役立っているよしを伺い、仕合わせに存じます。本年もよろしくお付き合いのほどを。
01-02 05:31

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。どんな初夢をご覧になりましたか。寒さにお気を付けて良い「二日」を! #kigo
01-02 05:24

【今日の季語735】初夢(はつゆめ):「夢祝」「初枕」などの傍題でも。元日の夜から二日にかけて見る夢をいう。吉夢を見るために宝船の絵を枕の下に敷いて寝る風習もあった。◆初夢の京に遊びて奈良に寝て(清水青風) #jhaiku #kigo
01-02 05:00

とびぃ
一般
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01/01のツイートまとめ
twryossy

歳旦三つ物のお褒めに与り嬉しい限り。要諦はまさしくそこにありますね。正鵠を射た把握に感服しました。RT @BCRJJ 起→承→転 みたいにすればいいのかな… 転が少し難しい。
01-01 13:16

今日の季語リツィータの皆さん、新年おめでとうございます。いつも季語の拡散ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 #kigo
01-01 08:36

@BCRJJ @sunajopon @tannan 新年のご祝辞ありがとうございます。本年も季語をつぶやき続けたいと願っていますのでよろしくご支援下さい。
01-01 08:33

@sunajopon 明けましておめでとうございます。いつもRTをありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
01-01 08:31

@antea24 新年おめでとうございます。目下、乱吟歌仙が去年今年の趣で続いていますので、折を見てどうぞご一座下さい。
01-01 08:30

@satositter 「波立(はったち)」句拝吟、懐かしい地名を見て同郷の方だったことを初めて知りました。いつもRTありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
01-01 07:46

【歳旦三物】早速にありがとうございます。 「こと」「照れ」あたりがご不満かと。「…寄り添う影のほのめきて(ほの見えて)」などとおぼめかしては如何でしょうか。RT @flowtears: …第三 春堤寄り添うことに照れもなし 風牙 #3mono #jrenku #kigo 
01-01 07:16

おめでとうございます。嬉しいお言葉をありがとうございます。本年も歌仙の付合をよろしくお願いします。 RT @chicolle: 新春の嬉しさがいや増します。本年もツイートを拝見させていただきます。よろしくお願いします。 RT @twryossy: 【歳旦三物】…
01-01 06:36

【歳旦三物】発句 霊峰の姿正しく今朝の春/脇句 色鮮やかに屠蘇の盃/第三 藪椿ジャズ緩やかに流れ来て 宗海 ☆あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく。 #3mono #jrenku #kigo
01-01 05:01

【今日の季語734】初東雲(はつしののめ):「初曙(はつあけぼの)」の傍題も。元日の夜明け、東の空がわずかに明るみを帯びる時分。めでたい気分が語感に籠もる新年の季語。◆内海や初東雲の島いくつ(小島花枝) #jhaiku #kigo
01-01 05:00

とびぃ
一般
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