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twryossy

【今日の季語2802:別記③】韓国でこの花を「無窮花(ムグンファ)」と呼んで国花とするのは、次々に咲き続ける花の姿に窮まることのない生命の力を看取したことによる。上記の成句は原詩の趣旨とは逆の否定的評価をこの花に与えたもの。 #jhaiku #kigo
08-30 05:03

【今日の季語2802:別記②】木槿の花は、儚いものを喩えた「槿花一日の栄」の成句で知られるが、出典の『白氏文集』では《千年の齢を保つ松の木でもいずれは朽ち果てる》と詠じたその対句として《槿の花は一日の命だがその生を全うする》とこれを称揚している。 #jhaiku #kigo
08-30 05:02

【今日の季語2802:別記①】この花の古名傍題「きはちす」は『倭名類聚鈔』草木部「蕣」の項の「岐波知須(きばちす)」の字訓に基づくもので、「地蓮華」とあることから《キ(木)ハチス(蓮)》の意であることが知られるが、その実体についてはなお疑問が残る。 #jhaiku #kigo
08-30 05:01

【今日の季語2802】花木槿(はなむくげ):初秋の植物季語「木槿」の傍題の一つで「白木槿」「紅木槿」の特定傍題も。夏から秋にかけて次々と新たな花が咲き続ける。◆蝶去りて風ばかりなる花木槿(安倍希佐恵) #jhaiku #kigo
08-30 05:00

とびぃ
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twryossy

北の鳥をば打ち落とさんと  虚しく響く威し銃      宗海合いの手はもちろん、デンデン(笑)#時事都々逸 #jijidodo
08-29 07:34

【今日の季語2801:別記②】本日の例句は、腹に響くような威銃の重い爆発音に、これとは対極的な粥の膜という,あえかな句材を取り合わせたところに配合の妙があり、作者の手腕の確かさを感じさせる。 #jhaiku #kigo
08-29 05:02

【今日の季語2801:別記①】この本体は稲田に降りて稲穂の実りを啄む鳥を追い払うために大きな爆発音を響かせる円筒状の装置。銃身や砲身を《筒》に擬えて「つつ」と呼び、転じて小銃や大砲の呼称になったのは、種子島銃の渡来後まもない時期にまで遡る。 #jhaiku #kigo
08-29 05:01

【今日の季語2801】威銃(おどしづつ):三秋の生活季語。本題は「威銃打(おどしじゅうう)つ」だが冗長なことと、「銃」の訓読みが好まれこの傍題を用いた例句が主流を占める。別題「鳥威し」も本季語に重なるところがある。◆朝粥の膜吹きをれば威し銃(吉田玉恵) #jhaiku #kigo
08-29 05:00

とびぃ
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08/28のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2800:追記】今日の通番は切りの良い2800。ここまで来ればもはや3000番達成まであと200日。それまでは達者でいたいと本日の季語に因む「願の糸」を七夕竹に掛けています。引き続きよろしくご贔屓のほどを<(_ _)>
08-28 05:03

【今日の季語2800:別記②】これは、行事の内容面における両国文化の融合ばかりでなく、漢語の「七夕」とその字訓「たなばた」においても、これと軌を一にする言語面における和漢の混淆があったことを示すものである。 #jhaiku #kigo
08-28 05:02

【今日の季語2800:別記①】「七夕(しちせき)」は、牽牛織女伝説にちなむ上記の乞巧奠が行われる《七日の夕》を指す漢語。これが日本に伝来し、織物や裁縫の上達を願う在来の「棚機(たなばた)」の風習と融合して「七夕」の熟字訓「たなばた」が定着した。 #jhaiku #kigo
08-28 05:01

【今日の季語2800】願の糸(ねがいのいと):旧暦七月七日に技芸の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」と七夕伝説が結び付いた行事。竿の先に結んだ五色の糸を織女星に手向けたのが後に歌にも出る「五色の短冊」に転じた。◆恋さまざま願の糸も白きより(蕪村) #jhaiku #kigo
08-28 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語2799:別記④】両筆記用具の古称は、スミスリ《墨を擦る道具》、フミテ《文を書く手段》と、それぞれの呼称が註釈的である点が注目される。これは文字とそれを表記する道具が日本のものでなく、中国から伝来したことに起因する言語的事象である。 #jhaiku #kigo
08-27 05:18

【今日の季語2799:別記③】同書にはまた、これと対をなす「筆」にも「布美天(ふみて)」の字訓が付されており、これもまたフミテ《文手》からフンデを経てフデに短略したものであることを示している。 #jhaiku #kigo
08-27 05:03

【今日の季語2799:別記①】この「洗硯」の習慣は中国にはなく、天神信仰に由来する北野天満宮の神事と七夕伝説が結び付いたものと見られる。ただし現代の例句では生活の一端として詠まることが多く、例句のようにこれを踏まえた吟はきわめて少ない。 #jhaiku #kigo
08-27 05:02

【今日の季語2799:別記②】平安期の古辞書『和名類聚抄』<934頃>には「硯」に「須美須利(すみすり)」の字訓が施されてあり、この古称スミスリ《墨擦》が後に短略してスズリに転じたと見られる。 #jhaiku #kigo
08-27 05:02

【今日の季語2799】硯洗(すずりあらい):初秋の生活季語で「硯洗ふ」の動詞形でも。旧暦七夕の前日に学問の上達を祈願して常用の硯を洗い清めること。翌朝芋の葉の露を集めて墨を擦り七夕竹に吊す短冊を認める習慣があった。◆天に河地に川硯洗ひけり(飯沼三千古) #jhaiku #kigo
08-27 05:00

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【今日の季語2798:別記】例句の虚子吟は、「星」と「流る」の間に修飾語を介在させ、句末に切字を添えた句形によって一句に丈高さを付与する結果を生んでいる。範とすべき手法であろう。 #jhaiku #kigo
08-26 05:01

【今日の季語2798】星流(ほしなが)る:三秋の天文季語「流れ星」の傍題の一つでこれに類する動詞形の「星飛ぶ」「星走る」なども。定期的に見られる大規模なものでは、八月半ば頃に現れるペルセウス座流星群が有名。◆星一つ命燃えつつ流れけり(高浜虚子) #jhaiku #kigo
08-26 05:00

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【今日の季語2797:別記③】このような観点から、両語は本来根を一にするものであったのが、後に動作性と状態性を分担して別の品詞に転じたと考えることもできる。#jhaiku #kigo
08-25 05:03

【今日の季語2797:別記②】動詞「倦む」と形容詞「憂し」とは品詞面では異なる存在であるが、両語の語幹が同音「う」を共有していることと、語義の面において、好ましくない状態が続くことへの耐えきれない状態を表すところに通うものがある。 #jhaiku #kigo
08-25 05:02

【今日の季語2797:別記①】本日の例句には、基本形がウムの形を取る同音の動詞を連ねたところに巧まぬ響きの面白さがあり、その両語を空自身の行為として表現したところにも作者の用意のほどが感じられる。 #jhaiku #kigo
08-25 05:01

【今日の季語2797】秋晴(あきばれ):三秋の天文季語で「秋の晴」の修飾形や「秋晴る」の動詞形による傍題も。別題「秋日和」「秋の空」と並ぶ秋天の爽やかさを表す季語。◆秋晴に倦み一片の雲を産む(鷹羽狩行) #jhaiku #kigo
08-25 05:00

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twryossy

【今日の季語2796:別記】この行事は関西を中心に催され、毎月二四日の地蔵縁日の中の、盆に近い七月二四日をこの名で呼ぶ。現在では盂蘭盆会と同じく月遅れで行われることが多く、宵縁日にあたる八月二三日からの三日間は参詣客で賑わう。 #jhaiku #kigo
08-24 05:01

【今日の季語2796】地蔵盆(じぞうぼん):初秋の行事季語で「地蔵会(じぞうえ)」「地蔵参」などとも。この「地蔵」は寺院に祀られる地蔵菩薩ではなく、地蔵堂などに安置される民間信仰と結び付いた辻地蔵にあたる。◆路地あればここにも小さき地蔵盆(川上万里) #jhaiku #kigo
08-24 05:00

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【今日の季語2795:別記③】これに対して、現在の浜名湖は京から遠くに位置するところから「とほ(遠)つあふみ(淡海)」と呼ばれ、こちらはその縮約形トホタフミに「遠江」の表記を当てて国名とした。後代それがさらに変化してトオトウミに転じた。 #jhaiku #kigo
08-23 05:03

【今日の季語2795:別記②】琵琶湖は京に近い淡海であることから「ちか(近)つあふみ(淡海)」と呼ばれた。その意訳的表記にあたる「近江」に、前半のチカツを省いたアフミの読みを当てて国名としたのが、後にオウミに転じた。 #jhaiku #kigo
08-23 05:02

【今日の季語2795:別記①】例句の「淡海」が琵琶湖であることは、その別称「鳰(にお)の海」に相応しい「鳰の子」がそれを暗示している。《塩気を含まない海》をいうアフミは「アハ(淡)ウミ(海)」の縮約形で国名の「近江(あふみ)」もこれから出た。 #jhaiku #kigo
08-23 05:01

【今日の季語2795】処暑(しょしょ):二十四節気の一つ。中国古字書『説文』に「処ハ止(とど)マル也」とあり《暑さが収まる》の意を表す節気名にあたるが、実際はまだしばらく暑さが続く。暦は今日から初秋後半に。◆鳰の子のこゑする処暑の淡海かな(森 澄雄) #jhaiku #kigo
08-23 05:00

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【今日の季語2794:別記④】古代日本に伝わった「文」の字音は「文言(モンゴン)」「文章(モンジョウ)」などに例を見る呉音"mon"が早く、この「文章」が「ブンショウ」と漢音"bun"に転じたのは平安期のことであることなどから上記の説には従い難い。 #jhaiku #kigo
08-22 05:10

【今日の季語2794:別記③】フミヅキの語源解の究極は、この熟語を構成するフミ(文)の語源そのものにある。これについては「文」の字音"fun"に母音"i"を添えて和様化したフニからフミに転化したと解く説が流通しているが、なお疑問が残る。 #jhaiku #kigo
08-22 05:03

【今日の季語2794:別記②】フミヅキの語源を、《書物を拡げて虫干しする》意の「フミ(文)ヒロゲ(拡)」や《書いたものを開いて七夕に捧げる》意の「フミ(文)ヒラキ(開)」と解する説が中世にあり、俗解の域を出ないが、当時の風習を知る参考にはなる。 #jhaiku #kigo
08-22 05:02

【今日の季語2794:別記①】万葉集2089に「七月(ふみづき)」の七日の夕(よひ)は吾もかなしも」と、彦星の恋の思いへの深い共感を詠んだ長歌があり、すでに当時から七月がこの名で呼ばれていたことと、それが七夕伝説と密接な関係があったことを示している。 #jhaiku #kigo
08-22 05:01

【今日の季語2794】文月(ふみづき・ふづき):陰暦七月の異称にあたる初秋の時候季語で他にも「七夕月」「女郎花月」「涼月」など、他の景物と結んだ呼称もある。陽暦の八月にほぼ一致するが、年によって多少のずれがある。◆文月やそばがらこぼす旅枕(黒田杏子) #jhaiku #kigo
08-22 05:00

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【今日の季語2793:別記】「行脚(あんぎゃ)」にも例を見る「行」の字音アンは、禅宗用語として中世に伝えられた唐宋音読み。これに対して「解(ゲ)夏(ゲ)」「安居(ゴ)」などの字音は、仏教伝来に伴って日本語に浸透した呉音読みにあたる。 #jhaiku #kigo
08-21 05:01

【今日の季語2793】送行(そうあん):初秋の行事季語「解夏(げげ)」の傍題の一つ。行脚に出る僧を送る意を表す禅門語を、夏の間一所に籠もる「夏安居(げあんご)」を終えた僧が陰暦七月一五日に自らの寺に帰る意にも用いる。◆送行と申せどただの山男(市堀玉宗) #jhaiku #kigo
08-21 05:00

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【今日の季語2792:別記②】本日の子規例句については、秋の季語の三重連を咎める見方もあろうが、「ころがる」という属性を「露」から奪ってそこに姿を落とす「月」に与えた運辞の面白さの前では、かかる難陳は影を潜めざるを得まい。 #jhaiku #kigo
08-20 05:02

【今日の季語2792:別記①】歳時記の多くはこれを傍題として立てず、本題「芋」に包含させるのが通例であるが、「芋の葉」には本体から独立させるに足るものがあると見てそのように扱った。 #jhaiku #kigo
08-20 05:01

【今日の季語2792】芋の葉(いものは):俳諧で「芋」といえば三秋の植物季語「里芋」の本題にあたる。その長い柄の先には特徴のあるハート形の葉が重なり合って拡がる。◆芋の葉に月のころがる夜露哉(正岡子規) #jhaiku #kigo
08-20 05:00

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【今日の季語2791:別記②】例句の去来の吟は「稲妻」「闇夜」の雅言に、俳諧でいう「俳言(はいごん)」に当たる俗語「かきまぜ」 を配したもの。雅俗両語を併用したところに、蕉門俳諧の面目躍如たるものがある。#jhaiku #kigo
08-19 05:02

【今日の季語2791:別記①】「稲妻」の古名は「いなつるび」。「つるび」とは《交接》の意で、男の「雷」と女の「稲」が"つるむ"ことで稲が実るとしたところが古代人の発想。雷は稲の夫(つま)なのだから本来の表記としては「稲夫(いなづま)」が相応しい。 #jhaiku #kigo
08-19 05:01

【今日の季語2791】稲妻(いなづま):初秋(あるいは三秋)の天象季語で「稲光」とも。この時季は寒冷前線の通過に伴い雷雲が発生しやすい。「雷《神鳴り》」が音に主眼を置くのに対してこちらは《光》に力点のある季語。◆稲妻のかきまぜて行く闇夜かな(去来) #jhaiku #kigo
08-19 05:00

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【今日の季語2790】鰯船(いわしぶね):三秋の生活季語「鰯引く」の傍題の一つ。生類季語「鰯」も同季で、砂浜から地引網を引く漁法をいう本題に対して、海上で巻網などを下ろして鰯を捕獲する漁船を指す。◆鰯船かもめ百羽を従へて(若園 守) #jhaiku #kigo
08-18 05:00

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twryossy

【今日の季語2789:別記②】漢字表記「案山子(あんざんし)」は中国の禅僧が用いた熟語で、「案山」は《山中の低地》、「子」はその田畑を鳥獣から守る《人形》の意を表す。日本ではこれにカガシの熟字訓を当てた。 #jhaiku #kigo
08-17 05:02

【今日の季語2789:別記①】この呼称は、獣肉などを焼いてその悪臭を鳥獣にカガ(嗅)シて退散させたところから出たもので第2拍はその語源に基づいて濁音が本来の形。近世頃に関東地方でカカシの清音形が用いられそれが一般化した。 #jhaiku #kigo
08-17 05:01

【今日の季語2789】遠案山子(とおかがし):三秋の生活季語「案山子」の傍題の一つ。鳥獣の害から田畑を守る案山子を遠景に据えた季語だが本題に比べると作例に乏しい。◆吾行けば共に歩みぬ遠案山子(中野三允) #jhaiku #kigo
08-17 05:00

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【今日の季語2788:別記】本日の蛇笏句について贅言(ぜいげん)は無用であろう。かかる場面に出会ったとしたら、その人はこの世ならぬものに触れたような戦慄を覚えるに相違ない。匕首(あいくち)の一閃を見るごとき凄みのある一句。 #jhaiku #kigo
08-16 05:01

【今日の季語2788】流灯(りゅうとう):初秋の行事季語「灯籠流し」の傍題で「精霊流し」とも。盆の終わる八月十五日または十六日に水辺から灯籠を流す行事。灯火が夜の水面を流れ行く情景には妖しい美しさが。◆流燈や一つにはかにさかのぼる(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-16 05:00

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【今日の季語2787:別記②】「踊り」のような動作性名詞に上接する「ひと」は、「~休み」「~苦労」などの例に見るように《ちょっと・ひとしきり…する》の意を添える働きがある。本例もこの語法に従って、人生の儚さを踊りのそれに擬えた。 #jhaiku #kigo
08-15 05:02

【今日の季語2787:別記①】例句の「一と踊り」の「一と」の表記は、字義を表す「一」字の後に、誤読を避けるためにその字訓の末尾の仮名(本例では「と」)を添えたもので、このように用いる仮名は"捨て仮名"と呼ばれる。#jhaiku #kigo
08-15 05:01

【今日の季語2787】盆唄(ぼんうた):初秋の生活季語「踊(おどり)」の数多い傍題の一つで「踊唄」とも。俳諧における「踊」は当季に限定され、もっぱら「盆踊」の意に用いる。◆盆唄や今生も一と踊りなり(石塚友二) #jhaiku #kigo
08-15 05:00

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【今日の季語2786:別記④】上記の指示語から感動詞が派生した例は他にも少なからず見られる。人を咎める「こらこら」、同意を表す「それそれ」、いささか古い例では、女性が上げる悲鳴「あれ~」などもその一例に属する。 #jhaiku #kigo
08-14 05:10

【今日の季語2786:別記③】例句の用いた「すはや」は、驚きを表す感動詞「すは」に詠嘆の「や」が添え加わった形。その「すは」は《それは》の意が原義で、感嘆を表す現代語の「そら・そおら・そおれ(見ろ)」や、「それは」から転じた「そりゃ」などもこれと同類。 #jhaiku #kigo
08-14 05:03

【今日の季語2786:別記②】他の三季にはこの「口」を用いた季語が見当たらず、秋に限定して使用される点が注意される。涼しさの訪れを待ち望む心の切実さを示す事例と見るべきであろう。 #jhaiku #kigo
08-14 05:02

【今日の季語2786:別記①】「秋口」の「口」は、人体の口を腹中に入る食物の《入口》に見立てた比喩で、連濁形によって複合語を構成する。「改札口」「勝手口」など《場所》をいうことが多いが、本題は《時》について用いた例にあたる。 #jhaiku #kigo
08-14 05:01

【今日の季語2786】秋口(あきぐち):初秋の時候季語「初秋(はつあき・しょしゅう)」の傍題の一つで「秋初め」とも。日中はまだ夏を思わせる暑さが続くものの、朝晩は徐々に秋の気配が漂い季節の移ろいを感じる。◆秋口のすはやとおもふ通り雨(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-14 05:00

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【今日の季語2785】魂迎(たまむか)へ:初秋の行事季語「迎火(むかえび)」の傍題の一つで「門火」「精霊迎へ」などとも。旧暦七月十三日(月遅れでは八月十三日)の夕方、門前や戸口で火を焚いて祖霊を迎える。◆逝きし日のままの齢の魂迎ふ(渡邊千枝子) #jhaiku #kigo
08-13 05:00

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【今日の季語2784:別記④】この言語事象は、さらにケラツツキがキツツキに姿を変えた折にも働いたことであろう。 #jhaiku #kigo
08-12 05:12

【今日の季語2784:別記③】テラツツキの後にケラツツキが登場したのは、前者の「テラ」の語源が忘却され、これを合理化すべく音形の類似した「ケラ(螻蛄)」を連想してこれに替えるという"民衆語源解"によって生まれた語形であろうと筆者は思量する。 #jhaiku #kigo
08-12 05:05

【今日の季語2784:別記②】ケラツツキを土中に棲む昆虫「螻蛄(けら)」の意と説くのは妥当ではないとして、「虫けら」などと用いるケラを虫の総称と解し、これを引き当てる語源解があるものの、なお疑問は残る。#jhaiku #kigo
08-12 05:02

【今日の季語2784:別記①】この鳥の古名はテラツツキで、平安期の文献に使用例が見える。その後、中世にケラツツキが姿を見せ、しばらく両語形が併用されるが、近世にキツツキが登場し、前二者を駆逐して主流を占めて現代に至る。 #jhaiku #kigo
08-12 05:01

【今日の季語2784】けらつつき:三秋の鳥類季語「啄木鳥(きつつき)」の異名傍題で「けら」とも。個別種名「赤げら」「小げら」などにもこの短称が含まれる。樹皮を叩いて餌を探す音が澄んだ大気に響いて秋に似合わしい。◆山雲にかへす谺やけらつつき(飯田蛇笏) #jhaiku #kigo
08-12 05:00

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【今日の季語2783:別記】歴史的にはヒサゴ(古くはヒサコ)が先行し、フクベが登場するのは『犬筑波集』古活字版<1532頃>に収める俳諧に詠まれた例が比較的早い。《腹が脹れた形の容器》の意を表す「フクレ(脹)ヘ(瓮)」から転じたと解する語源説がある。 #jhaiku #kigo
08-11 05:01

【今日の季語2783】瓢(ふくべ):初秋の植物季語「青瓢(あおふくべ)」の傍題の一つで「瓢箪」「ひさご」などの別名でも。晩夏に開花しこの時季に実を付ける。果肉を除き中空にしたものを酒器や飲料水の容器にする。◆ふくべ棚声透くころとなりにけり(山田弘子) #jhaiku #kigo
08-11 05:00

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【今日の季語2782:別記③】ヨミに当てられる「黄泉」の漢字表記は、古代中国で死者の霊魂の行く場所を指す漢語の「黄泉(こうせん)」を借用してこれにヨミの字訓を与えたもの。ヨミの所在を地下と見なすその源流には、中国文化の影響が及んでいたと考えられる。 #jhaiku #kigo
08-10 05:03

【今日の季語2782:別記②】ヨミにはヨモツクニ(黄泉つ国)・ヨモツヒラサカ(黄泉つ平坂)などの複合語に残存するヨモの古形があり、これをヤマ(山)の母音交替形と見ることもできるので、ヨミをヤマと結び付ける語源説の成り立つ可能性は高い。 #jhaiku #kigo
08-10 05:02

【今日の季語2782:別記①】例句に見える「黄泉(よみ)」は《死者の赴く異界》をいう古語。死者が生き返る意を表すヨミガヘル(蘇)は、《黄泉より帰る》が原義。なおこの国は地下にあると考えるのが一般だが、古代には山中に想定されていたとする説がある。 #jhaiku #kigo
08-10 05:01

【今日の季語2782】稲の花(いねのはな):初秋の植物季語。稲に咲く花はまことに短命で穂先から伸びた籾の上部が割れて開花が始まると、そこから雄蘂が急に伸びて花粉袋が裂けそれを雌蘂が受粉し三時間ほどで花はしぼむ。◆うすうすと稲の花咲く黄泉の道(飯島晴子) #jhaiku #kigo
08-10 05:00

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【今日の季語2781】六日九日(むいかここのか):初秋の生活季語「原爆忌」には「広島忌」「長崎忌」の傍題はあるが、このような季語は類を見ない。しかし例句を見ればそのような詮索は無用であることを思い知らされる。◆魔の六日九日死者ら怯え立つ(佐藤鬼房) #jhaiku #kigo
08-09 05:00

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【今日の季語2780:別記②】アキヅシマは、古くは奈良県御所市の旧秋津村辺りの地名であったらしく、それが後に大和国、さらには日本国の呼称へと拡大したと見られる。日本国の形がトンボの雄雌が尾を咥え合う姿に似るところから出たとするのは日本書紀所載の伝説。 #jhaiku #kigo
08-08 05:28

【今日の季語2780:別記①】この古称は奈良時代までは第三拍が濁音のアキヅであったことは古事記の訓注などから知られる。このことは日本の異称アキツシマについても同様で、清音形が用いられるようになるのは平安期以降のこと。 #jhaiku #kigo
08-08 05:01

【今日の季語2780】あきつ:三秋の虫類季語「蜻蛉(とんぼ)」の別名傍題の一つ。トンボは弥生時代の銅鐸にその絵が刻まれているほど古くから日本に生息し、その種類は180に達するとされる。◆爆心の炎ひとひらあきつとぶ(赤松蕙子) #jhaiku #kigo
08-08 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語2779】秋立(あきた)つ:二十四節気の一つで初秋の時候季語「立秋」の和語傍題。暦の上では今日から秋に入るが、暑さは当分衰えを見せず「秋分」までは同季別題の「残暑」の期間が続く。◆秋立つやほろりと落ちし蝉の殻(正岡子規) #jhaiku #kigo
08-07 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語2778】夏果(なつは)つる:晩夏の時候季語「夏の果」の動詞形傍題で「夏終る」「暮の夏」などとも。暦の上では今日で夏が終わるが、実際に暑さが熄(や)むのは先のこと。その時節がひたすら待ち遠しい。◆子供らの混み合ふ耳鼻科夏果つる(荒巷 樹) #jhaiku #kigo
08-06 05:00

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twryossy

【今日の季語2777:別記④】これについては、本来両語は同じ動詞であったのが、後に四段と上二段の活用の対立により自他を区別する意味分化が行われたと見る解釈がある。これはさらにナゴム・ナゴヤカ(和)などのナゴの語根を有する語との類縁性にも波及する。 #jhaiku #kigo
08-05 05:04

【今日の季語2777:別記③】これによれば、古代日本人は風が止んで水面が鎮まった状態を,草を薙ぎ払って平になった草原の姿に擬えたと解することもできる。ただし動詞の自他の別から見れば、「凪ぐ」は自動詞で「和ぐ」の側に立つことになり、問題が残る。#jhaiku #kigo
08-05 05:03

【今日の季語2777:別記②】四段他動詞「薙(な)ぐ」の名詞形もナギの形を取り、平安期以降両語は同音になるが、古代日本語音韻では両語の「ギ」の母音は異なり、ナギ(凪)のギは「和ぎ」ではなく「薙ぎ」のギの方に一致することが明らかにされている。 #jhaiku #kigo
08-05 05:02

【今日の季語2777:別記①】 今日通用する「凪」字は、「風」の略体字「几」に「止」字を合わせて作られた国字。その字訓ナギは、通説では《静まる・穏やかになる》の意に用いる上二段自動詞「和(な)ぐ」の名詞形とされているが、これには異論の余地もある。#jhaiku #kigo
08-05 05:01

【今日の季語2777】夕凪(ゆうなぎ):「朝凪」と対比的な晩夏の天文季語で「夕凪ぐ」の動詞形でも。海岸地方では、昼間陸地が高温のために海上から吹き込んでいた海風が、夕方温度差が無くなると夜中まで無風状態が続く。◆夕凪や島の民話の皆哀し(密田真里子) #jhaiku #kigo
08-05 05:00

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08/04のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2776:別記】天文季語に「春光」「秋光」はあるが、一季を三期に分ける時候語に「光」を配して季語としたものは本題のみ。そのような独自性をどのように句に活かすかが詠者の腕の見せ所。 #jhaiku #kigo
08-04 05:01

【今日の季語2776】晩夏光(ばんかこう):夏を三期に分けた最後の時候季語「晩夏」の傍題。暑さはまだ衰えぬものの、秋近い陽光にはひそやかな翳(かげ)りもある、そのような時季の光に目を向けた季語。◆死にがたし生き耐へがたし晩夏光(三橋鷹女) #jhaiku #kigo
08-04 05:00

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【今日の季語2775:別記】本題の「羅」が中国から伝来した平安期には、《薄い織物》の一種を指す外来語として、上記の「絽(ろ)」「紗(しゃ)」と同じ字音読みで「ら」と呼ばれたが、後にそれらの総称としてこれに「うすもの」の和訓が与えられるに至った。 #jhaiku #kigo
08-03 05:01

【今日の季語2775】薄衣(うすぎぬ):晩夏の生活季語「羅(うすもの)」の傍題の一つで「うすごろも」とも。絽(ろ)・紗(しゃ)などの絹織物で仕立てた着物。透き通るような薄さで肌触りもよく古くから盛夏の衣装とされた。◆息づきに濃くまた淡く薄衣(檜 紀代) #jhaiku #kigo
08-03 05:00

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twryossy

【今日の季語2774:別記】本題と類同の季語でこれに先行する生活季語に「冷し瓜」があり、本題をこの傍題として扱う歳時記もあるが、こちらは本来「甜瓜(まくわうり)」について用いられてきたので、これとは別題として立てるのが適切であろう。 #jhaiku #kigo
08-02 05:01

【今日の季語2774】冷し西瓜(ひやしすいか):晩夏の生活季語。単独で用いる「西瓜」は初秋の季語の扱いを受けるが、夏に多く出回るようになった現代生活では違和感を禁じ得ない。本題はそれを解消するに好適な存在。◆冷されて西瓜いよいよまんまるし(伊藤通明) #jhaiku #kigo
08-02 05:00

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08/01のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2773:別記】現在用いられる漢字表記「清水」は、《清らかな水》を表す漢熟語を当てたもので、これを「シ(清)ミヅ(水)」と分析するのは正しくない。この古語は《凍るように冷たい水》の意を表す「シミ(凍)ミヅ(水)」の縮約形と解される。 #jhaiku #kigo
08-01 05:01

【今日の季語2773】岩清水(いわしみず):三夏の地理季語「清水」の数多い傍題の一つで「山清水」「庭清水」などと同じく湧出地点を特定した呼称。岩を伝って流れ落ちる水の冷たさは夏の季感に相応しい。◆てのひらに喜捨享(う)くるごと岩清水(田中康夫) #jhaiku #kigo
08-01 05:00

とびぃ
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