自転車散行 -はけの道㉓「ムジナ坂」-
DSCF9784a.jpg *東京・小金井 FUJIFILM X-E1 + XF35mmF1.4R (2013.10.27撮影)

「はけの坂」の入り口から東に120mほど進むと、左側に階段坂の上り口が現れ、そこに「ムジナ坂」と書かれた坂名標識が立っています。斜度およそ30%、坂上で右に直角に折れる70の階段を上ると道はさらに左に折れ、道幅を拡げて連雀通りに接続します。

標識脇に記された案内文には次のようにあります。

昔、この坂の上に住む農民が、田畑に通った道で、両側は山林の細い道であった。
だれいうとなく、この道をムジナ坂といい、暗くなると化かされるといって、怖がられ遠回りをした。


いつも引用する『続 小金井風土記』にもこれと同趣の記述が見えます。

古くは両側から雑草が生い茂り、人ひとりがやっと通れるくらいの農道で、たびたびムジナに出逢ったことから、この名がついた。

鬱蒼と生い茂った樹木に囲まれた階段は昼なお暗く、人を騙すとされる動物が登場するにふさわしい趣が感じられます。はけの道に通じる坂の中でも屈指の存在と言ってよいでしょう。

なお上の文献には、上記に続き次のようにあります。

坂の西側には、戦後二、三年ほど、作家・大岡昇平が寄寓し『武蔵野夫人』を執筆した冨永三郎さん宅がある。

前回取り上げた「はけの坂」とともに、この近辺が小説とゆかりの深い場所であったことを伝えるものです。

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10/27のツイートまとめ
twryossy

今日の季語リツィータの皆さん、おはようございます。今朝も季語の拡散ありがとうございます。久しぶりに晴天を迎える休日の良い一日を! #kigo
10-27 06:59

【今日の季語1399】秋の金魚(あきのきんぎょ):三夏の「金魚」を秋の季語に転じた。夏に涼しさを添える景物として賞翫されたのが顧みられなくなったところに趣を求めたもの。◆ぶつぶつとつぶやく秋の金魚かな(森戸柚斎) #jhaiku #kigo
10-27 05:00

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