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【今日の季語3008:別記】「沈丁花」の表記例は『尺素往来』<1439-64>に出るのが早く、後にこれをリンチャウゲ(輪丁花)とした例もある。この語形は、中世前期頃までは頭音ヂが[di]であったところから、それが[ri]に転じやすかったことを示すものであろう。 #jhaiku #kigo
03-24 05:01

【今日の季語3008<086】沈丁花(じんちょうげ):「瑞香」の漢名で呼ばれる中国原産の植物で中世期に渡来した。香りが「沈香(じんこう)」、花弁が「丁子(ちょうじ)」に似るところから生まれた和製漢語。◆天鵞絨(ビロード)のごとき夜が来る沈丁花(戸川稲村) #jhaiku #kigo
03-24 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語3007:別記②】中国における「虫」の本義はムシではなくヘビであるが、日本では古くは生類一般をムシと呼び、ヘビもその一類であった。マムシ(蝮)が《真虫》の意から出たことや、蛇がナガムシ(長虫)の異名で呼ばれるところにもその痕跡が残っている。 #jhaiku #kigo
03-23 07:48

【今日の季語3007:別記】「虫」の字源はマムシを表す象形文字で、爬虫類の総称。「虹」も「蛇」と同類で、本来は竜の姿をした天界の生類を表す漢字。昆虫類には、小さな虫が多く集まった状態を表す会意文字「蟲」を用いたのが略されて「虫」に統合された。 #jhaiku #kigo
03-23 05:28

【今日の季語3007<085】蛇穴を出づ(へびあなをいず):仲春の生類季語。地の穴や木の洞などに冬眠していた蛇はこの季節に姿を見せる。同季の時候季語「啓蟄」と通う趣があるのは蛇も同じ虫偏の漢字ゆえであろうか。◆蛇穴を出でてなまめく野となりぬ(新藤公子) #jhaiku #kigo
03-23 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語3006<449】竜天に昇る(りゅうてんにのぼる):仲春の時候季語で「竜天に」の短縮形でも。中国の『説文解字』に「竜は…春分にして天に登り、秋分にして淵に潜む」とある記事に基づく空想的で雄大な季語。◆竜天に登る欅のふるへやまず(檜山哲彦) #jhaiku #kigo
03-22 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語3005:別記②】例句の「日を過す」は《日を送る》の意にも取れそうであるが、「昨日漉きし紙」が「過す」の主体に当たることから《通過させる》意と解するのが相応しい。この「日」は《歳月》ではなく《陽光》であろう。 #jhaiku #kigo
03-21 05:02

【今日の季語3005:別記①】例句の「過す」はスグス・スゴスいずれにも読める。『万葉集』ではスグスが主流を占めスゴスは「東歌」の1例のみであったのが、平安期以降は両形が併用され、中世には後者が通用形となり現代に至っている。 #jhaiku #kigo
03-21 05:01

【今日の季語3005<083】春分(しゅんぶん):仲春の時候季語で二十四節気の一つ。今まで短かった昼の長さが夜に追いつき、昼夜の長さが等しくなる意を表す「中日」の傍題でも。◆昨日漉きし紙春分の日を過す(小島昌勝) #jhaiku #kig
03-21 05:00

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【今日の季語3004:別記】同じモクレン科のコブシとハクモクレンを一目で判別するのはかなり難しいが、その余波は思わぬところに及んでいる。「辛夷」の熟字は本来モクレンの漢名であったのを、日本では古くからこれを慣用的にコブシの漢字表記として用いてきた。#jhaiku #kigo
03-20 05:01

【今日の季語3004<082】辛夷(こぶし):花の莟の形が握り拳(こぶし)に似ているのと、その実が香辛料として用いられたことから、古くはコブシハジカミと呼ばれた。大樹の枝一面に開いた花には白鳥の群集を思わせる趣が。◆のぼり来て辛夷散華のなかに逢ふ(角川源義) #jhaiku #kigo
03-20 05:00

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twryossy

【今日の季語3003<081】春三日月(はるみかづき):仲秋の天象季語「三日月」に「春」を冠して当季に移した。「冬三日月」が鋭く天空に懸かるのに対して、春のそれは柔らかな光を放ってたちまち西の地平に沈む。◆何盛らむ春三日月の金の皿(岡田章子) #jhaiku #kigo
03-19 05:00

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twryossy

【今日の季語:別記】本日の子規句前書には「母上の詞自ら句になりて」とある。母親との日常会話をそのまま頂戴して句に仕立てたという微笑ましいエピソードのあったことを示す。 #jhaiku #kigo
03-18 05:01

【今日の季語3002<080】彼岸(ひがん):季語では単に「彼岸」といえば春のそれを指し、秋には「秋彼岸」「後の彼岸」の呼称を用いる。「春分」を中日に前後三日間を合わせた七日間をいう。この頃から本格的な春が訪れる。◆毎年よ彼岸の入に寒いのは(正岡子規) #jhaiku #kigo
03-18 05:00

とびぃ
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03/17のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語3001:別記③】昨日の別記③に示した新たなヘッダ表示方式は、これを本日のように【新通番<旧番】の形に変更いたします。このことご承知置き下さい。 #jhaiku #kigo
03-17 05:03

【今日の季語3001:別記②】一方、アラシ(嵐)もまた《アラ(荒)・シ(風)》の意とされ、本来は風位を表す語であったヒガシ(東)やニシ(西)をこれに加えるならば、古代語には《風》の意を表す構成要素シ・チが子音交替形として並立していたと見ることができる。 #jhaiku #kigo
03-17 05:02

【今日の季語3001:別記①】ハヤテは古代語ハヤチから転じた形で《ハヤ(早)・チ(風)》が原義。チが《風》の意を表す構成要素となる例はコチ(東風)にも見られ、コは《小》の意かとされる。 #jhaiku #kigo
03-17 05:01

【今日の季語3001<079】春疾風(はるはやて):三春の天文季語で「春荒」「春嵐」などとも。春の日本列島は移動性高気圧と低気圧の通過に伴い荒天に見舞われることが多い。その最初に吹く強い南風が「春一番」にあたる。◆煮え切らぬ男撫で切る春疾風(石田 静) #jhaiku #kigo
03-17 05:00

とびぃ
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03/16のツイートまとめ
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【今日の季語3000:別記③】なお新ヘッダは、3001から始まる通番の後に(旧****)の形で旧通番を添えて表示します。今後もどうぞよろしくご支援下さい。 #jhaiku #kigo
03-16 05:03

【今日の季語3000:別記②】それに伴い、このところ新出季語が尽きかけつつある様相を呈してきましたので、これを契機に今後は過去の掲載記事を基に、必要に応じてそれに手を加えながら投稿を続けたいと存じます。このことよろしくお含み置き下さい。 #jhaiku #kigo
03-16 05:02

【今日の季語3000:別記①】2009/12/29の連載開始以来一日も休まず投稿を続けてきた「今日の季語」が、皆さまのシェアとご投句に支えられて本日めでたく3000回を迎えることが叶いました。これまでにお寄せ頂いた並々ならぬご贔屓に深く感謝いたします。 #jhaiku #kigo
03-16 05:01

【今日の季語3000】卒業証書(そつぎょうしょうしょ):仲春の生活季語「卒業」の傍題の一つで「卒業生」「卒業期」「卒業歌」などの類題も。春は離別と希望が綯い交ぜになって訪れる季節。◆直角に曲り卒業証書受く(真下耕月) #jhaiku #kigo
03-16 05:00

とびぃ
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03/15のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2999:別記③】家で湧かした湯に入るのはかなり経費のかかるものであり、庶民には湯屋を利用するのが安上がりであった事実を踏まえて改めて例句を見ると、現代生活に慣れた目には入らない世界が見えてくるであろう。 #jhaiku #kigo
03-15 05:03

【今日の季語2999:別記②】この呼称は、家に湯桶を据えて入る「据風呂(すえふろ)」から転じたとする説もあるが、当時一般に行われていた、海水を用いた湯屋の「蒸風呂」に対して、真水を湧かして入る風呂をこう呼んだと解するのが妥当であろう。 #jhaiku #kigo
03-15 05:02

【今日の季語2999:別記①】例句に出る「水風呂」は、「蒸風呂・塩湯・薬湯」などに対して、水を湧かして入る普通の風呂を指す江戸期の呼称。現代の「みずぶろ」のことではない。 #jhaiku #kigo
03-15 05:01

【今日の季語2999】朧月夜(おぼろづきよ):三春の時候季語で「朧夜」とも。ほんのり霞んで春の夜空に懸かる天象の「朧月」に地の景も添えた季語。◆水風呂に夢見る朧月夜かな(支考) #jhaiku #kigo
03-15 05:00

とびぃ
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twryossy

【今日の季語2998:別記②】ムラサキは、その名で呼ばれる植物の根から抽出される色名から出たもので、これが群生して咲くさまいうムラ(群)サキ(咲)から出たとされるが、ムラ(群)とムラサキ(紫)の頭音ムの平安期アクセントが一致しない点になお疑問の余地が。 #jhaiku #kigo
03-14 05:48

【今日の季語2998:別記①】春の海の色を「むらさき」と捉えた例句には清少納言が春の曙に「むらさきだちたる雲」を配した感覚に通うものがあり、『古今集』にも春を「紫の色濃き時」と詠んだ歌のあることを想起させる。 #jhaiku #kigo
03-14 05:46

【今日の季語2998】木の芽風(このめかぜ):三春の時候季語「木の芽時」の傍題の一つ。同季植物季語「木の芽」と天象の「風」を結んだもの。ふくらみ出した木々の芽吹きを促すように、春風が柔らかに吹き過ぎてゆく。◆木の芽風海むらさきに明けにけり(桂 信子) #jhaiku #kigo
03-14 05:00

とびぃ
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03/13のツイートまとめ
twryossy

持って貰っちゃこっちが困る  いいからさっさとお辞めあれ  宗海https://t.co/YfcaES3HJ5  #アベ政治を許さない #モリカケ徹底追及 #森友学園 #森友問題
03-13 07:12

【今日の季語2997】春鮒釣(はるぶなづり):仲春の生活季語。水温む時季が訪れると、それまで湖沼や用水路などの深みに潜んでいた鮒が俄に動き出す。餌の食い付きが良く釣り人にとっては絶好の釣期を迎える。◆草の葉を春鮒釣の濡らしたる(長谷川 櫂) #jhaiku #kigo
03-13 05:00

とびぃ
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03/12のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2996:別記】蕉門俳諧「鳶の羽も」の巻の付合「この春も廬同が男居なりにて 史邦/さし木つきたる月の朧夜 凡兆」は、春の出代りにも辞めずに奉公を続ける忠僕に、うまく根付いた挿木の姿を重ねた付け。例句の《気がかり》に通うものがある。#jhaiku #kigo
03-12 05:01

【今日の季語2996】挿木(さしき):仲春の生活季語で類似別題「接木」「取木」と並ぶ苗木作りの手法の一つ。他に「挿穂」「挿芽」「挿葉」の傍題も。春の彼岸前後に行うことが多い。◆挿木して気がかり一つ増やしけり(田端桂子) #jhaiku #kigo
03-12 05:00

とびぃ
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03/11のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2995:別記】シジミはすでに『万葉集』に「四時美」の借音表記があり古くから食されてきたことを示す。その語源は定かでないが、これをシジム(縮)の名詞形シジミと見て、小さく縮んだような貝の姿や、縮み模様のような殻の形の意と解する説が有力。 #jhaiku #kigo
03-11 05:01

【今日の季語2995】蜆舟(しじみぶね):三春の生活季語「蜆取」の傍題の一つ。湖の深い場所では舟を出した漁師が採取用具を付けた長い竿を操って蜆を獲る。その姿が春の湖上の点景に。◆つかのまの夕日のせたり蜆舟(藤井寿江子) #jhaiku #kigo
03-11 05:00

とびぃ
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【今日の季語2994:別記②】例句の中には「暖雨やむ樹海の空のひばりかな(飯田蛇笏)」「吊されて雉子は暖雨に緑なり(大野林火)」「大寒の稀有の暖雨と入りにけり(石塚友二)」など、他の季語を主題とする吟も散見し、本題が脇役に回る事例のあることを示している。 #jhaiku #kigo
03-10 05:14

【今日の季語2994:別記①】「暖雨」は、平安期の文人大江匡衡(おおえのくにひら)の編んだ詩文集『江吏部集(ごうりほうしゅう)』<1011頃>に出る例が古い。中国文献には使用例を見ないので和製漢語と見られる。 #jhaiku #kigo
03-10 05:01

【今日の季語2994】暖雨(だんう):三春の季語「春の雨」の傍題。同季時候季語「暖か」を「雨」に配して天象季語としたもの。春の属性を表出したことから本題に限定性が加わった。◆児を抱けばカステラにほひ夜の暖雨(伊丹三樹彦) #jhaiku #kigo
03-10 05:00

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【今日の季語2993】マント脱(ぬ)ぐ:仲春の生活季語「外套脱ぐ」の傍題で「角巻脱ぐ」とも。春暖の候に防寒用のマントを脱いで軽装で外に出ることにも、外出中に暑苦しくなってそれを脱ぐことをいうのにも用いる。◆黒マント脱ぐや世界を脱ぐやうに(櫂 未知子) #jhaiku #kigo
03-09 05:00

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【今日の季語2992:別記③】ニナは古くから食用として身近な存在であったことからかかる複合語形成要素となり易かったのであろう。なお中国では「蜷」は《虫が屈まり歩くさま》を表す字で、これを貝の名としたのは日本における転用と見られる。 #jhaiku #kigo
03-08 06:23

【今日の季語2992:別記②】筍の古称タカンナは、その形状をこの巻貝に喩えた「たか(竹)みな(蜷)」に基づく。またヤドカリの古名ガウナは、カニ(蟹)にミナ(蜷)を添えたカニミナがカミナに縮約し、さらにカウナに転じて語頭が濁音化したもの。 #jhaiku #kigo
03-08 05:02

【今日の季語2992:別記①】ニナは古名ミナの頭子音 m が n に転じて平安期頃に生まれた語形。古代文献ではことごとくミナを用いる。枕詞「みな(蜷)のわた(腸)」は、この貝の腸が黒い色であるところから《黒》の意を表す形容詞「かぐろし」に懸かるとされる。 #jhaiku #kigo
03-08 05:01

【今日の季語2992】蜷の道(になのみち):三春の生類季語「蜷」の傍題の一つ。海水域に棲む海蜷と淡水域の川蜷とがあり季語では単独では後者を指す。春に動き出し水底を這い回った跡を道に擬えてこの名が生まれた。◆天上に母を還して蜷の道(杉本雷造) #jhaiku #kigo
03-08 05:00

とびぃ
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【今日の季語2992:別記②】傍題の「芽ぐむ」を、歳時記などで「芽組む」と表記するのは誤り。「ぐむ」は「涙ぐむ」や唱歌『早春賦』の「角ぐむ」などに見るように《内にあるものが形を成して外に現れる》意を表す動詞を造る接尾語で、動詞クム(組)とは別語。 #jhaiku #kigo
03-07 05:02

【今日の季語2992:別記①】例句の「三鬼忌」は西東三鬼、「連翹忌」は高村光太郎の忌日。二つの晩春の行事季語を重ね、さらに豊かな造語性を感じさせる「太芽立ち」を置いてこれらを承ける大胆な構句には妙手の離れ技を見る思いがする。 #jhaiku #kigo
03-07 05:01

【今日の季語2991】芽立(めだち):三春の植物季語「木の芽(このめ)」の傍題「芽立つ」の名詞形。春に草木の芽が吹き出ること。「芽」を主体とする類題には「芽吹く」「芽差す」「芽ぐむ」などもある。◆三鬼忌雨連翹忌雨太芽立ち(中戸川朝人) #jhaiku #kigo
03-07 05:00

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【今日の季語2990:別記】例句の「いきどほろし」は《腹立たしい》意を表す古語で『古事記』などに使用例を見る。「虫」の名を持ちながら啓蟄になっても外に出られない「腹の虫」の腹立たしさという奇抜な見立てに由緒ある和語を用いて豊かな俳味を盛り込んだ。 #jhaiku #kigo
03-06 05:22

【今日の季語2990】啓蟄(けいちつ):二十四節気の一つで仲春の時候季語。「啓」は「啓蒙(けいもう)」の《ひらく》、「蟄」は「蟄居(ちっきょ)」の意で、穴に籠もっていた虫が戸を開くように穴から出る意を表す。◆啓蟄のいきどほろしや腹の虫(奥田杏牛) #jhaiku #kigo
03-06 04:59

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【今日の季語2989】山火(やまび):初春の生活季語「山焼く」の傍題で「山焼き」とも。牛馬の飼料や緑肥に適した草を育てるために風の無い日を選んで里近くの山の枯草や枯木を焼き払う。山火事のことではない。◆山火燃ゆ乾坤の闇ゆるぎなく(竹下しづの女) #jhaiku #kigo
03-05 05:00

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【今日の季語2988:別記】例句は、長い歳月をかけて海上を漂う間に、波に磨かれて形を成した流木が、磯で焚かれ燃え尽きてゆく姿を、形成に費やされた刻(とき)自体への感慨を籠めて「月日消えゆく」と捉えた。その運辞の見事さには瞠目すべきものある。 #jhaiku #kigo
03-04 05:01

【今日の季語2988】磯焚火(いそたきび):初春の生活季語「磯竈(いそかまど)」の傍題。春の「若布刈(めかり)」が始まる時分には、磯に竈を作ったり浜辺で焚火をしたりして、海から上がった海女たちの冷えた体を温める。◆流木の月日消えゆく磯焚火(林 翔) #jhaiku #kigo
03-04 05:00

とびぃ
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【今日の季語2987:別記⑤】「枝垂」の表記は、この語形がシダレに転じ、柳の枝などに多く用いられるようになった後の、江戸期頃に生まれたよく出来た宛字である。 #jhaiku #kigo
03-03 05:31

【今日の季語2987:別記④】また動詞自体の活用形式も四段>下二段>下一段と変化した。万葉集の人麿歌「足引の山鳥の尾のしだり尾の」のシダリはその古形にあたり、語義も単に《垂》であったこと示す。 #jhaiku #kigo
03-03 05:29

【今日の季語2987:別記③】例句は作者独自の造語と見られる「枝垂れ明り」の表現が印象的。現代ではこの「枝垂れ」を《枝の垂れた梅や桜》の意に用いるが、本来は《枝状に長く垂れ下がる》意を表す動詞「しだる」から出た名詞形で《枝》とは限らなかった。 #jhaiku #kigo
03-03 05:27

【今日の季語2987:別記②】「桜」については「薄墨桜」が上記両季語に匹敵する。なお歳時記には「桜」の傍題として掲げられてはいないが、そのように扱っても差し支えはないであろう。ただし「薄桜」は「桜貝」の別名傍題にあたるのでこれは使えない。 #jhaiku #kigo
03-03 05:02

【今日の季語2987:別記①】上記両季語は、「薄」がこれに続く「紅」のみを限定的に修飾し、さらにその「紅」は後部要素と合体して「紅梅」「紅葉」を形成するという、共通の二重構造性が認められる。 #jhaiku #kigo
03-03 05:01

【今日の季語2987】薄紅梅(うすこうばい):初春の植物季語「紅梅」の傍題で、花の色が紅梅より薄めのもの。植物名に「薄」を冠する季語として仲秋の「薄紅葉」と肩を並べる。◆散るも咲くも枝垂れ明りや薄紅梅(渡辺水巴) #jhaiku #kigo
03-03 05:00

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【今日の季語2989:別記】寛延二年<1749>大坂竹本座初演浄瑠璃の演目『双蝶蝶(ふたつちょうちょう)曲輪日記(くるわにっき)』には本題を思わせるところもあるが、こちらは「長」字を含むふたりの人物名に同音字「蝶」を効かせたもので直接的な関係は認めがたい。 #jhaiku #kigo
03-02 05:02

【今日の季語2989】双蝶(そうちょう):三春の生類季語「蝶」の数多い傍題の一つで「狂う蝶」などとも。ひとつがいの蝶が花の周りを戯れるように翔び回る姿には、別題に擬えて「蝶の恋」などと用いてみたい趣がある。◆双蝶は蝶であること忘れおり(鳴戸奈菜) #jhaiku #kigo
03-02 05:00

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【今日の季語2985:別記③】本日の例句は、季重りを咎め立てする向きからは「春うらら」との重出を云々されそうであるが、「ちりめん」に同じ頭音の「散り散り」を配しさらにその畳語性を「うらら」にも響かせた遊び心には、そのような難陳は無用のものであろう。 #jhaiku #kigo
03-01 05:03

【今日の季語2985:別記②】これと同類の、サ・ザ行音が拗音化してシャ・ジャに転じた例は、サケ>シャケ(鮭)、サミセン>シャミセン(三味線)、サレ(戯)>シャレ(洒落)などにも見られる。 #jhaiku #kigo
03-01 05:02

【今日の季語2985:別記①】ジャコは原形ザコ(雑喉>雑魚)から転じた拗音形。一方には原形を用いた「子を抱けりちりめんざこをたべこぼし(下村槐太)」の例句もある。 #jhaiku #kigo
03-01 05:01

【今日の季語2985】縮緬雑魚(ちりめんじゃこ):三春の生活季語「白子干(しらすぼし)」の傍題で「ちりめん」の下略形も。茹でて干し上げた鰯の稚魚の縮れた姿が布の「縮緬」に似ているところからこの名が出た。◆春うららちりめんじゃこが散り散りに(坪内稔典) #jhaiku #kigo
03-01 05:00

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【今日の季語2984:別記②】例句は、人を使う立場の方が雇用に絡む諸件に追われて使われる人よりもかえって苦労が多いことをいう慣用表現を踏まえたもの。その《苦労》を詞の表に出さず《春寒》によって暗示させたところから句趣が生まれた。#jhaiku #kigo
02-28 05:17

【今日の季語2984:別記①】当題の「寒し」が物事の性質や状態を表す形容詞であるのに対して、本題の「寒」はその語幹を独立させて名詞として用いたもの。《春が寒い》と《春の寒さ》の違いに相当する。 #jhaiku #kigo
02-28 05:01

【今日の季語2984】春寒(はるさむ)し:初春の時候季語「春寒(はるさむ)」の傍題の一つ。春寒し」は春になってもまだ寒さが残る状態をいうのに対して「春寒」はそのような春の寒さを表す名詞的用法に当たる。◆使はるゝ身より使ふ身春寒き(鈴木真砂女) #jhaiku #kigo
02-28 05:00

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【今日の季語2983:別記③】上掲例句からは、海の幸を豊かに与えてくれる願いを籠めて鋭く研ぎ上げた、その鎌への想いが、「匂ふまで研ぐ」という表現を通して余すところなく伝わってくる。 #jhaiku #kigo
02-27 05:03

【今日の季語2983:別記②】例句の「口開け」は海や山の産物採取の解禁日をいう方言。若布の解禁は地域によって異なるが、この時季に行われることが多く「〇日に若布の口が開いた」などとも表現される。 #jhaiku #kigo
02-27 05:02

【今日の季語2983:別記①】古くは海藻を単にメと称し、ワカメは本来《若い海藻》一般を指す汎称であった。後に個別種名ニキメ(和布)が廃れてワカメがこれに取って代わり、漢字表記も「和布」から「若布」に転じる結果となった。 #jhaiku #kigo
02-27 05:01

【今日の季語2983】若布刈鎌(めかりがま):三春の生活季語「若布刈る」の傍題で「若布刈舟(めかりぶね)」「若布刈竿」などの傍題も。岩や船の上から長い竿の先に鎌を縛り付け、海中に差し入れて若布を刈り取る。◆口開けや匂ふまで研ぐ和布刈鎌(佐々木 稔) #jhaiku #kigo
02-27 05:00

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02/26のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2982:別記】例句の句材「光悦垣」は京都光悦寺のものを原型とする竹垣の形式。平割り竹で組んだ粗い編み目の上部を束ねる半月状の竹枠が緩やかな傾斜で流れ落ちる。その狭い隙間を潜り抜ける猫が「垣をぐらつかす」としたところから俳味が生まれた。 #jhaiku #kigo
02-26 05:01

【今日の季語2982】浮かれ猫(うかれねこ):初春の生類季語「猫の恋」の傍題の一つで「恋猫」「春の猫」などとも。猫の発情期は他季にもあるが、俳諧ではその情趣に相応しい季節を当季と定めた。◆浮かれ猫光悦垣をぐらつかす(野口久栄) #jhaiku #kigo
02-26 05:00

とびぃ
一般
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02/25のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2981】梅月夜(うめづきよ):初春の植物季語「梅」の数多い傍題の一つで「夜の梅」の類題も。三字熟語の形を取らず「梅」と「月夜」を分置してもよい。◆ひえびえと酌むや鞠子の梅月夜(上田五千石) #jhaiku #kigo
02-25 05:00

とびぃ
一般
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02/24のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2980:別記③】「芹摘」は平安期以降《思う相手に自らの心を届けようとして叶わぬ苦労をする》意の慣用的歌語として用いられた。宮中の庭掃除の男がセリを食する后に恋心を抱きそれを摘んで届けたものの思いは叶わなかったという伝説に基づくという。 #jhaiku #kigo
02-24 05:09

【今日の季語2980:別記②】セリの語源は未詳であるが、これが競り合うように群生することを踏まえて「せる(競)」の名詞形セリの意と解する語源解がある。しかし植物名は古くからあるのものの、この動詞は近世以前に用いられた形跡がないのでこの解は疑わしい。 #jhaiku #kigo
02-24 05:07

【今日の季語2980:別記①】セリが文献に姿を見せるのは『日本書紀』天智天皇一〇年<720>の条に収める歌謡が古く、『万葉集』にもこれを詠んだ歌があり、古代から食されていたことが知られる。 #jhaiku #kigo
02-24 05:04

【今日の季語2980】芹摘(せりつ)む:「芹摘」の名詞形でも。三春の植物季語「芹」を同季別題「摘草」の個別傍題としたもの。セリは春の七草の一つで、芳香のある若い葉と茎を食用にする。◆摘みためし芹に日の香と水の香と(飯田龍太) #jhaiku #kigo
02-24 05:00

とびぃ
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02/23のツイートまとめ
twryossy

【今日の季語2979:別記③】例句に見える「くだかけ」はニワトリの古称で清音形クタカケが本来の形。クタは《腐れ》の意でカケは鶏の声を写した古擬声語カケロに基づく《鶏》の意と解する語源説があるが、真偽のほどは不明。 #jhaiku #kigo
02-23 05:16

【今日の季語2979:別記②】甲高い声を表す擬声語キイキイやキンキンに見るように、キ・ギはこの鳥の鋭い鳴声を写したもの、シは鳥を表す接尾辞と見られる。キギシがキギスに転じたのは、カラス・カケスなどの鳥名の語尾スへの類推が働いたことによるものであろう。 #jhaiku #kigo
02-23 05:02

【今日の季語2979:別記①】キギスはこれに先行するキギシの変化した語形で、キジもまたキギシの第二拍ギが脱落し、その濁音性が後続のシに移行してこの形が成立したと解される。 #jhaiku #kigo
02-23 05:01

【今日の季語2979】雉子(きぎす):三春の生類季語「雉(きじ)」の古語傍題で「きぎし」とも。親が子を思う愛情の切なるさまをいう「焼野のきぎす夜の鶴」の喩えにもこの語形が用いられる。◆曙や里はくだかけ野は雉子(闌更) #jhaiku #kigo
02-23 05:00

とびぃ
一般
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